皆さまのご支援で発刊できた詩画集「本から生まれるものは愛」。その売り上げを使い、福島の子どもたちと共に実施するキャンプも今春で8回を数えます。以下がその案内状です。 福島ハーメルン・プロジェクトジョイントチームの活動に対していつもご支援いただきありがとうございます。8回目を迎える2016年度の春のキャンプがまもなく開催されます(3月24日~3月28日 in淡路島)。参加者は6家族18人。昨夏に続きゲストハウス「花野」さんを拠点に、力いっぱいキャンプを行います。 主な予定は以下の通りです。 24日 被ばくの程度を調べる定期健診 25日 潮干狩り ヒジキ・ワカメ採取と釜揚げ 26日 手品教室 「希望の凧」作りと凧揚げ 27日 地元小学校とのミニバスケット交流試合 だるま森+えりこさんの音楽イベント 旗作り もし可能であれば、キャンプまで足を運んでいただき、逆境を跳ね返し、たくましく生き抜こうとする子どもたちの姿を見ていただけたらと思います、今回も「ひとりの病人もけが人もだすことなく、さらに元気に、強く、大きな存在になって福島へ帰る」を目標に頑張ります。今後ともご支援よろしくお願いいたします。 福島HPジョイントチーム 木田拓雄 〒656-1724 淡路市野島平林56 090-1678-0609
2016年3月24日(木)~3月28日(月)まで淡路島で行なう第8回「春休みワクワク淡路島発見キャンプ」の参加者が決まりました。福島から5家族15名 西宮の避難者1家族3名。計6家族18名を招いて開催します。1回目から参加の6年生が4名いるなど、記念すべきキャンプになります。ご支援よろしくお願いします。
福島の子どもたちを淡路島に招く活動をしているハーメルン・プロジェクトジョイントチームです。皆さまのご支援で出版・販売できました「本から生まれるものは愛」は、絶好調とも言えませんが、チームメンバー全員で販売に励み、何とか売り上げを伸ばしています。支援していただいた本の販売で得た資金によって行なう、2016年度の「ワクワク淡路島発見キャンプ」の日程が以下のように決まりました。 春のキャンプ 3月24日(木)~3月28日(月) 夏のキャンプ 7月28日(木)~8月1日(月) 現在参加者を募集中です。詳細・申し込みは以下のメールで。joint@hamelnjoint.com 「本から生まれるものは愛」の続編とも言うべき、連作詩「世相・2015」をブログで連載中です。その中の1篇「白い蝶」を投稿します。ほかの作品はブログでお読みください。http://bshouwtime.blog.fc2.com/ 「白い蝶」 いまこそわかっただろう 自分らしくあろうとする ささやかな願いでさえ 大きな力と戦わずして得られないことを いまこそわかっただろう 現在への無関心は 心に雑草をはびこらせ 不服従の芽を根絶やしにすることを いまこそわかっただろう 汗をかかずに得られる益は 生白い手をした凡庸な政治家の 隠された願望に投資されるだけなのを いまこそわかっただろう 手品師がシルクハットから ハトを取り出す手口で 平和から戦争が生みだされるワザを いまこそわかっただろう 単調な日々に耐えられない弱さが 殺し殺される苦海でさえ 「ここでないどこか」への夢の扉と勘違いさせてしまうことを いまこそわかっただろう 街で流れた血によって 大きな会社はふところを肥やし 子どもの涙で金を浄化する仕組みが いまこそわかっただろう 一歩一歩深い気づきで歩まなければ 永遠と1日の誓いでさえ たった70年で破棄されてしまうことを いまこそわかったろう いやな時代へと傾斜していく前には 弱きものに差し伸べられる手をうとましく思い かぐわしい共生が物足りなくなることを いまこそわかっただろう 豊かさへ不信の目を向け続けなければ ふるさとを放射能で奪われるのを防ぐ手立ても 戦場に向かう兵士を阻む方策もなくなることを 怒号やののしりで いやな時代を押しやることはできない デモやプラカードでも この不愉快な時代を遠ざけられないだろう だけどまだ手遅れというわけではない 昔の詩人が詩ったように それが過ぎ去る前に 気づかなければならないしるしがある 目覚めていよう 耳をすましていよう みにくい影や猛々しい足跡が 身辺を乱さないかどうか 音楽をかけダンスをしよう 湖畔に櫂の音を響かせ愛を育もう いやな時代はすべての美しいものへの 破壊と挑戦だから 心のうちに 思索ができる静かな森をもとう 自分への深い信頼からわきでた 自ずからの手だけで編んだ言葉を大切にしよう つましく生き 旗色になびかず ゴツゴツした手を愛し 財が尽きれば堂々と野垂れ死ぬ覚悟をもとう 白い蝶が飛ぶ そのたおやかな翅は 海峡さえ渡る
夏のキャンプが終わり 報告書作りがはじまりました。 昨日は東神戸診療所をたずね 所長の郷地秀夫先生に インタビューをさせていただきました。 とても貴重な話でしたが 私自身どこまで理解できたか心もとなく わかりやすい記事にするため これから取材メモと格闘を続けます。 A4 フルカラー 16頁の「報告書」は 9月初旬に発刊予定です。
キャンプは最終日を迎えました。 「ひとりの病人もけが人もだすことなく 来たときよりもさらに元気に、たくましく、 大きな存在となって福島に帰る」 このキャンプの目標は成し遂げられたと思います。 無事福島到着の保護者からの電話によって キャンプは終了しました。 今回もいくつかの取材を受けました。 神戸新聞、読売新聞ほか、 はじめてNHKの取材がありました(いずれも7月31日) 関西地方と福島で放映されたようです。 このキャンプは多くの皆さまの寄付によって実現しました。 また「しみん基金KOBE」さまおよび 「大阪矯正管区教戒師連盟震災ボランティア」さまから いただいた助成金を活用させていただきました。 キャンプ中以下の皆さまから、 米、野菜などの差し入れをいただきました。 津久井理恵さま(松戸市)、荒田恵子さま(淡路市)、 山田建太さま(伊那市)、有本正彦さま(岡山市)、 BEAR会の皆さま