ホー、ソー、ソー、ソーソーソー、見よ。わたしたちのからだもまた血が流れる、戦場なのだ。怒りがあり、憎しみがあり決壊を待つ、沸騰がある。ちのみごがいてちのははがいるホー、ソー、ソー、ソーソーソー、血を流すのではないわたしを敵に明け渡すのではなくわたしをわたしに明け渡すつぎの命を育てる乳を流す赤い血が、赤味を漉して、白い乳に変容したときの身の内にも戦いがある血と血の、戦いを戦うな血を流す人と人の、血を流す国と国のこころ通わせるために、歌も言葉もあるのだと――「乳の流れる歌」宮尾節子*全文はこちらに ☆乳の流れる歌――Crossroad of word*写真はFacebookモンゴル通信より☆モンゴル通信






