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イノシシ肉の普及が環境や食問題解決につながる。その美味しさを一緒に伝えてください

味が的確に表現されることで、イノシシ肉を食べるシーンが開発され、イノシシ肉を食べる機会が増えます。 「イノシシ肉って○○で美味しい!」の○○を明らかにすると、環境問題や食問題を解決する大きなきっかけとなり、美味しく食べることが問題解決に繋がります。 私たちの集合知で『食べる文化』を作りましょう!

現在の支援総額

208,000

20%

目標金額は1,000,000円

支援者数

16

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/04/04に募集を開始し、 16人の支援により 208,000円の資金を集め、 2019/05/15に募集を終了しました

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味が的確に表現されることで、イノシシ肉を食べるシーンが開発され、イノシシ肉を食べる機会が増えます。 「イノシシ肉って○○で美味しい!」の○○を明らかにすると、環境問題や食問題を解決する大きなきっかけとなり、美味しく食べることが問題解決に繋がります。 私たちの集合知で『食べる文化』を作りましょう!

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 こんにちは。株式会社クイージの石崎です。
 私は、ジビエ肉(野生鳥獣肉)の卸売事業とイノシシ肉の生産事業を生業にしています。

 数年前までは、都心部のレストラン様にシカやイノシシの肉を卸すことが主でしたが、最近では個人のお客様から「ジビエ肉を食べたい」というお問い合わせをいただくことも多くなってきました。

「ジビエが好きでたまにレストランで食べている」
「食べたことがなくって興味があるんだけど、ちょっと二の足を踏んでしまう」

 いろいろなお声を聞く中で、一番多い質問は、
 『イノシシの肉って、どんな味なんですか?』
 です。

 牛肉や鶏肉とは少し違う。同じジビエでも鹿肉とは違う。そして似てはいるけど豚肉とも何かが違う〈イノシシ肉〉なのですが……。

 実は、このイノシシ肉の味についての質問──イノシシ肉はどんな味なのか?と聞かれたとき──に対して、どう回答すれば良いのか、食べたことがない人でも美味しそう・食べてみたいと興味をもってもらえるような伝え方を、私はまだ持っていません。
 そして、たぶん私を含めて他の誰も、イノシシの味を端的にあらわす表現をもっていないのだと思います。



 メディア等でも多く取り上げられたおかげで、野生の鹿や猪は「厄介者」として捕獲されていることをご存知の方も多いかと思います。しかし、その約9割が、ただただ処分されている事実をご存知の方……となるとグッと数が少なくなるのではないでしょうか。

 島根県邑智郡美郷町では、そんな「イノシシ」を地域の資源として活用しよう!と、地域が一丸となって「イノシシ」にまつわる事業に精を出しています。おおち山くじら生産者組合として約10年、それを引き継いだ株式会社おおち山くじらを設立して1年半。都合11年以上にわたって「イノシシ肉」と向き合い、イノシシ肉の生産、流通、加工品製造に携わってきた私たちですが、実は未だに「イノシシ肉の味をどういう風に伝えれば良いのか」について、言うべき言葉を定められていません。

「野趣味あふれる味」「野生の力強い風味」「豚に近いが、よりスッキリとしたお肉」

 個人的な経験を元に、個人的なオススメをすることはよくありますが、一般的に得心いく形では、イノシシそのものの味を表現できていないと感じています。


わたしたちは、古くから巷で愛されてきた日本の食材──イノシシ肉──が、一部の人の嗜好品や珍味扱いされるのではなく〈あたりまえに選択される食材のひとつ〉になる社会を目指しています。

イノシシ肉に興味をもってもらって、産地である地方に思いを馳せて。

「獣害」や「厄介者」としてイノシシ肉という食材を知るのではなく、「美味しい」という理由で知ってほしい。

そのために、この古くて新しい食材を紹介するための〈言葉〉を蓄積していかないといけないんです。



 ひとくちに「イノシシ肉の味」といっても、さまざまなパラメーターが関与し、評価を定めるのは難しいのかもしれません。肉質に関してだけでも、硬さ・柔らかさ、キメの細かさ、色味、脂のノリや多さ……キリがないばかりか、部位によって異なってきますし、それどころか「個体差」によっても大きく違ってきてしまいます。


 科学的な分析──成分・食味等々の分析──も必要ですが、私たちに今必要なのは「こんなお肉です!」と伝えられる言葉。もっといえば「みんなが食べた感想としてこんなことを言っている」ということなのだと考えています。


 上述したようにパラメータは多く、一筋縄では〈答え〉に到達できないかもしれません。でも、多くの人の声を何度も何度も集めて、リサーチと分析を繰り返すことで、『日本のイノシシ肉は○○である』と声高らかに宣言できるための根拠資料は作れると思っています。


── 言葉の力は偉大です。


 「あぁ、そうか。そういうお肉なんだ」という軸が言葉で定まるだけで、イノシシ肉にあった料理方法の開発や、食べるシーンの開発につながり、ひいては「ジビエの普及」にも繋がっていき、ただ捕獲されて捨てられる現状は少なくなっていくのではないでしょうか?


 この食材豊かな日本という国で、イノシシ肉もあたりまえに食材の一つとして食べられるようになってほしい。みなさんには、一緒にイノシシ肉について、「教えてあげる側」になってほしいと思っています。

 その第一歩として……ぜひ、今回のリサーチにご協力ください。

 日本の食文化に新しい〈あたりまえ〉を作りましょう。

 牡丹の花咲くこの季節に、皆様のお知恵を貸してください。




 今年の冬に捕獲したイノシシ肉の〈同じ部位〉を用意し、さらに、イノシシ肉の特徴がよく分かるレシピを同梱します。

 レシピは、野生鳥獣肉の普及啓発活動を行っている「NPO法人 伝統肉協会」の理事であり、私が最も信頼する料理人でもある『川口かずのり』シェフにご考案いただきました。

川口かずのりシェフ プロフィール
1974大阪府堺市生まれ。18歳でフランスに渡り、シェフへの道を歩みはじめる。フランス・ブルゴーニュ〈ル・ベナトン〉で修行後〈クラブNYX〉〈西麻布クリニャンクール〉で宮本雅彦氏に師事。現在は「現代青森料理とワインの店ボワ・ヴェール」オーナーシェフ。日々シェフとして腕をふるいながら多くのフードプロデュースも実施。NPO法人伝統肉協会では設立時から理事として、ジビエの普及啓発に尽力している。


 パトロンの皆様にはアンケートを用意しますので、レシピに従って調理して、食べてみた結果をご回答いただきます。

 アンケートは

1.調理をしてみてわかったこと
2.できあがった料理に関して
3.イノシシ肉の味を表現するキーワード

などについて、おおむね10分程度のアンケートです。


 「この機会にイノシシ肉をたくさん手に入れて、同梱されるレシピ以外の料理にもチャレンジしたい!」という方には、肉を多めにお送りするリターンをご用意しています。

 独自のレシピや食べ方のアイデアについても、ぜひお声を寄せていただきたいと思います。



 ◎ 募集期間:5月15日まで
2019年5月15日までをプロジェクトの募集期間とします。
募集期間完了後、順次、レシピとイノシシ肉をパトロンの皆様にお届けします。

 ◎アンケートの回収:6月30日まで
アンケートはWEB回答できるものをお知らせします。
6月いっぱいを回答期限とする予定です。

 ◎結果のまとめとパトロンの皆様へのシェア
7月中にはアンケート結果をまとめて、パトロンの皆様に公開したいと思います。



 「ジビエ」という言葉が一般的になってきており、多くの方が「聞いたことはある」「知ってる」時代になってきたと思っています。

 しかし、〈ちゃんと食べたことがある〉方……となるとぐんと数が減ってしまうのではないでしょうか。

 イノシシ肉を食べたことがない方も、いつも召し上がっている方も、この機会に〈イノシシ肉をあたりまえの食材にする〉ことにご協力ください。

 イノシシ肉の味が的確に表現されることで、イノシシ肉を食べるシーンが開発され、イノシシ肉を食べる機会が増えていく……。私たちの集合知で、もっとイノシシ肉を食べる文化を作っていきましょう。


あなたなら、イノシシ肉の味をどういうふうに説明しますか?

最新の活動報告

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  •  イノシシの味の違いがわかるお料理とレシピの報告会、多数のご参加ありがとうございました。報告会と名付けたのですが、まだ『イノシシの味の違いがわかるレシピ』は確定できておりません。 今日でプロジェクトの募集最終日ですが、現段階での候補になっているお料理3つをご紹介します。 どの料理も、めちゃくちゃ美味しいです。いっそのこと、全部レシピ化してパトロンの皆様に送ってしまおうかと、美味しい悩みを抱えています。・イノシシのシャリアピンステーキ シャリアピンステーキとは、事前に肉をマリネして、柔らかい食感にしているステーキのことです。今回、マリネに使ったのは玉ねぎとらっきょでそのまま上にのせて食べてもらいます。 また焼く直前にすり下ろしたワサビをぬっています。生のワサビはものすごく辛いですが、熱を加えることによって辛みがなくなり、香りだけがステーキに残ります。・イノシシのブランケット ボワヴェールの川口さんらしい料理だなぁと思いました。『イノシシの肉は、ブタ肉より牛肉に近い』 というイメージから、仔牛の代表的なフレンチ料理、ブランケット・ド・ヴォーのイノシシ肉版の発想を得たそうです。 今回使っているイノシシ肉は脂がのっている大人のイノシシなので、マルカッサンではなくサングリエ。フランス風に料理名をつけるなら、ブランケット・ド・サングリエといったところでしょうか? ブランケットとよく似た料理にフリカッセがあり、両者の違いはあいまいなのですが、ブランケットのポイントは煮汁が美味しいこと。煮汁を美味しく食べてもらうために、ショートパスタをあえた料理です。・味噌漬けイノシシの炭火焼き このプロジェクトを進めるにあたって、川口さんがレシピ作成でこだわったのは、1.先人の知恵、伝統を重んじること2.家庭で(手軽に)作れるレシピにすること。だそうです。 味噌漬けイノシシは、日本の伝統を重んじた料理方法です。かの有名な北大路魯山人さんも、イノシシには赤い味噌があう、と書いています。 一晩、八丁味噌につけてから焼きました。という、非常にシンプルな料理方法ですが、イノシシの脂と味噌の甘味が混然一体となり、とんでもなく日本酒が飲みたくなる味に仕上がっています。日本では、古来から狩猟文化がありました。きっと昔のハンターさんもイノシシが獲れたら、シンプルに焼いて食べていたんだろうなぁと思います。 炭火は家庭で手軽に…とはいかないのですね。網の間から、おちた脂が熱されて煙になり、その煙がイノシシ肉に再度味付けをしてくれます。野外で炭火を使う機会があれば、ぜひ試してみたい料理です。もちろん、フライパンや魚焼き機などでも代用可能です。 もっと見る

  • 味が的確に表現されることで、イノシシ肉を食べるシーンが開発され、イノシシ肉を食べる機会が増えます。「イノシシ肉って○○で美味しい!」の○○を明らかにすると、環境問題や食問題を解決する大きなきっかけとなり、美味しく食べることが問題解決に繋がります。 私たちの集合知で『食べる文化』を作りましょう!今回はレシピを作ってもらう、ボワ ヴェール (Bois Vert)川口シェフのイノシシ料理を堪能いただきながらイノシシ肉の味を知っていただける機会を設けるとともに、みなさんとお食事を楽しんていただける機会としてパーティを行いたいと思います。みなさまのご参加をお待ちしております!日時  :4月27日(土) 18:00~参加費 :5000円(会場にてお支払いください)料理  :川口シェフのイノシシ料理+七輪でセルフ焼きにもチャレンジ飲物  :乾杯とマリアージュ用で2ドリンクご用意しております。     もっと飲みたい方は、持ち込んでもOKですし、当日のキャッシュオンも可。場所  :「ボワ ヴェール (Bois Vert)」MAP :https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13017110/dtlmap/参加のお申込みは、以下のFacebookのイベントページよりお願いいたします。https://www.facebook.com/events/622116328259510/ もっと見る

  • このプロジェクトの目的は、イノシシ肉を普及させるための壁──イノシシ肉の味を表現する言葉──をみんなで見つけること。今回、イノシシ肉と一緒に皆さんにお届けする『イノシシ肉の味がよくわかるレシピ』の作成を依頼しているボワヴェールのオーナーシェフ川口さんに、レシピ作成の進捗状況とイノシシ肉の味についてのヒントをお伺いしました。---------------------------------------------------------【本日のインタビュー】川口かずのり シェフ「現代青森料理とワインの店ボワ・ヴェール」オーナーシェフ。WEBSITE:https://www.bois-vert.jp/1974大阪府堺市生まれ。18歳でフランスに渡り、シェフへの道を歩みはじめる。フランス・ブルゴーニュ〈ル・ベナトン〉で修行後〈クラブNYX〉〈西麻布クリニャンクール〉で宮本雅彦氏に師事。日々シェフとして腕をふるいながら多くのフードプロデュースも実施。NPO法人伝統肉協会では設立時から理事として、ジビエの普及啓発に尽力している。今回のプロジェクトでは、リターン用の〈イノシシの味がわかるレシピ〉の作成を依頼しています。---------------------------------------------------------── 今回、川口シェフには『イノシシの味がわかるレシピ』の作成をお願いしています。そもそもシェフはイノシシ肉にどんなイメージを持っていますか?イノシシには2つのイメージがあります。1つは私のフランス修業時代で扱ったマルカッサン(marcassin)=(生後6か月以内の)仔イノシシのイメージです。脂がほとんどなくて柔らかい肉質のものが多いです。もう1つが、日本のイノシシ。日本産のイノシシで、マルカッサンを指定して仕入れた時には、想像以上に小さくびっくりしたことがあります。一般的に流通している日本のイノシシは、フランスではサングリエ(sanglier)という、大きいサイズのイノシシで脂が乗っているのが特徴です。フランスのマルカッサンはブタ肉と似ていますが、日本のイノシシの肉は、牛肉に近いイメージがあります。お肉の色や、焼き方、合わせるソースなんかもブタよりウシの調理方法のほうがあっている気がします。── 日本のイノシシ肉の味はどうですか?特に脂が美味しいと感じます。ボワヴェールで使う肉は、生産者が何を食べさせているかを確認してから使うようにしています。ひどい餌を食べさせてしまった家畜の肉は臭くなってしまいます。肉を見るだけではなかなか分かりませんが、どんな餌を食べさせたかで味の見当がつきます。逆に美味しい肉は良いものを食べさせたと言えると思います。その点、イノシシ肉は、野生動物の肉なので何を食べて育った肉かは確認できません。しかし、イノシシ肉の脂はさらっとしていていい香りがすることから、きっとイノシシが好きないい餌──体に良い自然の餌──を食べて育ったんだろうなと想像できます。── 香りって重要ですよね?そうですね。慣れがあってなかなか気がつかないのですが、牛肉、豚肉、鶏肉、それぞれの味の違いももちろんあるのですが、匂いの違いが一番料理に影響すると思っています。実際は、同じ種類の肉でも、匂いは違うことがあります。イノシシの脂の匂いは、どれもいい香りがします。同じ産地のイノシシでも香りは少しづつ変わります。きっと、イノシシの個性なんでしょうね。ごくまれにダメな匂いのイノシシもいるんですが……。── イノシシの味がわかるレシピに対する意気込みをお聞かせください。先月から相談を受けていて、考えているのですが、まだ完成していません。もう少々お待ちください。方向性は徐々に固まりつつあります。ポイントは2つあり、1つ目は先人の知恵を生かすことです。味噌を使ったすき焼き風の食べ方である北大路魯山人のレシピも参考にしています。塩だけで焼くというのも古来からの技法ですが、焼くという技法だけで美味しくさせるのは、一般家庭では難しいかもしれません。もう1つは、無理なく自然な感じの調理方法にしたいと思っています。木苺とかコケモモ等のソースで食べさせるフレンチの技法もあるのですが、イノシシ肉の味に加えるようなことはなるべくしたくないと思っています。味を加えれば加えるほどにイノシシのパワーがなくなってしまうような気がしています。個人的には、イノシシ肉を焼いた後のフライパンに春菊をサラッと浸して食べるとか、瓶詰なめたけとカリっと焼いた脂身をご飯に乗せて食べるとかが美味しいと思いますが、今回の趣旨とは違ってきます……ね(笑)相談を受けてから、2か月ぐらい、かなり悩んでいます。もう少し考える時間をいただきたく思っています。── ありがとうございます。レシピは来月中旬までに確定してもらえたら大丈夫です。よろしくお願いします。こちらこそ。一つ提案なのですが、イノシシ肉の味をもうちょっと深く知るための勉強会を開催しませんか?いくつか考えているレシピで調理したものを食べてもらうパーティです。イノシシ肉と牛肉が近いといっても、実際に食べてみると、よりイメージが持てると思いますし、どんなレシピがいいか、皆さんにも考えてもらいたいところです。── 面白そうですね。ぜひやりましょう。実際に食べながら楽しみながら、よりイノシシの味を深く研究していきましょう。石崎くんのプレッシャーがすごいから、レシピは勉強会までに考えておきます(笑)── プレッシャーなんてかけてないですよ!本日はありがとうございました。ありがとうございました。頑張ってね。-------------------------------------------------------------------------さて、いかがでしたか?イノシシの味について、いくつかヒントがあったような気がします。また、川口さんが言っていた、パーティに関しては4月27日(土)に開催を予定しています。詳細は、こちらのページでもご案内します。そちらも合わせて楽しみにしていてください!  もっと見る

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