11月24日(日)の地元紙、宮崎日日新聞にこんな見出しが掲載されていました。
“ 就農「全く考えていない」8割強 ”
これは、農業を中心とした地域産業の活性化策「アグロポリス(田園都市)構想」の実現に取り組んでいる宮崎産業経営大学(宮崎市)などが、県内の高校や農業大学校に通う760人を対象に実施した調査結果です。
「将来、仕事として農業をやりたいか」という質問に対し、「全く考えていない」と回答した人の割合は、実家が非農家の場合で84.9%。実家が農家の場合でも実に61%にのぼります。
実家が農家でもそんなに高いのか!と思いますが、親が農家だからこそ感じる苦労や、先行きの見えにくさがあり、子どもたちに影響しているのかもしれません。
宮崎県の農業産出額は全国5位(2017年)です。ところが、1985年に約7万8000戸あった総農家数は、2015年には約3万8000戸。農家さんの数が30年間で半分以下にまで減少していきます。
農家さんの数が激減していて、新たな担い手も確保しにくい。悲観するには十分なデータだと思います。もはやどうしようもない、とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここです。
もはやどうしようもないと思っていること。
私たちは、これをチャンスだと捉えます。
担い手が足りないぶんはテクノロジーで補う。人手をかけず、時間も短縮しながら、これまでよりも広い耕地でデータに基づく高い品質の作物を生産する。
農業の課題は深刻ですが、だからこそチャンスがあると感じています。
農業は、飲食からIT、商品開発、人材育成にいたるまで、本当に裾野の広い産業です。これが元気になれば、日本の経済、世界の経済にも好影響を生むことができます。
私がスマート農業の集積地をつくるチャレンジをしているのは、そうした理由からです。
クラウドファンディング、残り2日となりました。
スマート農業の集積地、必ず実現したいと思っています。応援&シェア、どうぞよろしくお願いいたします!