先日5月2日~6日まで第40回 学生設計優秀作品展ー建築・都市・環境ー に自身の修士設計を展示しに行ってまいりました。 場所は東京にある明治大学です。 自身の建築学生の集大成となるものです。前回の投稿でも載せさせていただきましたが 建築とこれから行いたいと思っている漁師は繋がっております。 建築を中途半端だとか漁業もそうだろうとかいろいろな意見がありますが今でないとだめだとおもっております。 敷地は大学院の時にお世話になった滋賀県で一番漁獲量の多い沖島。 現在の高齢化が著しい島で100年後も漁師が続いていくためにインフラも含めて全体を整備する計画を行いました。 正直思うところはいくつもあるのでこの度できちんと報告させて頂きます。 ー漁村の計画と現場とのギャップに悩んだ1年ー 1年前ちょうど2016年の2月にこの沖島に移住して漁業をしたいという思いで初めての移住を募ろうという市の事業がありました。 そこで私は面接等の審査を通り、沖島に住めることとなりました。そうして移住しながら地域の課題に向き合いながら島民の方の意見を聞きながら研究を進めていければよいと、、。 しかし、私の研究室の取り組みにより、バタバタしており、自身のアルバイトもろくにできずに自己管理不足、期限内に契約金となる敷金、礼金が準備できずに払えずにこの事業自体が不履行となってしまいました。 正直絶望的でした。ここで示すことではないことかもしれませんが本当に今後どうしていこうか悩んでいました。 そこで今までお世話になった島民の方、準備していただいた市役所の方々の期待を裏切ることとなり、本当に申し訳ない思いでした。それでもイベント等に誘っていただき、参加させていただき、少しずつ漁業の手伝いをさせていただきました。 その後は筋を通すべく、同じ市の事業である沖島の地域おこし協力隊に3度応募があり、2度応募しましたが2度とも落ちました。それは最初の出来事が全てです。 研究だけでできること、提案だけでできることは限られています。そう思いながらも計画をする意味があるのか、現場が全く思うようにいかずに迷走し続けた1年です。それでも一度形にしておきたかった。だからこれがあくまでも自己満足であろうとやっておきたかったのです。 ーこれから漁業に取り組む方向ー これからどうしていこうか島民の方にアドバイスもしていただき、出した結論は今島に住めてもできることは限られているし漁業においても迷惑をかけるだけ。 一人では船もなければ技術もない。だからと言って一人で漁業をされている方に何とか手伝わせていただけないかと伺いましたが奥さんの看病があるかた、体に不自由を抱えておられる方、素人には邪魔だから無理でした。 そこで一人前の漁師になったらよろしくお願いしますと伝えて今は滋賀県内の湖岸で漁師にお世話になっております。 そういった過程を1年経て様々な方にご迷惑もおかけしました。先生方にも指導していただきました。 ーこのクラウドファンディングの位置づけー こういった設計物の一つ目となるこのBIWACARを今回のクラウドファンディングにて募っております。 夢を夢のままで終わらせたくない。けれども今の自分はお金もなく、仕事もままならない状態です。建築を下積みだとか言っている間に漁師はだんだんいなくなります。 何としてでも自身が漁師になって漁師が稼げる仕組みをこのBIWACARを通じて作り、琵琶湖をよりよい場にしていきたいと思っております。 そのためのクラウドファンディングを募っていますが正直今までしていなかった市場を読むということがあまりにできておらず、あと2か月ですがここ10日間は支援が0という形です、。建築がどうとかありますが漁師と一人前になるまでは建築には逃げません。それはお世話になった建築を中心とした先生方の後押しがあったからこそこうして形になったこと。 これが自身の区切りとしてこれから専念します。リターンの変更ができないのがつらい部分はありますがご支援した頂いた分何とかお返しするつもりです。よろしくお願い致します!!





