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ダンス公演チケット無料(投げ銭制)「気軽さ」から始まる未来の鑑賞スタイルへ挑戦!

—ダンス公演は劇場で見るもの? お金を前もって払って見るもの? 既成概念を取り払い、誰もが日常のすぐ側で非日常を感じるチャンスを手にし、鑑賞後内容に満足したらお金を払う…新しいダンスの鑑賞スタイルへ挑戦し、観客にもダンサーにも優しい未来を切り開きたい!

現在の支援総額

1,154,500

57%

目標金額は2,000,000円

支援者数

157

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/08/14に募集を開始し、 157人の支援により 1,154,500円の資金を集め、 2019/09/30に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

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現在の支援総額

1,154,500

57%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数157

このプロジェクトは、2019/08/14に募集を開始し、 157人の支援により 1,154,500円の資金を集め、 2019/09/30に募集を終了しました

—ダンス公演は劇場で見るもの? お金を前もって払って見るもの? 既成概念を取り払い、誰もが日常のすぐ側で非日常を感じるチャンスを手にし、鑑賞後内容に満足したらお金を払う…新しいダンスの鑑賞スタイルへ挑戦し、観客にもダンサーにも優しい未来を切り開きたい!

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【ご報告】
2019/10/01 00:51
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【ご報告】私どもの挑戦の結果を報告いたします。支援者 157名支援金額 1.154.500円目標パーセンテージ 57%でした。真摯に受け止め、次の事を考えます。まず始めに信じて支援をしてくださった全ての人にリスペクト、尊敬と親愛をお返ししたいです。明日から青木尚哉によるサンキューメール配信を開始します^_^同時に、100%successに導けなかった青木の個人的な責任を重く受け止めいます。しかしこれで負けたくないです。みなさんの支援を裏切ることなく、来年3月に向け、思考と工夫をしていく覚悟でいます。今ははっきりとした事が発表できませんが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。ひとつのケジメとして、胸に刻まれる一夜でした。まことにありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。青木尚哉


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クラファン日記_15「終了日前夜」29日の夜です。投稿はおそらく明日(30日)になると思います。いよいよ45日間のチャレンジに明日結果が出ます。思い返すと4月。今年度のグループワークの公演会場を本格的に探し始めていました。東京中の平土間になるホールを調べ、それからイベントスペースや、その他いろいろな会場、都内各地を下見のために歩き回っていました。その間に、たくさんのプロデューサーや施設管理の方とお話しする機会を得ました。・現在僕のしている活動のこと・2020年3月にやりたいこと・だれが踊り、どのような公園になるのか・どのような人が観客として来場してくれるのか頭の中で目一杯想像し、お話しました。そして一番考えさせられたのは施設利用料と観客動員数のバランスでした。ようやく、ここでやれる!と思う場所に巡り会ったのが浅草橋にあるCPK GALLERYでした。7月の初旬だったかと思います。この会場探しの期間に並行し、グループの月一開催のイベント『EBILAB』では、観覧無料のパフォーマンスを数回行っていました。5時間をダンサーが踊り続け、観客はいつ来てもいつ帰ってもよく、気軽にダンスに触れてもらえるイベントです。正式に会場が決まり公演が現実化したその頃、制作の今村さんからある提案をされました。クラウドファンディングをして、チケットを無料化し、投げ銭制にするのはどうか?EBILABでの活動や、会場下見の時に話す僕の理想を聞けば聞くほど、多くの人にその想いを知ってもらう良いチャンスとなるのではないかと考えてくれたのです。芸術をもっと気軽にみてもらいたいという部分でも二人の思いが一致していました。それでもやはり、大きな挑戦となるとわかっていたので数日間は考えました。決意したのが7月中旬です。そこからが大変でした。まず、all in方式のあるキャンプファイヤー社を選び、フォーマットに従い、ウェブ上の支援ページを作り始めました。これまでの活動を振り返り、資料や写真を集め、文章を何度も書き直しました。貼り付け用の宣伝映像の製作では、映像作家の中村さんに撮影協力をいただき、編集は自分でやりました。そしてようやく、キャンプファイヤーの審査に出せたのは8月初旬です。これでok!と思いきや。まだまだ審査はやすやすとは通りませんでした。掲載の細部に至るまで細かく不備がないか、一つ一つ確認、クリアしなければなりませんでした。これまでの活動に関わっていただいた方のお名前の掲載するアイディアがありましたが、それも全ての方に了承確認のメールや電話をさせていただきました。プロジェクトの募集期間は、増税を見据えて9月30日までの短期決戦としました。やっとのことで公開にたどり着いたのが8月14日です。発案してからすでに45日経っていました。正直な話、公開したこの日、「やったー終わった!あとは待つばかり!」と思ってしまいました。そして、それが大きな間違いであったことはすぐにわかりました。序盤は本当にじわじわでした。1日1日がとても苦しかった。なんの音沙汰もない日が続き、「あれ、とんでもない間違いをしてしまったのだろうか?」と、正直凹んだりもしました。この頃支援いただいた方は、プロジェクトの内容はともかく「青木尚哉が何かしたいなら信用しますよ」って感じある方のような気がしてます。(きっと今もそういう方は結構いるのではないかともいますが特に)そのように支援を受けることに、最初の頃は戸惑いと責任を感じていたのも事実です。いてもたってもいられなくなり。。キャンプファイヤー社の公開後のアドバイスを読み始めました。「お金が集まるプロジェクト」ではなく「お金を集めることができるプロジェクト」そこにはそう書かれていました。公開に辿り着いたことで一旦尽きていた闘志に、再度火がつきました。・会う人会う人に、クラウドファンディングの話をしました。・公開ページだけでは説明が足りないということに気づき、付け加える内容をどんどん発信しました。・ある支援者の方からのメッセージに「私も参加させてください!」と書かれているのに感動しました。・クラファン日記を書き心中を語り、皆さんに臨場感を共感してもらおうと勤めました。・机の中に埋もれていた名刺を全てPCのアドレス帳に登録し、ダイレクトメールを1000通以上出しました。・制作の今村さんが紙大体のチラシを作ってくれ、一緒に配り歩きました。何が正解かわからないまま、思いつくことをしてきました。結果がぼちぼちとついてくることがわかると、本当に嬉しかったです。途中、100万円入れようか?という実業家の方にお会いしました。正直にいうとこの話自体は公開前にあり、もしかしたらこれで100万円は行くのかなという淡い期待をしている時期もありました。お会いした結果、その話はなくなりました。8月の終わりの頃でした。その時に思ったのが、1人の方に100万円の支援をいただくより、1000人の方に1000円づつ支援してもらえたら、どんなに素晴らしいことだろう、まさに支援すらも「気軽に」していただけるのがこのプロジェクトにはあっているはずだ。そう思いました。そこから「1000円でもお願いします」という呼びかけを心がけるようにしました。支援する際の手続きがあんがいと気軽にできないことが徐々にわかりました。これには手こずりました。今日も「手続きしたのだけれど上手くいってないみたいですがどうですか?」という問い合わせがありました。そしてこれは、僕の方で確認が仕切れないシステムになっています。プロジェクト終了後にしか、支援者のメールアドレスを教えてもらえないのです。他にも、ネット環境が苦手な方や、そもそもメールアドレスを普段活用してない方などには、今回のプロジェクト自体を全く伝えられなかったことも、どうにも出来ませんでした。30年も踊っていると、昔から支えてくれた優しい人たちの中にそのような方もたくさんいらっしゃるのですが。本当に申し訳ないです。また「同業者からの応援がこんなに嬉しいことだ」というのも今回知りました。特に同業者からは、チケット無料化(投げ銭制)には、賛否があるだろうなと予想していました。僕自身これが究極の答えではないことはわかっているし、でも現状に対して何か挑戦できないだろうか?と考えてのことです。そうした思いを汲んで、もしくは、否定的な意見を持ちながらも、挑戦に対しては応援するという意味か、その真意はわかりません。何はともあれ、同業者からの支援は、心に沁みました。。。9月に入ってからは、ペースが上がり現在(AM2:00)に、949,000円です。先ほども通知が届きました。当初プレッシャーだったこの通知も、今では勇気の源です。実を申せば、ネットやクレジット払いが苦手な方から現金書留などで寄せられた額が65,000円ほどあります。足すと1,000,000円に到達していることが今わかりました。50%達成です!!!!!さて、あと残り22時間となりました。100%は夢のまた夢かもしれませんが、奇跡を信じることに労力はいりません。明日も東京で活動が待っています、今は信じて寝るのみです。(お読みいただきありがとうございました!)熊本菊陽町より 青木尚哉#ダンス#ダンス公演#青木尚哉#青木尚哉グループワークプロジェクト#CAMPFIRE#クラウドファンディング


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みなさまへご報告です。僕らの挑戦も残すところあと2日となりました。「ダンス公演チケット無料(投げ銭制)「気軽さ」から始まる未来の鑑賞スタイルへ挑戦!」https://camp-fire.jp/projects/view/180263支援者数は100を越えましたが、金額は50%に満たずです。このままいくと、100%は難しい状態で、「そうしたらどうなるの?」と思う方がいらっしゃると思います。少し気が早いですが100%行かなかった場合についてご報告いたします。・all in方式での挑戦です・支援金額は僕の手元に入ります・3月の集成公演は予定通りの日程で行います。(5~7公演)・集まった金額を元に、そのうちの数回をチケット無料公演にしたいと考えています。普通に無料にするだけでは、他の有料公演のチケットが売れなかったり、無料にしても人が集まらない可能性も考えています。また、これまで応援していただいた観客のみなさま、今回のご支援いただいた方々への感謝とリスペクトを忘れず考えなければいけません。根源であるプロジェクトのテーマ「気軽に」を念頭に置き、新しい観客層開拓、公演スタイルの模索検討し、実施方法をさらに詰めてご報告させていただきます。最後に、これまで何度かお伝えしてきましたが、キャンプファイヤー社の取り決めから、プロジェクト終了の30日を過ぎるまでご支援いただいた方のメールアドレス、お名前はわからない状態です。・キャンプファイヤー社の会員登録をされている方(ログインした方)でユーザーネームに心当たりのある方・プログラム掲載のためのお名前を備考欄に記入いただいた方上記に当てはまらない方のご支援は、現在どなたかわかりません。一体100名を越えるどなたが、こんなにも応援してくれているのだろうか?それを知れるのは10月1日以降になります。本当に感謝をしております。。。リターンの時期はそれぞれですが、まずは「青木尚哉のサンキューメール」を早速送らせていただくのを今から楽しみにしております!!あともう数10時間の挑戦ですが、最後までどうぞよろしくお願い申し上げます!!青木尚哉#ダンス#ダンス公演#青木尚哉#青木尚哉グループワークプロジェクト#CAMPFIRE#クラウドファンディング


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クラファン日記_14「ラジオ出演」あと3日!と締め切りが迫りました。世界では様々な事件が起こり、日本でも多くの問題が山済みのなかで、自分の言いだしたこのクラウドファンディング。あと3日間で何ができるか考えています。昨日のラジオ出演では、とてもよい体験をしました。ラジオを聴いているリスナーは僕のことなど全く知らないわけです。まず初めに自分なりの自己紹介をして、その後にパーソナリティーの方にその自己紹介を突っ込みまくっていただきました。そのことでなんだかタイムスリップしたような気持ちになりました。・ダンスを始める前は野球少年だったこと。・ダンスを始めるきっかけは、先にダンスを習い始めていた姉のストレッチ体操だったこと。・少しですがモテたいって理由もあったこと。・最初に始めたジャズダンスの先生にバレエスタジオに連れていかれたこと。・そこには様々なジャンルのダンスに人生をかけ、レッスンに通う大人たちがいたこと。・僕自身が様々なジャンルを渡り歩いた理由は、アルバイトを辞めてダンス一本で生活したかったから「何でもやります」って理由だったこと。・コンテンポラリーダンスという言葉は20年くらい前からあったけど、僕が知ったのは10年前だったこと。・いつの間にかコンテンポラリーダンサーって呼ばれるようになったこと。パーソナリティーのしてくれる質問に答えているだけで、ものすごいスピードで自分を振り返ることができました。さすがプロの仕事でした!次に現在の活動について聞かれました。・コンテンポラリーダンスは「ダンス界の開発・研究機関みたいなもの」という僕なりの発想。・3年前に青木尚哉グループワークプロジェクトを立ち上げたこと。・グループでは、1年毎の約束のもとに10数名のメンバーで週4日4時間を共有していること。・ダンス=身体、ダンスにおける身体のあり方を探求していること。・そのためのポイントワークというオリジナルメソッドがあること。・同時に社会の中でのダンスの在り方を模索していること。・その一環で、観覧無料で5時間の耐久パフォーマンス「集約させないパフォーマンス」を定期的に開催していること。・そこでひらけた環境にまで、ダンスを持っていくことでもっと多くの観客を開発できるという手応えを得ていること。etcこういった流れを元に今回のクラウドファンディングの挑戦があり、そこについてもお話しさせていただきました。もっと多種多様な人々に、僕らのダンス公演を見てもらうためのアイディア!それが、チケット無料(投げ銭制)の公演形態に挑戦につながっています。途中には「お気に入りの音楽を1曲持ってきてください」と言われジョン・ケージの「ある風景の中で」を持って行きました。本当は、4分33秒間をピアニストが楽譜をめくるだけで、音を発しない「4:33」というという曲を持ってきたかったけど、流石にラジオでそれな無いな(笑)と思い直したことを話しました。「ある風景の中で」はとても美しく、ジョン・ケージの中では、わかりやすい曲です。しかし彼はその半面でいわゆるわかりにくい曲や偶然性に重視した難解な曲も沢山作りました。勝手な解釈ですが、わかりにくかったり、計り知れない未知のものに、彼は興味を抱いていたのでは無いかと思います。最後のリスナーへのメッセージではここに触れつつ今の時代について話しました。・わかりやすいものについつい飛びつくのもアリだと思いますし、それが世の流れではあります。・でもそのすぐ隣には計り知れない世界が広がっている。(この世はわからないことに満ちている)・僕らのそう行ったものに手を伸ばす活動をしています。・研究や開発を含むため、わかりやすいことばかりでは無いし、上手くいかないことも沢山あります。・でも出来るだけそのわかりにくいものを皆さんの身近くまでお運びしたいと思います!・ぜひ、足を止め、目を止め、ご覧になってください!あっという間の30分間でした。いつもあれこれ考えると何時間も堂々巡りするのに、パーソナリティーの方とお話ししたことで頭の中がスッキリしました。さてさて。あと3日間です。支援していただいている方は、100名を越えました。大変ありがたいことです。最後にもう一度、埋め込み映像や、ページをシェア、拡散していただけますと、本当にありがたいです。どうぞよろしくお願い申し上げます!  青木尚哉


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クラファン日記_13「ダンスとお金、そして僕」これから書くことは、けして大きなお金の話ではありません。僕の身の周りで動いたほんの少し、でも僕にとっては切実なお金の話です。個人的な話でお聞き苦しくなる内容でもありますが赤裸々に30年をお金と共に振り返っています。結局のところ、お金に振り回された人生(ダンス)を送っています。高校生から始めたダンスに夢中になり、大学進学を辞めてひたすらダンスレッスンに通う日々。18歳。家を飛び出し一人暮らしを始めました。(始めはバイト先の店長の部屋へ居候でしたが。笑)バレエとジャズダンスを週に10レッスン。残りの時間は全てバイトに費やしました。レッスン代、アパートの家賃、わずかな食費による生活でした。2年ほどその状況が続いた後、たまに公演の出演に誘われるようになりました。しかし、そのためのリハーサルはたくさんあり、その分バイトの時間は削られ、もちろん下っ端でしたのでフィー(お金)はそれほど多くなく、わずかな食費はますます削られましたが、周囲の暖かい応援に支えられ、なんとか生活を続けていました。またこの頃から、クラッシックバレエ教室の発表会にゲスト出演する仕事が舞い込むようになりました。これは実際フィー(お金)の良い仕事でした。やり方次第では稼げる仕事。同世代のダンサーでも僕の3倍の年収を得る人もいましたが、ある意味ではダンスへの情熱を見失う恐れもある仕事(←僕の場合は)でしたので、注意深くセーブをしていました。僕には面倒な体質があるようで、なんとか自分のダンスを手っ取り早くお金に換金しよう!そう思うと、突然体調がおかしくなる。きっと順番の問題だと思うのですが、一生懸命やった結果がお金になる分には良いのですが、お金をもらうために一生懸命になるとどうも身体を壊してしまいます。どうも面倒臭い体質です。笑いわゆる下積みの時代が続きました。愚痴っぽく聞こえるかもしれませんが、僕としては今の自分を作ってくれた大切な時間でした。当時、ある恩師から言われたのが「とにかくファンを増やせ」でした。そのための方法として教えられたのが知っている人にとにかくDM(お手紙)を出すこと。まだ携帯もメールも主流ではなかったので、瓦版『公演のお知らせ』みたいなものを自分で書いて、封筒に入れて郵便で出す。20~30歳までの間にいったい何枚の切手買っただろうか?これもお金。笑しかし、そんなこんなで、自分が呼べるお客さん(チケットを買ってくれる人)はしだいに増え、それがまた他の出演にも繋がっていき、仕事も増えたように思います!それでも舞台に出れば、また生活(お金)が大変になる。夜中に急に不安になって、飛び起きてしまうような夜が続いていました。30歳。革命のような変化が訪れます。日本で初。給料制(年俸の月割り)で踊れるプロフェッショナルダンスカンパニーができるというのです。オーディションには日本中から多くのダンサーが集まりましたが、運よく合格し、滑り込むことが出来ました。1年契約を4度更新し、トータルで4年半の間をお世話になりました。同年代の会社勤めのサラリーマンと比較すれば、それほど多いサラリー(お金)ではありませんでしたが、人生初の固定給です。明日に怯える夜(←お金については笑)は無くなりました。税金や年金を定期的に収められるようになったのはこの頃からです。もう一つの変化は、DMを出さなくなったことです。ヨーロッパ的な考えのもと、このダンスカンパニーでは、出演者がチケットを手売りする努力をする必要はないと言われ、チケットは制作や宣伝部が売るので、ダンサーはダンスに集中して良い!というのがトップディレクターの考えでした。その点でもお金のことを忘れて、仕事としてダンスに打ち込むことができました。夢のような4年間でした。しかし、その環境を自ら辞めたのは、少なくともお金の問題ではなかったと確実に言えます。(そのあたりについてはまたどこかで。。)そして35歳再び、東京に戻ってきました。実力もキャリアも上がったとしても、東京の状況は何も変わりません。日本初のダンスカンパニーにあったような状況は、15年経った今も日本中にどこにもありません。お金に振り回される人生が再び戻ってきました。レッスン代をまた支払います。舞台に出演すれば生活が辛くなる日々も再びやってきました。DMも再開しました。この頃にはメールが主流になりました!(わずか5年ですごい変化です、テクノロジー)この頃、ある公演の制作者と出演交渉をした時に言われたのが、「青木さんのご出演で何人のお客様が増えますか?」という問いでした。続いて「青木さんが〇十名のお客様を呼べれば(チケットを販売できたら)、青木さんの言われる金額のフィーをそのままお支払いできます」と言いました。途中休止期間はありましたが、長年にわたりDMをしてきたので提案された枚数をお売りすることができフィーをいただきました。この時、DMを習慣づけてくださった昔の恩師へ改めて感謝しました。いつも観にきてくれている方には、生々しい話で申し訳ないですが、この制作者の課してくれたゴールはわかりやすいものでした。自分のフィーは自分で。しかし疑問は残りました。フィーとは対価です。見合ったもの価値。値段。どこかの時点で、対価としてのお金を求めることから逃げていながら、やはり今も、お金に縛られ踊っている自分がいました。。。2020年。自主公演について考ています。今度はダンサーではなくプロデュースの面からお金の格闘しています。劇場費用に始まり、制作費、宣伝費、スタッフ費用など数多の経費の項目を睨みつつ、公演回数、チケット代の設定を考えています。「一体いくらなら良いのか?」同業者の方もここを一番悩んでいると思います。そしてお金を中心にもの事を考えている自分に気がつき、また打ちのめされます。。。大変長くなりましたが、ここからが書きたかった部分です。次回公演は、対価としてのダンスパフォーマンスを目指しているわけではない。だからと言って、自分がやりたいだけのマスターベーション的な表現をするわけではなく。こうしてダンスで生き永らえてきた僕なりの、非経済的ではあっても見逃せない「社会の身体のつながり」について。そのリサーチの結果をパフォーマンスへと繋げたい。そんな作品を作り、そして多くの方に観ていただきたい。そのために、公演をする側と、公演を観る側の間に、チケット代金という「あらかじめの値段」をおかずに実行することができないかと考えました。それが今回の挑戦の源です!!これが成立すれば様々な付加価値が新たに生まれるでしょう。生まれてくる価値は想像しきれませんが、観客層の変化には大きな期待をしています。お金が原因で観ることができなかったということは無くなるのです。お金に振り回されている自分の人生(ダンス)に、一つの問いと応え(正解ではない)を得ることができます。ゴールではなく始まりとなる一歩です。そのために皆さんのご賛同がいただけましたら幸いです。お聞き苦しい話を最後までお読みいただきありがとうございます。ご支援だけでなく、シェア拡散、直メッセージも大変励みなっております。引き続きあと10日間です、どうぞよろしくお願い申し上げます。青木尚哉