10月4日(金)の朝、
とうとう枝肉になったみゆこが運送屋さんに運ばれてやってきました。
この日、友人Kくん(覚えていますか?笑 枝肉運搬機(仮)を設計して一緒に作ってくれた幼なじみです!)にも
みゆこが来ること、
ついに枝肉運搬機もろもろの装置を使う日が来たこと、
記録用の写真を撮って欲しいこと、
などを話し、がっつり参加してもらっていました。(Kくん仕事は?と心配になると思いますが笑 一応、というかむしろかっちりしたお勤めの人なので休みを取ってくれました)
難関だった室内への移動等は、
あの台車も活躍&トラックのお兄さんがマッチョだったことでほぼほぼ解決(笑)
すべて運び込まれ、いよいよ始まる。
というところで、
私は階段を駆け上がりました。
神さんと仏さんに報告です。
私は毎日拝んでいるわけではないのですが、
何かっていう時は必ず手を合わせています。
特に、お願い事をした時は必ず報告に行くようにしています。
みゆこをさばく作業を始める前に、
神さん、仏さんにも感謝と報告を伝えました。
おかげさまでたくさんの方から支援を頂いたこと、
竹内牧場さんから「みゆこ」という牛が買えたこと、
それから、
一頭買いの伝手なんてなかった私が、
たくさんの人のおかげで竹内牧場さんと出会えたこと、
家畜商の組合長だったという会ったことのないひいおじいちゃんも喜んでくれるかもしれないと思い、「牛」を買ったことを報告。
最後に、「今からみゆこをさばきます。どうか怪我なくさばけますように」と手を合わせました。
※肉屋の仕事は一歩間違えば大怪我をしてしまいます((((;゚Д゚)))))))
思い返せば牛を出荷した日
と畜場で獣魂碑に手を合わせ、
入荷した日
神さま仏さまに手を合わせました。
意識したわけではないんだけれど、
手を合わせるという行為が
一頭の牛の命と一緒にバトンのように
消費者の"いただきます"へと繋がっていく。(いただきますも、手を合わせますよね!)
改めて日本のそういう文化って
他の国にはない大切なものかもしれないな、と思いました。
余談ですが、留学中に英語しか喋ってはいけない校内で、何とかして「いただきます」を言おうとしていたクラスメイトが「Thank you food」と言っていたのが忘れられません(〃ω〃)
つづく