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LITALICOの鈴木悠平です。講義先行予約チケットの追加のご案内です。
「生命倫理」をテーマとした第8回講義の日程・ゲストが公開されました!
第8回 「生きる」を誰が決めるのか - 生命倫理と医療・経済
日程: 2020年2月12日
ゲスト:
立命館大学 生存学研究所 所長 立岩真也さん
ALS/MNDサポートセンターさくら会副理事長 川口有美子さん
親子の未来を支える会 代表理事 林伸彦さん
「生きたい」と、他ならぬ本人が願うこと。「生かしたい」と、家族が願うこと。その願いを叶えるために、医療が、福祉が、そしてそれに携わる人々が、取りうる選択肢を提示し、実行する。そうしたミクロな現場の願いと応答の背後にある、リソースの有限性、そして「自己決定」の困難さ。答えの出ない問いを前に、それでも私たちは何を考えなければいけないのか。3人の識者と共にこの問いに向き合います。
1人目のゲストは立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の立岩真也さん。社会学者として、筋ジストロフィーやALSなど、重度障害のある方への聞き取り調査を通した研究を長く続けてきました。自己決定や生存権について考察した著書を多く執筆、障害当事者を取り巻く社会環境が「善意の集合体」によって温存されてきた構造についても指摘しています。
2人目のゲストは川口有美子さん。ALSの患者家族と在宅ケアにたずさわる人たちのピアサポート団体、NPO法人ALS/MNDサポートセンターさくら会の運営や、在宅人工呼吸療法のための介護サービスの提供、ALS当事者の日常を描いたノンフィクション作品の執筆など幅広く活動しています。ALSをはじめとする難病当事者の「自己決定」についても、生命倫理の観点からその課題について提言を行っています。
3人目のゲストは林伸彦さん。出生前診断が普及すると障害のある子が生まれにくくなり、より暮らしにくい社会になってしまうかもしれないという懸念の一方、出生前診断を避けると治療によって防げるはずの障害や救える命を見逃してしまうというジレンマに課題意識を持ち、「NPO法人親子の未来を支える会」を設立しました。出生前診断の意義、胎児医療の倫理観、社会への働きかけ、障がいへの関わりについて、多面的かつ組織的な働きかけに取り組んでいます。
歴史を振り返りながら、現代、そして未来に向けて、倫理という名の道標を見出したいと思います。
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