◇ご挨拶と、このプロジェクトでしたいこと
たくさん魅力的なプロジェクトがあるうち、サワディシンチャオのページをご覧になってくださり、
ほんとうにありがとうございます。
サワディシンチャオのオーナーシェフおぐしみきと申します。
できる限り現地で習ったそのままのレシピで、現地と同じ料理を。
今ほど東南アジア料理が一般的でなかった2001年から、
そのポリシーで東南アジア料理を手がけていたサワディシンチャオ(旧名=麦酒食堂)のオーナーシェフ、おぐしみき。
関西においては先駆的な存在でしたが、おぐしみきの体力的な理由で、
この春から、東南アジア食材雑貨店として生まれ変わることになりました。
サワディシンチャオは、東南アジアの食材を売る店になりますが
その大きな目的は、
ホンモノの東南アジア料理をもっと多くの人に知っていただきたいということです。
(サワディシンチャオの東南アジア料理たち)
ガパオの葉っぱの入っていないガパオごはんに代表されるように、
間違った東南アジア料理が闊歩している今、
セオリーを大切にした東南アジア料理の作り方を広めていけたら。
これまでの20年、東南アジア各地の有名シェフや料理教室の先生に習い、
実際に作ってきた知識を、お家で作る時のために伝授していきたい。
そして、せっかく購入した東南アジアの調味料類を、
普段の家庭料理にどんどん使ってもらいたいと考えています。
(タイの調味料やハーブ、野菜たち)
ナンプラーってどうやって使うの?
このハーブはどうやって食べたらいいの?
そういうなぜ?がサワディシンチャオに来れば、おばちゃんシェフおぐしみきに聞ける。
お買い物ついでに、「今日は作ったよ」というフォーなんかの軽食を食べたり、
お弁当を買って帰ったりもできる店。
ときには、東南アジアのいろんなことをワークショップもしているらしい。
新しいサワディシンチャオは、東南アジアの美味しい、楽しい、
それがいっぱい詰まったお店にしたいなと考えています。
(タイ料理クッキングクラスで作ったタイスキの仕上がり写真です)
◇そもそも サワディシンチャオってどんな店?
(2003年、サワディシンチャオ開業時のふたり。夫の畑憲和、そして おぐしみき。
それにしても若い。)
大阪・心斎橋駅と本町駅からちょうど真ん中、徒歩5分。
たくさんの人たちが行きかう北心斎橋商店街をちょっと横に曲がって、
さらに細い路地の奥にサワディシンチャオがあります。
18年前は、アルミサッシの空き倉庫だったところ。
その物件に一目ぼれした私たち夫婦は、そこを磨きに磨いて掃除を行い、
ベトナム/ホイアンの路地奥をイメージして自分たちでリフォーム。
小さなレストランを開業しました。
(開業当時の店内。当時の店名は「麦酒食堂 Beer&Bear」でした)
(入り口部分もテラス席にしていました。奥の熊さんは、ベトナム・ダナンで彫ってもらいました。150㎏の予定が、届いたものはなんと800㎏!)
開業当初は、大阪で初めてのクラフトビールの専門店でした。
そのため、いろんなメディアで紹介され、
日本中どころか、世界中から
ビールファンのお客様たちがわざわざ訪ねてきてくださいました。
しかし、ビールの原価率の高さから商売に不安を覚え、
2007年に、夫婦そろって大好きな東南アジア料理店に変更。
大阪の真ん中にありながら、まるで東南アジアにいるみたいと、
お客様に感じていただける店になりました。
◇サワディシンチャオの特徴 その1
料理人の世界はまだまだ男社会で、女性シェフはまだまだ少ないですよね。
しかし、本場そのものの料理を、日本人のおばちゃんが料理をしているのがサワディシンチャオです。
そのため、東南アジア各国等で20年にわたり習い勉強することを続けてきました。
マンダリンオリエンタルバンコクで長年、総料理長を務めていたヴィチット・ムクラ氏に師事、他にも各国で素晴らしい先生方から料理を習ってきました。
おぐしみきのプロフィールと習った先生方 →http://asianfoods.biz/shef/ogushi.htm
せっかくの勉強の成果を生かすために、サワディシンチャオにおいてもできる限り現地と同じ調味料を使い、同じレシピで作るように心がけています。
(サワディシンチャオのグリーンカレー。初めて召し上がった方は、そのさわやかで強いハーブの香りにびっくりされます。自家製ペーストで作っているから!)
その活動の成果として、タイカレーを自家製ペーストで作っていて料理文化に貢献しているという理由で、2015年にジャパニーズ カレーアワードに選出いただきました。
いろんな国での勉強の成果をお教えし、本物の東南アジア料理を知っていただきたいと、2008年から料理教室も実施してきました。
そこで教えたレシピの数は、1000を越えるほど。
東南アジア料理だけでなく、イタリア、アイルランド、イギリス、中東、モンゴル、ブータン、インド系、また飲食店開業講座なども実施しました。
◇安心安全の食材を使った料理たち
(奈良県宇陀市で無農薬レタスを作ってくださっているハンサムガーデンさん)
(大阪近郊で、飛び切り美味しいカラフル人参などを生産中。スミダファームさんのおふたり)
(サワディシンチャオにいつも美味しい無農薬野菜を届けてくれている、ハンサムガーデンの配達担当のあこさん)
サワディシンチャオが食材選びで、特に気を付けていることが身体に安心安全の食材で料理するということです。
ご縁があり、近郊農家さんから直送の旬の無農薬野菜を現地レシピに落とし込み、
2011年からは放射能防御に気を付け、そして化学物質過敏症の方でも安心してお食事できるようにと、禁煙および香料排除といった店環境を保持しています。
◇東南アジアでお気に入りを集めて、可愛いインテリアを作ること
(現在のサワディシンチャオの店内)
初めてサワディシンチャオの店内に入ったお客様、みんな、
「わー、かわいい!」って声をあげてくださる。
そしてこの黄色の壁の前で写真を撮ると、みんな素敵な笑顔になるんです。
それくらい、インスタ映えするインテリア。
東南アジアを中心に、現地から買い付けてきたものを中心に、自らの手で改装を重ね店づくりを行ってきました。
サワディシンチャオは、安心安全、
東南アジアの魅力がいっぱい詰まった宝石箱のような店です。
◇このプロジェクトをやろうと思った理由
この地で店を始めて18年。
3年前の改装時に考えたことは、つぎのとおりです。
せっかく各国のミシュランクラスの先生方に料理を習ったのだから、持てる力を120%で料理を作りたい。その思いを実現するためと、さらにクオリティをあげるために、ランチは東南アジア10か国を週代わりで、夜は1日1組様事前予約コースのみという営業スタイルを取りました。
この2年、ある意味とても敷居の高い店づくりをしてきたといえます。
ただ、18年も店を続けていると、ひょっこり古いお客様や元スタッフが顔を出してくれることが少なくありません。
ご予約されずに来られる場合もあり、せっかく来てくださったのにご利用していただけないことも少なからずありました。
店の立地が大阪のど真ん中という利便性もあり、いくら私が年齢を重ねたとはいえ、この場を失くしてしまうのはとても寂しいこと。
というわけで、おひとりでも気軽に立ち寄っていただけ、楽しく会話のできる店へと新たに変身させたい。それを実現するために、このプロジェクトに挑戦します。
◇サワディシンチャオのこだわり、そのまとめ
サワディシンチャオは、本格的な東南アジア料理を楽しんでいただける店、
タイやベトナムだけでなく、ミャンマーやブルネイ、ラオスなど、
まだ一般的に有名ではない国の料理も。
そして健康に安心の食材を使い、環境にも配慮した日本で唯一の東南アジア料理店でした。
(タイ料理の必需品、クロックを使って、生ハーブを叩く叩く。美味しくなるために)
シェフであり料理教室の先生である私、おぐしみきの頭の中には、
それら東南アジア10か国の料理の仕方がぎっしり詰まっています。
こんな調味料を使ったら、こんなハーブを使ったら、
おうちでかんたんに東南アジア料理が作れるよ。
こんな道具も、あると便利なのよ。
そして、何を食べたら、何を使ったら安心安全なのか。
放射能防御はしっかり、添加物や農薬NOであったり、
そんな食材が少しの量で買えたらいいな。
合成洗剤を使わない洗濯はこれを使ってこうすれば簡単にできるのよ。
近郊農家さんから届く無農薬の野菜を、単身者や少人数家庭でも使いやすいように小パックで販売したり、東南アジアのオーガニック調味料、東南アジア各国で出会った便利な調理用具、かわいい雑貨や洋服などを販売する小さなお店、それが新しいサワディシンチャオです。
西日本各地で頑張っている安全でおいしい加工食品、スィーツの生産者さんとコンタクトを取り、大阪では珍しいものも棚に並べたいと思っています。
↑こんな感じで改装します!!
◇リターンのご紹介
料理の味を確認し勉強するために、この20年東南アジア各国に年に数度通い続けました。そうして雑貨類もいろんな国で見てきた中で、私がいちばん注目しているのが、ミャンマーの布やその布を使った雑貨類です。とにかく仕事が丁寧なうえに、デザイン性もすぐれている。まだあまり日本で紹介されることの少ないミャンマーの雑貨類をぜひリターン品として、お手元に届けたいと考えています。
毎週、美味しくて元気で新鮮な、畑直送の無農薬野菜を届けてくださるハンサムガーデンさん。
リターンとして、この美味しいお野菜をおうちに直送したいと思います。
また新生サワディシンチャオで使える金券、おぐしみきが出張して料理をしたり料理教室を実施する券、
また新生サワディシンチャオで実施するトーク会やワークショップお参加券など。
お好みに応じて選んでいただいて、ご活用していただけるようにと考えました。
◇資金の使い道
・カウンター椅子購入 4脚 8万円
・赤ちゃん用椅子 1脚 2万円
・椅子修繕費 1万円
・試着室用大鏡1枚+カーテン+床製作費 2万円
・販売用棚作成費 2万円
・2月買い付け旅費および日本への発送費 15万円
・リターン品の一部および新店販売用買い付け費用 20万円
・そのほか改装費 5万円
・CAMPFIREさま手数料など 20万円
総計 750,000円
◇実施スケジュール
・20020年2月4日~18日 ヤンゴン、ハノイ、ホーチミンでリターンおよび4月からの販売品の買い付け
・2020年3月末日 東南アジア10カ国料理店 閉店
・2020年4月1日~17日 新生サワディシンチャオ 改装工事と販売品陳列
・2020年4月18日(開業記念日18年目) 新生サワディシンチャオ 開店
◇最後に
これまで通ってくださっていたお客様にとっては、サワディシンチャオがレストランでなくなることは、少し寂しいことかもしれません。
でも、その同じ場所に顔を出してくだされば、おぐしみきがそこにいます。
レストラン時代はゆっくり読んでいただけなかった、各国のレシピ本、各国の旅の本。
それをゆっくり読んでいただきながら、最近あったことなど、おしゃべりしましょう。
料理の質問は、めちゃくちゃウエルカムです。
熱く語りすぎる恐れもあるくらい(;^ω^)。
そして、時にはスペシャリストに来ていただいて、真ん中のビックテーブルで
みんなでチクチク手芸をしたり、お勉強会をしたり。
時には、「たくさん作ったから、これ食べていかない?」なんてこともありそう。
新しいサワディシンチャオを、そんな居心地のいい場所にリニューアルするため、
あなたの手助けが必要です。
どうぞよろしくお願いします。
店舗の詳細情報(住所・営業時間・アクセス等)
大阪市中央区博労町3-4-9
06-6241-0409
地下鉄御堂筋線心斎橋駅及び本町駅 徒歩5分
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るご支援を感謝いたします
2020/03/31 11:06皆さま、この度はこのプロジェクトにご支援ご協力をいただき、本当にありがとうございました。ご自身も大変な時期でしたのに、ご支援とともに温かい言葉をかけてくださり、そのメッセージを読むたびに胸が熱くなっていました。貴重なご支援金で、居心地の良い店を作りたいと思います。感謝の言葉しかありません。改装の経緯は、Twitter、Facebookページ、インスタなどでまたご報告していきます。お楽しみにお待ちくださいませ。 もっと見る
元気いっぱいの無農薬野菜をおうちで。遠方の方も参加可能です。
2020/03/25 00:00先日のこと、うちの料理教室に通ってくださった生徒さんがお嬢さんとお友だちと来店してくださいました。後でメッセージくださったのですが、お嬢さんがお野菜をたくさん食べたのでびっくりしたと。実は、これは、他のお客さまからもよく言われること。普段野菜があまり得意でないお子さんたちが、サワディシンチャオの野菜をいっぱい自分から食べてくれる。このお野菜、全部ではないのですが、毎週ハンサムガーデンという農業団体さんが届けてくださっているのです。奈良の宇陀に農場をお持ちです。そして、自分の所のお野菜だけでなく、大阪や奈良、京都などの無農薬近郊野菜をまとめて業務用に配達してくださっています。サワディシンチャオはお野菜だけでなく卵もこちらで。週に2回、京都産のものを配達していただいています。サワディシンチャオは遠方から来店いただくお客さまも少なくないので、うちで使っている元気なお野菜をおうちでもとリターンに選びました。プロジェクト終了まで、後1週間。どうぞよろしくお願いします。 もっと見る
ミャンマーのナガ族のポーチ
2020/03/21 08:00これまでの東南アジア料理店であるサワディシンチャオの営業も、残すところ10日を切りました。レストラン営業を禁止する国も出てきた中で、うちの店もどうしたものか随分悩みました。幸いなことに、夜営業は1日一組様のみ、しかも主流はお2人様、最大5名までという少人数。そのため、2箇所の換気と消毒、細かいところでは箸立ての廃止、紙ナフキンもそのグループが使用しなかったものは廃棄など、細かい対策で予定通りお受けすることにしています。ランチにつきましては、不特定のお客様では責任が持てないということで、諸外国の例を習い、イートインを取りやめテイクアウトのみにしました。今週はシンガポール週間だったので、代表的なものとして、海南チキンライスです。さて、2月中旬に皆さんへのリターンを仕入れにミャンマーに行って、本当にラッキーだと思いました。今はミャンマーには事実上入国できなくなっていますから。この店は、ヤンゴン の有名なボージョーアウンサンマーケットの中にあります。昨年のGWに訪問して、その手織り製品の素晴らしさに心を鷲掴みにされた場所。新しいサワディシンチャオになったら、ぜひ紹介したいと強く思ったのがここに置いてあったナガ族とチン族の織物です。ね、ね、可愛いでしょう。これはナガ族のポーチ。ナガ族は、インド近くに住む民族です。手織りの厚めの布に手刺繍の動物たち。欧米人のファンの多いこのお店。行くたびに、お客さまとお店の方が、楽しそうに雑談されているのが印象的でした。きっと、温かい気持ちのこもった手織りのひとつひとつが、訪れる人を幸せにしてくれているのでしょう。ここでしっかり裏地まで品質チェックをして選んだものを、リターンで皆さんにお送りするつもりです。プロジェクト終了まであと9日。どうぞよろしくお願いします。 もっと見る
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