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世界ブランド「ソニー」を創った盛田昭夫氏の幻の経営書『新実力主義』を今に伝えたい

ソニーを世界的企業に成長させ、経済界や産業界に大きな影響を与えた経営者 盛田昭夫氏による1969年の著書『新実力主義』。日本人や日本企業が持つ長所を見つめ、社会における「自由」や「働きがい」とは何かについて語った本書は、会社に縛られず自分らしく生きたいと願う人が増えた今こそ読んでいただきたい本です!

現在の支援総額

1,608,000

160%

目標金額は1,000,000円

支援者数

120

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/08/27に募集を開始し、 120人の支援により 1,608,000円の資金を集め、 2021/10/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,608,000

160%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数120

このプロジェクトは、2021/08/27に募集を開始し、 120人の支援により 1,608,000円の資金を集め、 2021/10/15に募集を終了しました

ソニーを世界的企業に成長させ、経済界や産業界に大きな影響を与えた経営者 盛田昭夫氏による1969年の著書『新実力主義』。日本人や日本企業が持つ長所を見つめ、社会における「自由」や「働きがい」とは何かについて語った本書は、会社に縛られず自分らしく生きたいと願う人が増えた今こそ読んでいただきたい本です!

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先日『新実力主義』復刊クラウドファンディングを盛り上げるべく、Twitterにて開催したフォロー&引用RTキャンペーン。https://camp-fire.jp/projects/151799/activities/307740#mainはじめてのSNSキャンペーンでどのように告知したらよいかわからず、当初はなかなか投稿が集まらずに思考錯誤しましたが、おかげさまで最終的にはたくさんの方からの「#ソニーの想い出」を拝見することができました。どの想い出も素敵で、『新実力主義』の著者である盛田昭夫さんが心血を注いだ「ソニー」という会社と製品が、多くの方の心の中、想い出の1ページにしっかり存在していることを感じることができました。本当にありがとうございました。今回選ばせていただいた10名は以下の方々です。@u0u6028 / @miniminiyukky / @_bon7heur_ / @mui7pu / @smile020304@yukkosudesu / @koi2happy / @baby_mana9 / @kengerbera / @GREEN_CAMERAみなさまから許可をいただき、文章を掲載いたします。※ 多くの元の文章には絵文字が使用されているのですが、  活動報告には絵文字を含めることができないので、残念ですがはずしました。--------------------------#ソニーの想い出だいぶ昔、試験の時のリスニングにイヤホンが必要でしたが耳穴の形的に一般的な物は使用出来ずシリコンゴム製イヤーピース型ヘッドホンがソニー様との初めての出会いでしたあれ以来ずっと私の耳はソニー様と共に今はステレオヘッドセットWF-1000XM4を購入検討中です--------------------------#ソニーの想い出学生のころカセットタイプのウォークマンを頂いていつも通学中聞いてたな。防水タイプとかワイヤレスタイプが出て買ったけど他のひとの音楽が聞こえちゃったりしてワイヤレスあれれ?ってなってた頃懐かしい。今はMP3対応のウォークマン使ってます--------------------------#ソニーの想い出子どもの頃内気だったので兄と2人でPS2のゲームをしていましたある日兄の友だちとゲームをして強いねと褒めてもらいクラスの男子に勇気を出してゲームの話に混ざり、一緒にゲームをするほどに!今でもオンラインで一緒に遊びます--------------------------クラウドファンディング挑戦応援しています20世紀を代表する偉大な起業家、小さな会社を一大世界企業に育て上げた盛田昭夫さんの考え方を一社会人として知りたいです!ソニービルのメロディステップで小さい頃よく遊ばせてもらいました懐かしいです(`・ω・´)#ソニーの想い出--------------------------#ソニーの想い出ウォークマンはSONY様のものを使っていました彼氏と一つずつイヤホンをして聴いた想い出甘酸っぱいです--------------------------#ソニーの思い出大学の入学祝いで祖母に買ってもらったソニーのパソコン「VAIO」ですなんでも万能にこなせ、渾身の論文も半年ほどかけて書いたので私の汗と思い出がつまってます今は故障してしまいましたが、祖母にもらった思い出の品なので大切にしています--------------------------#ソニーの想い出人生初ボーナスでソニーのブルーレイレコーダーを両親にプレゼントしましたおねだりされたような形でしたが、今思えばあの時プレゼントして、本当に良かったです--------------------------#ソニーの思い出大学生時代に初めて買ってもらったパソコンがVAIO(バイオ)でしたそれからずっとVAIO一筋です理系だったので研究データの管理や学会発表などで海外へもいつも一緒でした一度空港で行方不明になった時は後で見つかりましたが号泣しましたね今となってはいい思い出です--------------------------#ソニーの想い出大学時代の夏休みに、母が勤めていたソニーでアルバイトで働かせてもらいました事務補助の仕事でしたが、コピー一枚とる事から学ばせていただきました色々と刺激を受け、社会に出る前に良い経験をさせていただいた思い出があります--------------------------#ソニーの想い出私と主人の出会いは2006年の春主人が当時ハマっていたのがPSPのモンハンでした一緒に狩りに誘われて、PSPを買い与えられ(笑)、夜な夜なお互いの仕事終わりに狩ってました今年の冬で結婚して15年になりますが、今でも主人とは家族であり、よきゲーム仲間です--------------------------今回のキャンペーンに参加してくださったみなさま、素敵な想い出をお寄せくださいまして、まことにありがとうございました!


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皆様、いつも応援いただきありがとうございます。今回の活動報告では、メール「応援」コース以外の方 全員に含まれるリターン品 "「新実力主義」語録ポストカード "について、なぜこのリターン品を考えたか、どういった方々にイラストをお願いしたかを含め、ポストカードに込めた想いを、詳しくご紹介させていただきたいと思います。<なぜポストカードをリターン品にしたか?>今回、盛田昭夫氏の著書『新実力主義』の復刊に向けたクラウドファンディングに挑戦するにあたって、どうやって世の中の方々に告知するか、開始する前にとても悩んでいました。私達の宣伝力のなさももちろん悩ましいところではありましたが、本を読まなくなっている世の中の方々、盛田昭夫氏のことをよく知らない世代の方々に向け、どうやって本の良さを伝えたらよいか?ということが一番の悩みでした。そんななか、あるイベントで「イラストレーション」が「言葉」や「想い」を表現するのにとても良い方法であると気づく機会があり、今回の復刊プロジェクトの一つの目玉にしたいと思うに至りました。盛田昭夫氏が『新実力主義』の中で述べている印象的な「言葉」を5箇所ピックアップし、様々な個性を持った5名のクリエイターの方々に、各々が「言葉」から感じたままに表現していただきました。通常のポストカード(100×148mm)より大きめのB6サイズ(128mm×182mm)に決めたのは、部屋の壁に飾っておいても絵になるように、ぜひ盛田氏の「言葉」を目につく場所に飾っていただきたいという想いが込められています。以下に、サンプルイラストを掲載します。※ 参加クリエイター(芦刈将/イワタニユウスケ/さかがわ成美/榊原ますみ/鴻奈緒 敬称略)※ ポストカード1~5(参加クリエイター50音順)※ サンプル画像は、実際にお送りする最終的なポストカード デザインとは異なる可能性がございます。各クリエイターについての詳細やSNS情報は、https://camp-fire.jp/projects/151799本文の ”「新実力主義」語録ポストカード ” の項目をご覧ください。■ ポストカード1(クリエイター:芦刈将)お願いした言葉は「生きがい」とは、働きがいのある場所(自分の才能を充分に発揮できてそのことが他の人のために充分に役立つ場所)を得ること『新実力主義』P21 生きがいは働きがいこの言葉の前に、盛田昭夫氏は以下のように語っています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー自分の人生を大切にしようと思えば、他人のすすめだけで簡単にはきめられないものだと思う。また、志望した会社が景気がいいとか、社風がよさそうだとかいうことは、本当によく考えてみれば、その人の幸福とはあまり関係のないことではないかと思うのである。一番大事なことは、たった一度しかもち得ない自分の人生を、「生きがい」のあるものとするために、この会社が適しているかどうかということだろう。『新実力主義』P20 君はなにができるかーーーーーーーーーーーーーーーーーー自分の幸福を第一に考え、働く場所を選ぶこと。50年前ならピンとこない発想かもしれませんが、今ならよく理解できるかと思います。芦刈さんが描いてくださった風景も、各々が自分の仕事に「生きがい」を持って、生き生きと取り組んでいる様子が感じられます。要所要所に潜んでいるソニー製品、いくつ気づきますか?--- 芦刈将 コメント ------苦労したところ:才能とは何なのか、個性とは何なのか、役に立つとは何なのか、アイディア、表現方法の部分で苦労しました。こだわったところ:登場人物それぞれが各ポジションで明るく楽しくクリエイティブに仕事を出来ている。そんな雰囲気を出せるよう意識しました。文章から感じたところ:仕事の現場は人生において、かなり多くの時間を費やす場所です。働きがいのある場所を見つけるというのは難しいことですがとても重要なことだと思います。私自身、イラストレーターとして活動できていることはとてもありがたいことだなぁと感じました。また、この本を読まれた方にも、(職場に限らず)生きがいを感じられる人生を歩んで頂けたら嬉しく思います。-----------------------------------------■ ポストカード2(クリエイター:イワタニユウスケ)お願いした言葉は一度しかない人生で、自分の道は自分で選ぶ権利と責任があるのである。適所は、自分自身で見出すものだという意欲を持ってもらいたい。『新実力主義』P90 「出るクイ」を求むこの言葉の後に、盛田昭夫氏は以下のように語っています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー自分で自分の適所を見出すためには、自分の才能、能力を真剣に考えなければならないので、そこに、本気になって勉強をする気持もあらわれてくる。教育、訓練に会社が安心して投資できるのは、日本の特徴だと、前に述べたけれども、勉強でも他人の意志や、命令では身につくはずはなく、本人がその意義を見出した時にはじめて、効果のあるものとなる。それには、勉強をすることにより、よりそれが役に立つ職場を選べるチャンスをつくる必要がある。それではじめて、学歴よりも学力を重んじる気持が出てくるのである。『新実力主義』P21 勉強は自分のためーーーーーーーーーーーーーーーーーー「学歴無用論」という言い方で誤解が生じてしまったと『新実力主義』の冒頭でも述べていますが、盛田氏は学歴ではなく学力が大事だと一貫して伝えたかったことがわかります。イワタニさんのイラストでも、意欲を持って矢印の方に向かって自分の道(適所)を選ぼうとしている若者達が描かれています。個性的なイラストの中に、ソニー製品がちりばめられています。--- イワタニユウスケ コメント ------ ソニー製品をうまく折り込み、自分のタッチと内容に照らし合わせ説明的になりすぎないようにと意識をしました。また若者へのメッセージということで当初は若者側の視点で内容を構成をしていたのですが、敢えて、年長側の視点として構成をいたしました。---------------------------------------------------- ■ ポストカード3(クリエイター:さかがわ成美)お願いした言葉は束縛がないという「…からの自由」に対して、「…への自由」は、積極的に自己を生かす自由である。『新実力主義』P225 自由の二つの区分この言葉の前に、盛田昭夫氏は以下のように語っています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー現代からは想像もできないような、不合理な束縛のもとに大多数の人びとがおかれていた。その束縛をなくして、自由をかちとるために、封建社会から現代にかけて、私たちの先達は、血みどろのたたかいをしなければならなかった。この時期に行なわれたいくつもの戦争には、直接自由の問題にかかわっているものが少なくない。こうして、私たちに確保された自由は、なによりもまず、束縛がないことであった。さまざまな束縛からの自由であった。いわば、消極的な自由であった。ここに、新しい課題がたちあらわれる。さまざまな束縛から解放された個々人は、何をするのか、ということである。『新実力主義』P225 自由の二つの区分ーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの「…からの自由」。現在だと ”マイノリティの問題”、”多様性の問題” が該当するかと思います。その束縛から自由になった時、次に何をするか?ということが本当の自由(積極的な自由=「…への自由」)だと盛田氏は述べているのです。実は、この非常に難しいテーマをどうイラストで表現できるのだろう?と思いつつ、さかがわさんにお願いしたのですが、個性的な形で「…からの自由」および「…への自由」を的確に表現してくださったと思います。この子(子?)達、束縛から解き放たれたあと、飄々と自分らしく自由へ向かっているように感じられます。この「自由」には「責任」が伴うわけなのですが、さらに詳しくは本書をご覧ください。--- さかがわ成美 コメント ------「…からの自由」とは「今いる場所から出て行きたいという想い」だと私は解釈しています。出て行った先でどうしたいのか。どういう自分でいたいのか。盛田さんにそこを問いかけられているように感じました。その問いかけはどんな人でも当てはまるし、自分自身にも当てはまる。自分にその問いかけをしないまま「出て行く」ということだけを目指すと、そこがゴールになってしまい、その後何をしたら良いのか分からなくなってしまう。経営書の言葉とはいえ「とても普遍的な言葉だな」と感じたので、表現や制作はあまり迷う事無く進められました。本質を見つめた盛田さんの言葉と、イラストとのギャップも楽しんでもらえたら嬉しいです!------------------------------■ ポストカード4(クリエイター:榊原ますみ)お願いした言葉は大人たちのつくりあげている社会というものは、決して完全無欠ではない。逆にいえばそこに私たちの仕事をする余地が、さまざまな形で残されているといってよい。『新実力主義』P218 庇護から参画への一大転換点この言葉は実際は本文では以下のように書かれています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー大人たちのつくりあげている社会というものは、決して完全無欠ではない。思春期・青年期には、だれでも多少は、世の中の不合理さ、不完全さ、場合によっては醜さに気づくようになってくる。(逆にいえばそこに私たちの仕事をする余地が、さまざまな形で残されているといってよい。)自分の能力も、いくらかつかめるようになり、将来の進路や職業、生涯たずさわる仕事などが、たえず、重要な問題として日程にのぼってくる。その手さぐりの時代、模索の極み重ねを経験しながら、しだいに、社会全体に深くかかわってゆく。社会の建設にかかわってゆく。『新実力主義』P218 庇護から参画への一大転換点ーーーーーーーーーーーーーーーーーー完全無欠ではない社会だからこそ、様々な形で仕事をする余地があるのだと、盛田氏が成人式を迎える若者達を鼓舞している場面です。榊原さんは子供のイラストが特徴的だったので、この言葉をお願いしました。不完全な社会とそこで仕事をする様子をパズルで見事に表現してくださいました。AIBOがかわいいです。--- 榊原ますみ  コメント ------ウォークマンやハンディカムをはじめ、様々なソニー製品のお世話になってきました。そんな想い出に浸りながら、楽しく描かせていただきました。イラストに登場する子供たちは、それぞれモノを創る仕事をしています。課題を探し、調査をして、対策を考えならが青写真を描いていることろです。想像力に限界はありません。盛田氏のメッセージを信じて、楽しみながらチャレンジしてほしいという気持ちを込めて制作しました。-------------------------------■ ポストカード5(クリエイター:鴻奈緒)お願いした言葉は「若さ」は無限の可能性に向かって開かれている。その若さを存分に生かして、新しい未来を築き、それを次の世代に伝えていただきたい。『新実力主義』P221 自由な創造力をもとめる激動の時代この言葉の前に、盛田昭夫氏は以下のように語っています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー私たちも、この大きな変化を生きぬくべく専門家の意見も聞き、新聞や雑誌、そのほか関連した書物にも十分な注意を払っているつもりである。しかし、この新しい社会が、新しい考え方やそれに基づく経験の上に成り立つ以上、私たちがどのように努力しても、その努力には一定の限度がある。若い皆さんの柔軟な頭脳や、過去にとらわれない自由な創造力 ー おそらく、新しい社会の建設には、どうしても皆さんの若い力に頼らざるを得ない局面がたくさんでてくるに違いない。『新実力主義』P218 庇護から参画への一大転換点ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「過去百年に起こった変化を、私たちは、これから十年か二十年のうちに経験することになるだろう」と50年前に語っています。そして、実際に社会は驚くほどの変化を遂げました。鴻さんは和とおじさんのイラストが印象的な方で、あえて「若さ」という言葉をお願いしました。「若さ」を年齢を超えた形で、寿司ができあがるまで・一人前になるまでの行程を小さい弟子達で表現してくださいました。--- 鴻奈緒  コメント ------最初は「若さ」「無限」「製造業」といった言葉に縛られていましたが、伝えたいものは私がよく描く職人さんにも通ずるものだと気付きました。そこで、着衣だけはソニーの制服にして、あとは自由に描かせて頂きました。モノづくりの面白さ、皆で創り上げる喜び、技を伝えるトキメキと受け継ぐ使命感、何歳になっても生き生き無邪気な人たち。描いているのは寿司職人ですが、そうしたものを感じて頂けたなら大成功!と思っています。---------------------------<【ポストカードコース】、【読み比べコース】に関して>2コースのリターンの場所に「ポストカードをランダムで1枚お届けします」と書きましたが、好きなイラストがある場合は、そのイラストをお届けするように変更いたします!クラウドファンディング終了後、どのイラストが良いかをお伺いしますので、その旨お知らせください。その他のポストカード付きコースに関しましては、全種類のイラストをお届けしますので、どうぞお楽しみに♪


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『新実力主義』が出版された1969年(昭和44年)当時のソニーや盛田昭夫氏の様子をより深く知るべく、クオンタムリープ株式会社代表取締役会長・ファウンダー、ソニー株式会社元会長であられる出井伸之様に、出井様の御自宅でお話をうかがってきました。出井様と盛田昭夫氏との御関係はとても深く、面白いエピソードを色々おうかがいすることができましたので、出井様より許可をいただき、ここにご紹介いたします。出井盛田さんは1967年くらいの時、若い人をヨーロッパ担当に3人選んだんですよ。20代の3人を、ドイツ担当、イギリス担当、そして僕がスイスおよびフランス担当。僕は28、9歳だったかな。命ぜられて3人で行ったんです。その時、盛田さんはそこにいた前任者を入れ替えることを決められ、若い我々にいきなり担当させたんですね。我々はどうしようということでお互いに助け合っていました。そういう想い出があります。木原すごく大胆な人事ですね!それは盛田さんが直接人事をされたということですか?出井ええ、そうです。それで前任者達が帰国してしまい、20代後半で会社のことがよくわからないものだから、仕事を一から全部覚えました。木原盛田さんとしてはヨーロッパの人事をいっぺん白紙にもどして、若い力でやり直しさせた、という感じなんでしょうか。出井そうだったのかもしれません。その他、日本に帰ってからは盛田さんからゴルフに誘われることがよくありました。金曜日や土曜日に、急に行くぞって電話がかかってくるんです。もう、盛田さんから電話がかかってきたら他に何があっても…(笑)木原そうですよね(笑)本当に盛田さんは遊ぶことも働くことも常に目いっぱいのスケジュールでいらしたんですね。出井はい。フランスもしょっちゅういらしていました。倒れられる1週間前も海外に行っていたり、本当に世界中飛び回って働いていた方でした。当時は盛田さんが次の経団連会長になられるという噂もあり、盛田さんが経団連の会長になっていたらずいぶん変わったと思いますね。残念に思います。木原そうやって行動力があって先進的な考えをお持ちで、実際にされていることも非常にグローバルでありながら、それでいて財界の方々が認めて、支持されて、是非そういうポジションにって言われる方ってそうそういらっしゃらない気がします。出井日本の財界の中では異端の方だったですね。なので盛田さんが会長になられたらどんな風になったかと今でも思います。木原出井さんがソニーに入るきっかけになったのはどんなところからですか?出井高校の時に、それまで大きかった半導体の機器が突然小さくなって、どこが作っているんだろう?と思ったら「東京通信工業」と書いてあったのがきっかけです。木原では「東京通信工業」時代に入社されたのですか?出井いえ。1960年、上場して「ソニー」に変わって2年目でした。昔は入る時に、新人面接があったんですよ。そこで僕は「申し訳ないけれどももう少し偉い人に会わせてください」っていったんです。そうしたら、井深さんと盛田さんに会えました(笑)木原言ってみるものですね!出井ええ、言ってみるものです(笑)当時まだ同じ部屋で、机を並べて井深さんと盛田さんが座っていらしたんですけれども、そこで僕は「僕は文系だけれども、半導体にひかれて面接に来ました。1年たったらヨーロッパに私費で留学に行くから、その条件を全部のんでくれたら入ります」といったんです。木原すごいですね。でも、井深さんも盛田さんもそういう人好きそうです。出井そうしたら2人で喜んでくれて、もう明日からインターンでいらっしゃいといわれて。だから、印象が非常に強かったかもしれないです。あの2人でなきゃ、ソニーじゃなきゃ怒られていたでしょう。意見が通りやすかったという他にも、1960年で女性の上司が大勢いたりと、先進的な良い会社に入ったなと思いましたね。木原出井さんしか知らない盛田さんとの面白いエピソードを色々伺うことができ、私が全く知らない1960年代のソニーがどんな雰囲気であったのかも伺い知ることができました。お忙しいなかお時間いただき、貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました!ー※ー※ー※ー出井伸之様(御自宅 リビングにて)写真にある、リビングの額に飾られたワインラベルの数々は、出井様がフランス駐在時に盛田昭夫氏と一緒にワインセラーを視察された際のものだそうです。ワインといえば、盛田昭夫氏の曽祖父であられる盛田家当主11代久左衛門 盛田命祺氏が知多半島でワイン造りに挑戦したお話が弊社既刊本『情熱の気風』に掲載されています。https://www.amazon.co.jp/dp/4909539077


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皆様のあたたかいご支援のおかげで、無事目標金額を達成することができました。改めまして感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。皆様への感謝の気持ちを込めて、ストレッチゴールを設定することにいたしました。ストレッチゴールは、170万円に設定します。●『学歴無用論』『新実力主義』の2冊をデジタル版で出版いままでデジタル版として出されていなかった盛田昭夫氏の初著書『学歴無用論』も含め、今回オフセット版で復刊することが決定した『新実力主義』とあわせて、盛田昭夫氏の著作2冊を、デジタル版にて出版に挑戦したいと思います。様々な方法で、多くの方に盛田昭夫氏の言葉や想いに触れていただきたいと願っています。より多くの皆様に『新実力主義』復刊プロジェクトを知っていただけるよう、FacebookやTwitter、InstagramなどSNSでの拡散にお力添えいただけましたら幸いです。残りわずかですが、引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!


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皆様、応援くださいましてありがとうございます!おかげさまでクラウドファンディング終了まで23日を残して、目標金額を達成することができました!!!!あと数日で達成できるかと思っており、急なことで心の準備ができていなくて、少し慌てておりますが、早急に皆様に喜んでいただけそうなNEXT GOALを考えてお知らせしたいと思います♪-------------------復刊クラウドファンディング ツイッターキャンペーンも現在 絶賛募集中!https://camp-fire.jp/projects/151799/activities/307740#main#ソニーの想い出 をつぶやいて是非ご応募ください。クラウドファンディング終了まで、他にも楽しんでいただけそうなことを考え中です。ひきつづき応援のほどよろしくお願いいたします!