画像は、8月6日に香川の庵治町で撮ったものです。
47都道府県各地で手持ち花火をするヒッチハイク旅
3日目見聞録
この日は、ヒッチハイク、そしてこの旅の洗礼を少し受けたかもしれない。
10台目 庵治町まで
5日の晩、最後に乗せていただいたKさんのおかげで、手持ち花火を売っている塩谷町まで来ることができた。
セットの花火を朝に購入して、目的地の国道36号線の傍にある海岸へ向かうべく、スケッチブックにペンを走らせる。
この日は、あいにくの土砂降りが続いた。
ビッチャビチャになった自分と、荷物と、スケッチブックが酷く哀れで滑稽なものに思えて笑った。
国道11号線に出て、ひたすらに拾ってもらえるのを待っては場所を変えた。
そしたら、乗せてくださった。
Mさんという方で、目的地が庵治町という点が一緒なことと、ずぶ濡れだったから乗せたそう。
庵治町へ着いて、降りる際に折りたたみ傘をくださった。
目的地を過ぎて、庵治町まで載せてくださった。
若い頃、バイクで日本一周をしたそうで、その時に人に良くしてもらったそうだ。
その経験は無駄にはなっていないのではないかと言っていた。
僕もそう思う。
11台目 八栗駅
KMさん
雨でずぶ濡れの僕を乗せてもらった。
きっと、車は汚れてしまったと思う。車種はわからないけど、とても綺麗な車だった。
ご家族の方が、僕の前を通り過ぎた後に、一馬さんへ電話してくださったそうだ。
この時から、なるべく濡れないようにヒッチハイクをしようと心に決めた。
12台目豊浜SA
MHさん
どうしようもなくなった高松西ICで乗せてもらえた。
いくつもの職を経験した隙のない女性。
アパレル、夜職を経験して、人を見る目はいいそうだ。
人の仕草や服装、目線や表情で機微を感じ取れるそうだ。
すげぇ。
26歳、めっちゃ甘党。
カフェオレにガムシロップ五個をぶちこむ。
音楽好き。
ボカロも聴いていて、初期からの世代らしい。
めっちゃいい人。
ちょっとふくよか。
ご飯をご馳走になった。
傘をくださったり、ずぶ濡れのどこぞの男を乗せてくださったり、0時を回って乗せてくださったり、ありがとう。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。