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現代オタク文学研究 ~類似で読み解くその系譜~

人気漫画「進○の巨人」のルーツについてはこれまで“謎本”などで様々に語られてきましたが、PCゲーム「マブラ○」シリーズとの関連に特に注目して検証してみたところ、古今東西実に多くの創作物等が両作品に影響を及ぼしていることがわかってきました。現代オタク文学の系譜作りに挑みます。

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このプロジェクトは、2019/11/09に募集を開始し、 2019/12/20に募集を終了しました

現代オタク文学研究 ~類似で読み解くその系譜~

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このプロジェクトは、2019/11/09に募集を開始し、 2019/12/20に募集を終了しました

人気漫画「進○の巨人」のルーツについてはこれまで“謎本”などで様々に語られてきましたが、PCゲーム「マブラ○」シリーズとの関連に特に注目して検証してみたところ、古今東西実に多くの創作物等が両作品に影響を及ぼしていることがわかってきました。現代オタク文学の系譜作りに挑みます。

エンタメ領域特化型クラファン

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まずはここをお読みいただいていることに感謝いたします。

 私は2013年頃から近所の公立図書館で青少年の読書啓発を目的とした展示発表のボランティア活動をしております。“たんぽぽヶ丘のディオゲネス”とでも名乗っておきましょうか。
 早速、研究のご説明へと参りましょう。
(※諸般の事情によりここからは伏字が多くなります。読みにくいとは存じますがどうかご容赦くださいませ)

ディオゲネス23世(偽名)
元?漫画家。
目下開店休業中。はぁ~…

 大ヒットし映像化されるなど国内外で評判の人気漫画「進○の巨人(諫山創・著、2009年- )。今から2年ほど前、私がこの漫画を読んでどうにも気になり調べてみると、PCゲーム「マブラ○ オルタネイ○ィヴ」(アージュ、2006)との関連はずいぶん前から指摘され話題になっていたとのこと。これらを比較する切り口からさらに調査検証を重ねたところ、両作品には実に幅広い、数多くの創作物との類似・関連があることがわかってきました。それらを解き明かすことで創作物がどのように成り立っているのか、どこからやって来るのかが見えてくるのではないかと考えるようになりました。

現在、こちらで研究内容の一部概要を公開しております。
各図の解説はお試し版として公開中です。
http://camp-fire.jp/projects/177967/activities/108293#main
ぜひご覧ください。
これら公開版は検証のごく一部でしかない点は次の文書をお読みいただければ。。。
(図書館における第一回発表予定の内容はこちらの文書)
http://uploader.purinka.work/src/15344.txt.html

…これを発表に使わない手はないぞと図書館での展示企画にするべく煮詰めて参りました。そこで普段は図書館でどんな活動をしているか、ご説明します。
(註:オタク文学とはここでは漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベルやジュブナイル小説と呼ばれる小説といった作品群を指します。ある種の権威ある文学賞には縁のないものがこの範疇に入ります。決して悪意をこめた呼称ではありません。念のため)






 [図版解説] いつもお世話になっている八千代町立図書館の威容。いつ見てもグレイトだぜ!
そしていつ見ても(駐車場にかなり余裕があるときでも)何故か路駐が絶えない…


 茨城県八千代町立図書館のご厚意で、先に述べたように青少年の読書啓発を念頭に人気小説や漫画の紹介書評考察、時のノーベル賞、テレビ番組、アメフトといった話題もテーマにした記事を模造紙に書き連ね、つたない絵を添えて図書館掲示板に貼ってきました。これまで23作(先日図書館の奥に眠っているバックナンバーを引っ張り出して数えてみた。とある事情で年に一作しかできなかった時期もあったからまあ、頑張った方かな)発表させていただきました。人気小説や漫画を多く扱っているため、いささかここには貼り難い作品もあります。変な絵を描かなきゃいいのに…まあ、絵を描かずにはいられない性分でして。

 [図版解説] 2015年ノーベル賞発表の頃の作品。これを書くためニワカに物理オタクになった(忘れるのも早かった)。授賞式記念晩餐会の記事ばかりのメディアよりは頑張ったと思う。某大手新聞科学欄のニュートリノ特集記事より早く発表できたし。2016年ボブ・ディランの文学賞受賞も記事にしたけどそっちは内容が薄っぺらになってしまった。無念だ…

 きっかけは町内の学校生徒の職場体験実習でした。彼らが図書館のお仕事として“お薦めの本”をポップで紹介していた中に西尾維新の小説「化○語」(2006)がありまして、何となく手に取り、そう、ハマってしまったのです。どこの誰かも分からないその生徒くんに感謝し、私も何か紹介しどこかの誰かに素敵な本との出会いをプレゼントしようと思い立ったのです。最初に取り上げたのが小説「マルドゥック・○クランブル」(冲方丁、2003)で、改訂版(2010)完全版(同年)との表現の差異に注目、説明描写を削って臨場感に重点を置き、より視覚的映像的な文章に書き換えたことを取り上げ、ただ単に物語を読むだけではない読書の楽しみ方を提示してみました。以後さまざまなテーマで発表し続けております。

 〔図版解説〕題材は米澤穂信の小説<○典部>シリーズ(2001- )。2015年1月頃に書いた記事。登場人物の欠点が共感を呼ぶ学園ドラマとして論評。「僕は○達が少ない」(平坂読、2009-2015)は<古○部>によく似ている。<古典○>はアニメになったそうだが…よし、似てない。セーフセーフ。

 〔図版解説〕映画「○ック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)公開から30年、映画(続編「Part2」(1989))の中の“未来”の日付(2015年10月21日)を意識しその少し前に発表。念のためモザイクをかけたあたりに作品紹介、その周囲にニュートンからアインシュタインへの物理学変革の経緯、タイムマシンの可能性を論じた思考実験などを紹介。直後にノーベル賞のニュースがありここでの物理の勉強が多少役に立ったけど、これの続きはうやむやになった。何をやろうとしてたのかも覚えてないなあ…

 〔図版解説〕これも2015年頃か?セックス・ピストルズとパンクロック、忌野清志郎、モザイク(念のため)部分は漫画「○o-y(ト○イ)」(上條淳士、1985-87)を関連書籍と併せて取り上げた。おかげでロック史の勉強になった。この企画の続編では漫画「N○NA」(矢沢あい、1999- )を扱い、二人の主人公がシド・ヴィシャス(ピストルズ)の愛人ナンシー・スパンゲンをモデルにしてる話や「○ANA」の原型のひとつと思われるアニメ「○女革命ウテナ」(1997)との比較検証でまあそれなりの記事になった。

 こうして数年来、素人なりにまがりなりにも考察を重ねたおかげか、「○撃」や「○ブラヴ」、その関連作品を見ても様々に込められたものが見えてくるようになり、この2年でずいぶんな量の資料を検証し有力な手掛かりを得てきました。断片的な発見をどう繋げるか、脳内のイメージをどうやって人に伝えられるコトバにまとめるかでも苦慮しているところですが、問題は仮説の多くの部分を過去に見聞した記憶に頼っている点です。今はまだこれまでに自前で収集してきた資料、近隣の図書館や県内公立図書館相互貸借制度で入手できる資料を研究材料にしていられますが、やはり未見の新旧映像作品や漫画、ゲームの類に触れずに両作品を十全に読み解くことはできません(“何かありそう”なTVアニメ「ボ○ムズ」「○ンバイン」「イデオ○」「ガ○ダム」「マクロ○」も実はほとんど観たことがなくて…)。古い小説作品でも海外(邦訳)SFは特に難しく、図書館ばかりか通常のWeb検索でも見当たらないことがあります。そういった稀覯本を含む各種資料や、ビデオテープ再生機(ネットでテープのカビを個人で除去する方法を見つけました。過去に録りためたものを復活できれば資料代を抑えられるかも)、家庭用ゲーム機(そーゆーのと縁がなかったもので…)、交通費(古書店や図書館めぐり)、画材代(図書館発表時に、水彩絵の具の塗料が字を書くペンのフェルトに詰まるのか、サインペンの寿命が極端に短いので着色をコピックに切り替えたい)といった研究・発表用の経費お返し(リターン)に必要な経費(ご報告用の資料作成と通信費に皆様のご支援を充てさせていただきます。

※目標額(350万)ちょうどが集まった場合の予算例
(調査時に閲覧したショッピングサイトの価格を参考にしたもの。資金額に応じて購入する資料等の内容が変わってくる点はご了承ください)

・資料費 ‐ コミック、小説等の書籍類 ¥651,405
映像(DVD、BD、VHS) ¥1,005,761
[予算が許す限りDVD特典にはこだわりたい。たとえば「スター・○ォーズ」ルーカス氏のコメンタリーからは「○ブラヴ」の解釈に大きな示唆が得られた。コメンタリーは宝の山である。そうでない作品も少なくないが…]
ゲームソフト ¥80,821
・機器類 - 映像再生機、HDD、PCなど ¥310,970
[PS3、VHS再生機器、現在データベースに使用しているPCのHDDの換装増強、電源ユニット交換、皆様へのメルマガ作成に使用するペンタブやソフト(一番上の画像はアナログから描き起こしており、かなり面倒な手順を踏んでいる)、ノートPC]
・通信費 ¥296,928
[本プロジェクトが3年かかるとして算出]
・光熱費 ¥396,000
[その3年、PCや映像再生機器を始終稼動させることになると思われる]
・交通費 ¥100,000
[価格調査時に見つからないタイトルが思った以上にあった。古書店や遠方の図書館へ通うためのもの]
・CAMPFIREへ支払われる手数料・決済手数料 ¥654,500
計 ¥3,496,385


 物理的な報酬の一切ないボランティア活動であり、皆様に物質的に高額な返礼ができないのは心苦しい限りですが、ご支援いただいた皆様に図書館での展示と同様の報告、研究の進捗状況や推測仮説といったものを随時発信することでお礼とさせていただきます。どうか私にこの研究発表を続けさせてください。よろしくお願いいたします。

※ご支援が目標額を大幅に下回る場合でも図書館における展示発表は来年から行われますし、ご支援いただいた皆様方へのご報告も致します。その内容をより充実したものにできるかどうか、現状では平気で10年以上かかってしまいそうな調査研究期間を3年程度にまで短縮できるかどうかは皆様のご厚意に頼らせていただきます。重ね重ね、どうぞ宜しくお願い致します。

 〔図版解説〕2014年発表。ヤングの代表作として知られる「たん○ぽ娘」、私が最高傑作と見る中篇「時が新しかったころ(When ○ime Was Young)」、訳文の違和感が気になった長編「時が新しかったころ(Eridah○)」を比較、ラヴクラフトと二本立てで紹介した。この頃はまだ絵も字も不安定、中村氏の翻訳よりはるかに違和感だらけの出来だ。模造紙に水彩絵の具という組み合わせもそうだけど、不慣れな大きさで描くのって傍で思うよりずっと大変なんよ。デジタルのように修正もできないし。


エレンは誰に託すの?
その時、ミカサは?リヴァイは?
アッカーマンには何が託されているの?
リヴァイがイケて過ぎる!助けて下さい(TT)

 ・・・ええと、何やら興奮なさっているようですが、いつもお世話になっている図書館職員のうち、Hバードさんから謎のダイイングメッセージを頂戴しました。Hバードさんには「○撃」(特にリヴァイ)ファンの代弁者としてよく私の仮説憶測を聞いていただき、そのレスポンスで新たなアイディアや方向性を引き出してもらい当研究に多大な貢献をしていただいております。ありがとうございます。ていうかいつも勤務中に長時間拘束してしまって本当に申し訳ないです。これからもどうぞよろしくお願いします…
 ご希望(?)の件ですが、関連作品をいくつかつき合わせてみればヒントが見えてくるかもしれませんねえ。悩める服部さんのためにも関連が疑われる未プレイのあるゲームが欲しいところなのですが…

 “Wikip○diaを信用してはならない”とはずいぶん前からよく聞く言葉ですが、図書館での活動をするようになってからというもの、一般書籍、科学読本、歴史教養本、政治色の強いものから大百科事典にいたるまで、ありとあらゆる分野に“信用ならない”記述が潜んでいることを実感しています。私も用心してはいますが、自分で書いたバックナンバーを見返すともう直せない痛恨のミスに汗顔の至りです。誤りは改められれば良いのでしょうが、その機会がなかったらどうでしょう。時と共に“誤り”が“常識”になることも歴史上、多々あったはずです。Wik○pediaも次第に“一般常識”となりつつあるように思います。
 誤りの他にも取り返しのつかないことはあります。例えば宮崎駿監督の映画「○パン三世 カリオ○トロの城」(1979)で怪盗である主人公ルパンが銭型警部に変装し警備陣に「ルパンは俺に変装しているぞ」と言って現場を混乱させる場面があります。TVアニメでもおなじみのコントですが、山田風太郎の時代小説「○戸忍法帖」(1959-60)にも同様の場面があり、作品全体でも似通ったところがあります。もちろん本家ルパ○シリーズ(ルブラン、1905-34)からの要素も随所に見られますが、これらの類似は宮崎ファンやルパンマニアのあいだではごく初歩の常識なのでしょう。山田作品が今なお人気があるため偶然私は読むことが出来たのですが、のちに彼らが大昔の作家のごとく受験生に名前と作品名だけ暗記されるような存在になったとしたら、こういった件まで果たして語り継がれるでしょうか。そして現在、宮崎より知名度の低い作家が何らかの引用を行った事実の忘却はもっと早いうちにおきることでしょう。私が知るいくつかの図書館ではかつて一世を風靡したはずの平井和正作品の多くが閲覧室ではなく、閉架書庫に収められています。いずれは処分されてしまうのでしょうね。皆さんの地域の図書館ではいかがですか?
 以前、ある図書館(分室)が東日本大震災の影響で閉鎖されました。そこにはとある界隈に強い影響を及ぼしたと個人的に目しているロード・ダンセイニの古いファンタジー小説があったのですが、閉鎖と共に処分されてしまったようです。よその図書館から取り寄せて読めないこともないのですが、そのタイトルが今ちょっと思い出せません。私の記憶も日々風化していくようです。こうしたささやかな積み重ねが多くの人達で臨界に達したとき、または知っている世代が高齢化、やがて死に絶える頃に色んな物事が失われていくのではないでしょうか。

 〔図版解説〕制作時期不詳。漫画「ONE ○IECE」に登場する“藤虎”イッショウのモデルである勝新太郎(「○頭市」)を取り上げ、彼を扱った伝記“風”小説、伝記、勝新最後の映画「座○市」、北野「座頭○」を論評。お金を貰って書かれた映画評は当てにならないという教訓も得られた。

 経験上、私より豊富にその手のマニアックな知識を持つ人がいくらでも存在することを知っていますし、私よりずっとこの研究を行うにふさわしい、頭の回転の早い人物だってざらにいることでしょう。しかし作品間の関連性を確かめようとネットをうろついてみるとWikipedi○や、“パクリ”を告発せんと意気盛んなサイト(もちろん、感心させられる程には充実していますが)にも“竹林の賢者”たちは手を出すつもりがないようです。膨大な知識を蓄えたまま黙していたとしても例えば作家の類であればその知識自体が財産、飯の種なわけですから彼らを責める気は毛頭ありません。それでも、調べれば調べるほど私は、いま失われてゆく“何か”に急き立てられるような気になってしまうのです。
 人間、一生のうちにできることはそう多くはないでしょう。いつまで健康でいられるかなんて誰にもわかったもんじゃありません。ですから私も当面は「進○」「マ○ラヴ」両作品の周辺に限って解題に努めるつもりです。後日研究がある程度の完成を見た際にはこの複雑怪奇な引用の系統樹を公開、検証修正し枝葉を別の作品に繋げてくれる有志を募ろうかとも思っています。将来、Wikipe○iaに似たデータベースにまで成長したら…と妄想しないでもありません。そんな作業に果たしてどれほどの意義や価値があるのかは正直全くの未知数ですが、私の研究・発表とその継続にご賛同ご助力いただけるならこれ以上の幸いはありません。長文駄文(あと変な絵)、ここまでお読みいただき誠に有難うございました。

 〔図版解説〕2016年大河ドラマの話題。前年に妄想で描いたので見事に似てない。まさか全員和服だったとわー。2015年までいささか残念な作品が続いていたことを嘆いている。今の大河の低迷もこうした積み重ねの賜物である。三谷やくんくのせいではない。


 Q で、結局何がしたいわけ?
 A 「進撃の○人」「○ブラヴ」の作中にある他の創作物からの引用・類似性を検証することで創作物がどのように成り立っているのかを解明します。その結果として広く“現代オタク文学”の流れが形として見えてくることを期待する、そんな研究です。わかりにくくてごめんなさい。それを図書館で発表するのは先述のように青少年の読書啓発が目的ですが、大人が日常的に“知”を扱ってみせることはただ「勉強しろ」と怒鳴ったり読書週間と称して読書を強制するよりは意義あることだと思っています。読書感想文なんて読書嫌いの人を増やす拷問です(実は私も大の苦手!)。読書感想文コンクールで入選するためのテクニックやビブリオバトルで勝つための技やら、どうも本末転倒じゃないかしら。

 Q “パクリ”を暴きたてたいんじゃないの?
 A いいえ、違います。人間にとって模倣、引用一切なしに創作することはまず不可能ですし、作家が無意識のうちに引用することなんて日常茶飯事です。漫画「蒼○航路」でいう全てを頭に叩き込んでそれをすっかり忘れるエピソード(原案:李學仁 、作:王欣太 KC6巻、P.164。要するに知識経験を自身の血肉にしろ、て話ですかね、あれは)みたいなもので、かつて私も作品の仕上げ中に昔読んだ(執筆時から20年以上前に読んだきりの)漫画から引用してたことにふと気付き驚いた覚えがあります。意図的な引用であろうが無意識の引用であろうが当研究にとっては文化の流れのひとつとして意義あるものと考えています。

 Q 研究とやらはいつ終わるの?
 A ここまで2年程かかりました。まだ次々と新たな気付きがでてくる現状で、1年程度ではちょっと終わらないと思います。どうか長い目で見守っていただけませんか。「○撃」はあと1年ほどで終わるそうですが、あれ、きっと続編あるでしょ。1、2年で全てカタがつくようなここまでの展開じゃあないもの。“ループ説”もまだ有効でしょうし。

 Q 余った資金はどうするの?
 A 今のところ必要な資料が増える一方で余ることはないと思いますが、万が一、研究が完成をみてもし資金が余っていた場合は、その先に予定している「進○」「マ○ラヴ」以外の引用系譜の調査に充てさせていただきます。次の段階に研究を進めるにはきっと不足すると思いますがその際は再び募集することになるでしょう。ご賛同いただけるならばまたよろしくお願いいたします。

 Q あんたと同じことしてる人知ってるよ。いい気になって恥ずかしくない?
 A そうですか、是非詳細を教えてください。情報提供は心底、とても有り難いです。どうもネット事情に疎いものでして。引用・類似やキャラクター、台詞(リヴァイ先生の名言とか。初めて読んだ時からどこかで聞いたことがあるような気がして、ずーっと気になってるんだよな…)、イベントの元ネタなどの情報もお待ちしています。あ、特に恥ずかしくはないです。同じ題材でも人によって切り口や見解結論は違ってきますしね。絵が下手なのはどうにもお恥ずかしい限りですが、やはり性分でして…

 Q 必要な資料って?
 A 今思いつく限り挙げてみましょう。序盤に「こちらの文書」で挙げたタイトルのうち半分弱が手元にあるか図書館ですぐ参照できるものでして、うち欠品の多い平井和正作品は最低でも《ウ○フガイ》《幻○大戦》は全部読んでおきたいところ。《吸血○ハンター》ってずっと続いてるのか…。自前の蔵書はほとんど処分してしまった漫画もきちんと読み直さないと。手塚並みに影響力の強い石ノ森、松本作品や永井「○ビルマン」は必須でしょう。『超人ロッ○』なんて新作とは別にリライトもされているようで。CLAMPワールドは他にどこと繋がっているか気になります。どうやら「ARM○」は必読らしい。「ファイブスター○語」は…? 図書館所蔵の漫画は不揃いのタイトルが少なくないし、相互貸借制度は漫画と視聴覚資料が除外されているんだよなー…。諸作品の“謎本”も読んでおきたい。県内図書館では児童向け簡略版しかないE.E.スミスやガーンズバックらの古い海外小説、そんな作品の中に有力“容疑者”かつネット検索に出てこないものがあるのですよ。まだ手をつけていない(普通に読むなら文庫本一冊半日もいらないが検証する読書は一週間以上かかるの…)M.ムアコック、ハインライン、A.C.クラーク、ハーバート《デュー○/砂の惑星》シリーズ、《○ァウンデーション》以外のアシモフ作品も手元にあると非常に有難い。日本SFの「筒井康隆全集」や光瀬龍なども手元にあると比較しやすいだろうなあ。〈涼宮ハル○〉、TVでなかなか面白いことやってたそうじゃないですか。原作もアニメも観ておきたいなあ。“ループ”は『攻○』でもやってるらしいですね。映像作品は本文にも書きましたがアニメも特撮も弱点でして、かなりの本数に上りそう。ゴジ○(虚淵「○ODZILLA」は必須かなあ?)やス○ー・ウォーズ、ヤマ○、ガ○ダム等の劇場版の一部しか抑えていないのでTV版作品を集めるのも観るのもえらくかかりそうです。『エヴ○』も新作では何をやってるのかなあ…。ゲームでは『マ○ラヴ』以外のアージュ作品(アニメも)や「○たわれるもの2・3」が気になって仕方ありません。剣乃ゆきひろが関わってない「EV○」の続編はさてどうしたものか…もし予算無制限だとしたら手塚治虫、石ノ森章太郎、小松左京、三島由紀夫らの全集も常時手元に置いて諸作品とつき合わせながら比較したいものですが、いやー、高い高い…うーん。。。

 当研究はまだまだ検証に多くの時間を要しますが、発表内容もかなりの量になりそうなので図書館における最初の発表はじきに(来年3月までには)始めることになります。一回に図説も含めて模造紙一枚分しか語れないので、相当の長期連載になると予想されます。“新発見”が影響を及ぼさないであろう部分から発表していく予定です。重ね重ね重ね、どうぞ宜しくお願い致します。

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  • 試供品について

    2019/12/08 13:06
     今回、「進撃の巨人」関連の内容を含めるものをご紹介できませんでしたが、TOP絵(二枚目)にほんのちょっとばかりヒントが記されています。いずれにせよ、本番では各作品についてもっと細かく、枝葉についても詳細に掘り下げていく予定です。 ここまでお読みいただき有難うございました。 もっと見る
  •  では「はてしない物語」(ミヒャエル・エンデ、1979)も検証してみよう。 この物語には「はてしない物語」という本を読んでいる少年・バスチアン、本の中で冒険している少年・アトレイユという二人の主人公が存在する。本の中の世界の女王“幼ごころの君”によるとこの世界は滅亡の危機に瀕しているのだという。世界を救う方法を探すため奔走するアトレイユ。手に汗握りその物語を読み続けるバスチアン。だが、真の救世主はこの本を読んでいる“あなた”なのだ!…さてどうするバスチアン!? 実は先に挙げた「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」はこの「はてしない物語」の翻案とみることができる。“幼ごころの君”によって本の中に引きずり込まれたバスチアンはその後好き勝手な冒険を繰り広げるのだが(*1)、その冒険活劇を鑑賞している“幼ごころの君”こそ「うる星2」でいう“ビューティフル・ドリーマー”なのだ。作中、“幼ごころの君”は現実世界でバスチアンが以前よく創作おとぎ話をしてやった近所の年下の少女であることが暗示されている(近頃はご無沙汰だったらしい)。その少女が現実世界で今どんな境遇にあるかはわからないが、バスチアンの“おとぎ話”を欲して彼を本の中に引き入れたのではないかと推測できる。「うる星」では普段つれない態度のあたるを眠れるラムがその夢の中に(愉快な仲間たちとともに)引き込んだのであり、「アンリミテッド」「オルタ」では「タケルちゃんに逢いたい!」という“眠り姫”純夏の悲痛な願いがタケルを「エクストラ」世界から引っ張ってきたのだ(*2)。「B・D」の上流にある「はてしない物語」も当然、多くの現代作品に影響を与えているといえよう。 前に挙げた作品の他にも「神秘の世界エルハザード」、(かなり変則的だが)「少女革命ウテナ」や「カードキャプターさくら」もまた「はてしない物語」の流れを受け継ぐ作品である。最近、ようやく新刊が出たという作り物めいた異世界を舞台にした「十二国記」シリーズもこの範疇ではないかと睨んでいるのだが、どうだろう(*3)。(*1)“幼ごころの君”はバスチアンを本の中に引きずり込んだ後、「汝の 欲することを なせ」という一文を残しどこかに消えてしまう。(*2)「B・D」における“幼ごころの君”はちょくちょく登場していた大きな帽子の幼女だろう。映画終盤にラム自身であることが明かされている。もし「エヴァ」で夢を見ているのがユイだとすれば“幼ごころの君”はレイ、『マブラヴ』で夢を見ている純夏に対する“幼ごころの君”は社霞(やしろ かすみ)…なのかもしれない。(*3)作中、「はてしない物語」を匂わせる会話文がある(延王・尚隆)。 もっと見る
  •  「カードキャプターさくら」(CLAMP、1996-2000,2016- )が「はてしない物語」の関連作品であるという状況証拠はあっても確証はない。なにせまだ完結してないし、「CCさくら」。 主人公・木之本桜(きのもと さくら)は、キャラクター論でいうとこれは「長くつ下のピッピ」(1945)に近い。活発で運動神経抜群、産まれてすぐ母を亡くしたため“母親が天使”でよくお空に語りかける…というあたりが重なる(但し、桜の場合語りかけるのは写真立てで、さらに母は比喩ではなくリアルの天使だ)。ピッピを(部分的でも)モチーフにしたキャラは珍しくなく、元々ピッピをアニメ化するつもりだったという「パンダコパンダ」(1972)、漫画「To-y」(1985-87)の山田二矢は父が外国船の船長、「ふしぎの海のナディア」(1990-91)ナディア姫はピッピの“根暗版”、「カウボーイビバップ」(1998)のエド(初登場時に警官二人と追いかけっこを繰り広げる)などと容易に挙げることができる。「マブラヴ」の鎧衣尊/鎧衣美琴はエドの流れを汲むからこれも… 話を「さくら」-「はてしない物語」に戻そう。早くに母を亡くした父子家庭という境遇と普段使われていない屋根裏部屋で“古い本”に似たカード入れを開くことで冒険物語が始まるという辺りが「はてしない物語」と重なるのだが、それ以上は解説が必要になるだろう。ここからは「さくら」=「はてしない物語」説が真であると仮定した上での推論。 桜は精霊を封じたカードを散逸させることで逃げたカードたちを集めるという任務を負う。企んだのは古の大魔導師クロウ・リード(故人)で、その魂の生まれ変わりが桜の父・藤隆、記憶と魔力を受け継いだのが柊沢エリオルである。桜が四苦八苦してカード集めをするうちにカードの魔力を感知し、香港から来日した李小狼はクロウの血を受け継いだ一族の末裔。当初、小狼はカード集めを競うライバルだったがカードは全て桜の元に集まり、最終的に桜と小龍は恋仲になる。2000年までの旧編では最後にエリオルが一連の騒動を総括し、桜が世界一の力を持つ魔術師になったと告げている。 普通、ファンタジーでは魔王を倒す等大きな目的があって、その手段として世界一の魔術を身に付けたりするものである。桜が危険を犯す動機は散逸させた自身の失態への負い目、「街が大変なことに」「カードさんがかわいそう」という小学生の女の子が命を賭けるには釣り合いそうに無い感情から来るものであって、世界一の魔術師になること自体を目的としてはいない。この物語の大きな目的とは何だろう。 「はてしない物語」で本の中の主人公・アトレイユは女王“幼ごころの君”から世界を救う方法を探せとの指令を受け命懸けの冒険を繰り広げた後、当の女王から実は任務の結果に大した意義はないという怒髪天モノの告白を受ける。命懸けの冒険をさせることで読んでいるほうの主人公・バスチアンを夢中にさせ本の中に引きずり込むことが狙いなのだという。「CCさくら」に当てはめると、桜のカード集め(及び書換え)自体には大した意義は無く、李小狼を来日させることが狙い…ということになろうか。ではこれを画策(CLAMP以外で)した「CCさくら」の“幼ごころの君”は誰か。エリオルは二人が結ばれることまでは予測できなかったと発言しているので、クロウ・リードではない。“おとぎ話”を欲した“幼ごころの君”はほぼ毎回桜の出撃に同行、危険を顧みず現場で目撃しビデオに収め続けた桜の親友・大道寺知世に他ならない。この世界は知世にとって極めて都合のいい世界だ。超優等生・知世が通う学校はかなり自由な校風で担任は優しくクラスにいじめも無し、授業もしょっちゅう遠足なり社会科見学なりで楽しい場所へ出かけている。自宅は大豪邸、母が常に仕事で多忙(*1)なため夜間の外出も自由(ボディーガードのエスコート付き)、無二の親友・桜とは一切いさかいも喧嘩も無く、しかも世界の危機を救っちゃうスーパーヒロイン(着せ替えもさせてくれるし)。これが知世の望んだ夢でなくて一体誰の夢なのか。知世こそが「CCさくら」世界の“ビューティフル・ドリーマー”なのである。 大道寺知世の外見は、平井和正「地球樹の女神」(1988-92)にある挿絵の後藤由紀子(山田章弘・画)に似ている。作中、平井自身が後藤にインタビューする(!)という章がありそこには「後藤由紀子さん、あなたはわたしのビューティフル・ドリーマーそのものなんです」と書かれている(徳間書店版、第3巻)(*2)。「地球樹の女神」のみならず、平井作品には世界を救う類の物語が見られる。「CCさくら」では桜と小狼が結ばれることでクロウ・リードの魂を持つ父・藤隆と天使である母・撫子の娘である桜と、クロウ・リードのDNAの後継者・小狼との間に子ができれば真のクロウ・リードの生まれ変わりあるいはクロウを越える何かになる可能性がある。これこそがこの物語の真の目的ではないだろうか。例えば将来、CLAMPワールド全体を揺るがすような大災厄(幻魔襲来?)が起きた際に「CCさくら」の世界からはその究極超人が合同救世主チームに参加したりするのかもしれない。(*1)もしかすると現実世界の知世は働きづめの母のためさびしい思いをしているのかもしれない…(*2)「美女の青い影」(1969)の後藤由紀子は「地球樹」の由紀子と同一人物とも明かしている。それを元にCLAMP「xxxHolic」などにでてくる次元の魔女・侑子は知世が成人した姿だとする説もある。実はこの話は以前、画材を求めに通っていた文房具屋で会った見ず知らずのCLAMPファンから聞いた話を元にしており、かなり有名な説なのかもしれないがそれはそれで構わない。当研究は独自の説を披露してドヤ顔をするのではなく、そういったものを繋ぎ合わせて広大な地図を作ることが目的なのだから。 もっと見る

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