台風8号フランシスコが近づくなか、昨晩から長崎にきています。
今年秋にローマ法王フランシスコが、長崎にみえられる露払い役として、台風はきているのでしょうか。
デジタル言語学は、ヒトに知恵があるのではない、正しい言葉を正しく学ぶことによって、ヒトは知能を高めると考えます。
正しい言葉を正しく学ぶというのは、日本のキリシタンたちが実践したことではないか。
彼らは、踏み絵を踏めなかった。言葉と身体が結びついていたから。彼らは、殉教をおそれなかった。イエス・キリストの生涯を知っていたから。
なぜ、キリシタンたちは、殉教を恐れなかったのか。なぜ、禁教のキリスト教を棄てなかったのか。このことを、考えてみたいと思いました。
キリシタンたちは、信仰生活のなかで、言葉と身体を結びつけていたのではないか。だから、嘘をつけなかった。
イエス・キリストのように殉教すれば、神のもとに行けると、聖書の言葉を信じていた。自分の命よりも、聖書の言葉を、優先させることができた。
宿は、浦上天主堂の前にある、長崎カトリックセンターです。
昭和20年8月9日に、聖母マリアの被昇天の祭りを準備していたキリシタンたちがいた浦上天主堂の上空で、人類史上はじめてプルトニウム型原子爆弾が炸裂しました。
原爆で無残な姿となった浦上天主堂は、アメリカのカトリック教徒たちから建て替え資金をもらう条件として、壊されてしまいました。
(高瀬毅「ナガサキ、消えたもうひとつの原爆ドーム」を是非ともお読みください。)
新しい浦上天主堂も、赤いレンガでつくられた美しいカテドラルです。
これからそこで、午前6時のミサに、参加してみます。
(上の写真は、アルハンブラ宮殿の夏の宮で撮影したもの。光と影のコントラストは、私たちの意識の深層に到達して、言葉と身体を結びつけるのに、役立つように思います。)