
クラウドファンディングも残すところあと二日。達成率は88%、やっとここまで来られました。ここまで来れたことに感謝申し上げます。仕事の都合もあるので、すんなりと進まないことは分かっていますが、焦らず行きます。1台は田んぼに移動して、水が引くのを待つばかり。もう1台は、あと少しで完成。どちらも、製作段階での実験は終了しているので、田んぼでの試験を待つだけです。きれいに播種できたのか、芽がそろって出てくるのか、収穫量はどうなのか。最終的に経営に利益をもたらしたのか。そこまで調べないと、いい機械かどうかはわかりません。結果を見て、どこに問題があるのか、どう改善すれば農家に受け入れられるのか。農業機械に限らず、道具や機械というものはそういうものです。今日も播種機製作に行きました。政府の一番偉い方のおうちの前を通って行きます。まあまあきれいな道を抜け、でも、農場の入り口は工事中のためバイクしか通れません。奥に見えるが私の作業場です。近くの工場の作業員が住んでいるので、いつもこんな風に散らかっています。切断機の刃を交換して、部品庫の棚を作ります。作った部品や材料を整理しないと、工具箱を置くスペースがなくなりました。試験栽培中のサトイモ。そろそろ収穫して試食します。来年は増産予定です。今日も、バイクタクシーで帰ります。ここは、数年前までは湖でした。開発が猛スピードで進んでいます。夜は、プノンペンに最近できた動物病院の院長さんと夕食。ご出身は北海道です。残された二日間、でも、播種機製作の予定は淡々と進みます。多くの方々にお仕事をいただき、カンボジア農業の情報をできるだけ正確にお伝えし、還暦過ぎの私のライフサイクルは変わりません。農業は長い年数と、代を重ねた農家の営みの先に続くものですから。さあ、明日はシェムリアップへカシューナッツ畑の様子を見に行きます。日本では想定できないことがカンボジアの普通です。そう、日本の常識は日本でしか通用しないのですから。あ、農業の常識はかなり日本に近いと感じますよ。では、繰り返しますが、あと二日間、よろしくお願いします。