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「お肉博士」の三代目跡継ぎ娘が松阪牛一頭買いの復活に挑む!

昭和30年創業田中精肉店三代目お肉博士の私が人生初の「松阪牛一頭買い」に挑戦! 農家さんが一頭一頭愛情たっぷりに育てた極上の松阪牛を仕入れ自ら加工・販売する"お肉博士の直営店"ぜひご覧ください!

”跡を継ぐなら一頭買い” 「女には無理だ」と言われても、技術を受け継ぎ「いのち」を感じて働きたい。 そしてたくさんの人に「食といのち」のリアルを伝えていきたい。 お肉と旅と文章を書くのが大好き、熱くてわがままな「お肉バカ」の私が目指す ”新しいお肉屋さん”への第一歩を応援してください!

現在の支援総額

1,088,000

45%

目標金額は2,400,000円

支援者数

112

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/08/21に募集を開始し、 112人の支援により 1,088,000円の資金を集め、 2019/09/23に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,088,000

45%達成

終了

目標金額2,400,000

支援者数112

このプロジェクトは、2019/08/21に募集を開始し、 112人の支援により 1,088,000円の資金を集め、 2019/09/23に募集を終了しました

”跡を継ぐなら一頭買い” 「女には無理だ」と言われても、技術を受け継ぎ「いのち」を感じて働きたい。 そしてたくさんの人に「食といのち」のリアルを伝えていきたい。 お肉と旅と文章を書くのが大好き、熱くてわがままな「お肉バカ」の私が目指す ”新しいお肉屋さん”への第一歩を応援してください!

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2019/11/19 09:00
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今日はいつもと視点を変えて、

10/4 田中精肉店の1日に密着してくれた

Kくんの記事を載せたいと思います。

私にとっては

「外から見るとこんな風なんだ〜」

と新たな発見があって、

Kくんにとってはバリバリの自営業の1日っていうのが新鮮だったみたいで、

長いけどサラサラっと読める、面白い記事です(〃ω〃)

人が集まるお肉屋さんのアトツギ娘


2019/10/08 05:44

クラウドファンディングを通じて松阪牛の一頭買いを実現した三代目アトツギ娘が営む三重県津市の『田中精肉店』に1日密着して感じたこと。ここは、人が集まり、自然とコミュニティが生まれる、そんな場所だった。この記事では、彼女の挑戦の裏側と、僕とアトツギ娘の関係について書いてみる。彼女はかけがえのない”パートナー”である。

* * *

2019年10月4日、”みゆこ”がやってきた。

三重県津市にある『田中精肉店』の三代目アトツギ娘のえり子さんは、クラウドファンディングを通じて松阪牛の一頭買いを復活した。そして10月4日、一頭買いした牛がお肉となり、お店に運ばれてきたのだ。そう。みゆことは、松阪牛の名前だ。

田中精肉店は三代目の祖父が昭和30年に創業し、二代目の父へと引き継がれ、そしていま、三代目のえり子さんは、二代目とともにお店を切り盛りしている。

親の心子知らず

祖父や父の代でおこなっていた松阪牛の一頭買いを、最近はやらなくなっていたらしい。体重500キロ以上もある牛を一頭丸々仕入れて、さばいて・・・というのは、とても力と体力の要る仕事で、女性の三代目には無理だと思われていた部分もあったようだ。

僕はこのクラウドファンディングプロジェクトを裏でサポートさせていただいたが、初代の祖父、二代目の父、そして見守る家族から話を聞いたりしているうちに、「女性だから無理だ」という決めつけではなく、家族として娘を心配する親心が垣間見れた気がした。

それでも一頭買いをノリと勢いで実現してしまう三代目のエネルギーには圧倒される。(”ノリと勢い”とは、三代目本人が言っていたことだ。そうは言っていたが、決してノリと勢いだけでやれる仕事ではないと筆者は思うが。)

親の心子知らず。・・・いや、たぶん三代目も分かっているだろうけど、それでも自分がやらなきゃいけないという強い使命感と、一頭買いを通じて「命の重さを伝えたい」という想いは、素直に応援したいと思った。

三代目の想いを知りたい方は、ぜひクラウドファンディングの募集ページを読んでみてほしい。(現在、ファンディングの募集は終了しています)

僕なりの応援

画像1

クラウドファンディングは2019年9月末に募集を終え、そして2019年10月4日、朝10時に予定通り田中精肉店の店先に一頭買いした松阪牛がやってきた。みゆこと命名され手塩にかけて育てられてきた牛は、食肉の加工場で大まかに解体され、枝肉(えだにく)と呼ばれる数十キロのお肉の塊の状態でお店に運び込まれたのだ。

そこからは丸1日かけて枝肉をさばいていくのだが、これがなんと大変なこと。素人にはどこがどの部位かもよくわからないが、売り物となるお肉の美味しい部分には傷をつけないよう細心の注意を払いながら骨の周りや筋に沿わせて包丁を入れていく。

画像2

僕は、数十キロある枝肉を女性一人でも運搬できるように台車を改造したり、搬入当日の三代目の真剣な眼差しと挑戦の一部始終をカメラにおさめる役回りを仰せつかった。

これが僕なりの応援の仕方だ。ただ、素直に応援したいと思っていた。どうすれば三代目にとって喜ばれる応援になるかわからない部分もあったが、台車の改造や当日の撮影など、とにかく頼まれたことはやりきろうと、それだけは思っていた。

お肉屋さんのコミュニティ

搬入当日、僕はお肉をさばく様子をずっと撮影していた。もちろんお店は通常営業しながら。お客さんがちらほらとやってくる。頻繁に電話もなる。そんな忙しい中も作業は進む。

そしてお昼を過ぎた頃。クラウドファンディングを応援してくれていた近所の整体師さん、魚屋さん、学校の先生、インターンシップの学生さんがいつの間にかお肉屋さんの店内に集まっていた。いつの間にやら、異業種交流の場となっていた。

クラウドファンディングの話、お肉の話、(お肉屋さんのキッチンで)漁業界の話、これからの私たちの働き方の話・・・いろんな話に花を咲かせながらも、お肉の解体は進んでいく。

なるほど。このお店の良さが分かってきた。三代目を中心に、素敵なコミュニティができている。

もちろん先代の顔なじみのお客さんも夕方には顔を見せる。「娘さん、新聞にのってたねぇ。頑張っとるねぇ。」とねぎらうお客さんが次から次へと、入れ替わり立ち替わり、買い物を済ませていく。

これが、街のお肉屋さんなんだ。僕は自営業とは縁遠い会社員をやっているから、こんな日常がとても新鮮だった。とても貴重な体験をさせてもらったと思う。

三代目アトツギ娘は”パートナー”

彼女は僕の“パートナー”だ。そんな言い方をしたら、アトツギ娘は僕の婚約者のように思われるかもしれないが、そうではない。(僕は愛する妻も子供もいます。念のため。)

実は、僕とアトツギ娘は幼稚園児の頃から地元で一緒に過ごしてきた幼友達なのだ。同じ地域に住んでいたというくらいで、特別仲の良かった友達、というわけでもないのだが、地元の幼友達の頼みなら、応えてやりたいと思うのがこの町の人情ってもんだ。

最初は枝肉の運搬やつり上げるための装置作りをお願いされただけだったが、結局撮影だの宣伝だの、色々とやらせてもらった。精一杯要望に応えてあげること。それが自分なりの”応援”だった。

ちょっと前まで、ただの幼友達。それが今は、応援したい人。

三代目は新しい“街のお肉屋さん”のカタチを模索して、色々な発信活動をしていた。それを知っていたので、内容は違えど同じく発信するものとして、そして地元を盛り上げる仲間として、クラウドファンディングプロジェクトの前から素直に応援したい気持ちになっていた。

幼友達。これもひとつのパートナーシップのカタチだと僕は思う。これからも良きパートナーとして、田中精肉店の三代目を応援していきたいと思う。

田中精肉店 http://www.tanakaseinikuten.com/
・所在:三重県津市
・松阪牛と黒毛和牛の専門店
・WEB販売あり→ https://eocm.stores.jp/


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