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福井県鯖江市に開設するクリエイティブセンターに新しい仲間を迎え入れたい。

PARKでは、念願の施設の開設に伴い、積極的に活動するため事務局常勤職員1名を迎えたいと考えています。 しかしながら、想定外の工事が必要やトラブルがあり資金不足が深刻になってきました。現時点で常勤職員1名を雇用する十分な資金が不足しています。私たちに新しい仲間を迎え入れさせてください。

現在の支援総額

781,000

19%

目標金額は4,000,000円

支援者数

49

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/06/15に募集を開始し、 49人の支援により 781,000円の資金を集め、 2017/08/12に募集を終了しました

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福井県鯖江市に開設するクリエイティブセンターに新しい仲間を迎え入れたい。

現在の支援総額

781,000

19%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数49

このプロジェクトは、2017/06/15に募集を開始し、 49人の支援により 781,000円の資金を集め、 2017/08/12に募集を終了しました

PARKでは、念願の施設の開設に伴い、積極的に活動するため事務局常勤職員1名を迎えたいと考えています。 しかしながら、想定外の工事が必要やトラブルがあり資金不足が深刻になってきました。現時点で常勤職員1名を雇用する十分な資金が不足しています。私たちに新しい仲間を迎え入れさせてください。

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今日のメンバー紹介は、監事の丹羽さん!にわさんと呼んでます。にわさんとの出会いは鯖江公共未来塾というプログラムの時の参加者で、花火大会の準備をしている頃ですかね?さばえ秋花火という手作りの花火大会があるのですが、その実行委員だったんだろうと思います。花火に込められたメッセージについて色々と聞いて熱い人だなあと感銘受けたのを覚えています。若いメンバーが多かったのでものつくりの先輩としてPARKメンバーの相談役として応援していただいています。   ●丹羽さんは福井出身・在住ではあるけど、住んでいるのも、働いているのも河和田ではないですよね。 「そうそう、そうだけど、鯖江青年会議所でまちづくりみたいなことをしてて、そこで浜口さんと知り合ったところから始まっていて。河和田では県外から来た子が、生まれ育ったわけじゃないけど自分のまちだと思って、内側からのチカラでなんとかしようって頑張ってることを知って。でもその子たちだけではなかなかうまくいかなかったし、頼る人もいなかったから、まぁ年齢も中間層やったんでとっつきやすかったんかも知らんけども、相談してくれて。何かできないかっていうことで参加させてもらった感じですね。もともと鉄工所なんでね、ものづくりという部分でも共感するものがあって、知らず知らず」 ●丹羽さんのお仕事についても少し聞かせてください。 「本業は鉄やステンレスを溶接したり、機械で加工して製品を作っていて、メインは“水門”と言われる水を止める施設ですね。でも単につくるだけじゃなくて、計画して、設計して、製作したら、現地に行って取り付けて、実際に動かして、のちのち故障が出れば修理しに行く。ちっちゃい会社だけども、一貫したものづくりをさせてもらっています。あと、ちっちゃい会社だから、経営や資金繰りとかも自分でやんなきゃなんなくて(笑)。なのでPARKでも法人を立ちあげるときや、運営をするにあたって、少しでもアドバイスできればっていう役割ですよね」 ●若いメンバーの多いPARKにおいて、数少ないおとな目線とも言えます。 「ああ、それはあるかもしれない。本当の河和田の若い世代ができてないっていうか、なかなか踏み込めなかったことを、全然違うところから来たメンバーが元気にやってたんで、PARKが動けば、地元の子たちも活性化するんじゃないかなって思ったし。福井目線じゃないっていうのは大きいよね。北海道や大阪、違う場所から、河和田、鯖江、福井のことをとらえていたんで、すごく魅力的だったし、可能性を感じたし。まぁ河和田からすると僕もよそ者なのかもしれないけど(笑)。実際、空気は変わりましたよね。特にこの2、3年で河和田はかなり変わったと思う」 ●いよいよ本格始動するPARKには、どんなふうに関わっていこうと思っていますか? 「ここからはPARKがひとり歩きできるようにしていかなきゃいけないんでね。若いメンバーが中心になって動かしてもらって、その子らがある程度いったら“次の子を育てなきゃいけないんだよ”って伝えるのが僕の役目かなぁと思っていて。やっぱり長く続けるためには、活性化させていかないと。僕らおじちゃんが頑張りすぎるって言ったらヘンだけど、中に入ってやっていくんじゃなくて。みんなも我が身を振り返って、30歳を過ぎて40歳が見えてきた頃にはプレイヤーからマネージャー側に入っていって、自分らが夢見ていた10代後半~20代、次の世代のプレイヤーを集めて育てる視線を持ち始めないといけないよね、きっとね」 ●せっかく渦が生まれても、新たな風を巻き込んでいかないと広がらないから。 「そうそうそう。薄く広く、でも中は濃くっていう感じで、らせん状にこう、スーッと波に引き寄せられていくようなスパイラルを作って走らせていかないといけないと思いますよね」 ●そして考える頭がいっぱいあることをいかに利点にしていくか、ですね。 「本当に。PARKは決まったことを守り続けるんじゃなくて、自分らで考えて動かしていく団体なんで。一個カタチができたら、そこに影響されて生まれた次の、そのまた次のって、新しくつくり続けていくことが大事だからね。それぞれの違う感性や価値観を最大公約数的にまとめると低いところにいっちゃうし、かと言ってひとつの意見で無理に引っ張るわけにもいかんし、ぶつけあいながらでも高いところを目指していかないと。でも、そこが難しいんだけどね」 ●うまく転がれば、かなり楽しいことに。 「ものすごく楽しくなるよね。そのためにもPARKはただの箱、空っぽで、真っ白で、空洞からの始まりでいいんだと思う。それが一番おしゃれだし、なんでもできるからね。民間でこんなに広いオープンスペースを持ってるとこなんてないからね、本当に。飲食スペースと、居住スペースと、ワークスペースと、パブリックスペースで、なんでも使える場所だよね。今からいろんなことが始まって、PARKのロゴみたいになったら楽しんだと思う」 ●混ざり合っていて。 「そこにぽつんとテーブルと椅子があって、別に使っても使わなくてもいい、畳を敷いてもいい。いろんな人に自由に活用してもらい、PARKからも提示していくことができたら面白いんやろうなぁ。たぶん河和田ブランドが最初はわかりやすいけども。河和田でプロデュースをしたものを集めた、産地をつなぐイベントをPARKでやると「人」と「もの」と「場所」が繋がって、混ざり合ってほしいですね」 ●どういう人とPARKを出会わせたいですか? 「何かやりたいけどくすぶってる人でいいと思うんだよね。興味を持って関わろうとしてくれるんやったらウェルカムじゃないかな。お勤めの人でも、ずっと地元にいる人でも、県外から戻ってきた人でも、Hacoaさんや漆淋堂さんで河和田を知って県外から来た人の受け皿になっても全然いいと思うし。今よりもうちょっと広がった、本当の意味で不特定な人たちが集まってくれて、とりとめもなく話し出したらうれしいよね。あまり見なくなったけど、ちょっと前まで各地にあった青年団のような場所。エリアをもっと広ーくとって、鯖江って考えてもいいし、丹南でもありだし、福井全体、北陸近県から若い子らが集まって、あそこに行くと何かある、知り合える、広がるっていう場所になるのがベストだと、それが一番いいんやろうなって」 ●可能性の塊であり、可能性の受け皿でもあるような。 「なんか生まれそうな気がするもんね、東京じゃなくても。東京から福井に戻って、“街はいいよねー”みたいなことを居酒屋で愚痴ってるんだったら、PARKに来たらいいんやって。あと、ものづくりに関しては、もちろん使う人にやさしい使いやすいデザインをするべきなんだけども、一個抜けてしまいがちなのが、作る人にもやさしいこと。作りやすくて、使いやすくて、安いけども、採算がとれる。すべてが複雑に絡み合うところを目指していかないといけない」 ●今いるメンバーは、そこを勉強する場にもなるのかもしれないですね。 「そういう視線を持つためにも、人と触れ合わないといけないしね」 ●結果、“人”っていう。 「そうですよ。人と人がつながる場所じゃないと何も生まれないですもん。ものがつくっても、だれかが喜んでくれるものをつくらないとね。作る人と、それを喜ぶ人が出会い、交われる、そんなスペースになったらいいよね」   インタビュー 山本祥子


明日8月6日土曜日にワークショップを開催します。   今週もやってきましたDIYの日!相変わらず直前!!学習してなくてすません! ワークショップではありません!もはや工事ですが楽しく、作業ができたらと思います!DIYを経験したい方は、壁やテーブルのノウハウがつくかも!!小玉シェフによるお昼ご飯付きですよ! お時間ある方、ちらっと遊びに来てください!作業をお手伝いしてくださる方は、作業着でお越しください!暑いので、熱中症対策は万全に!! おまちしてまーす! ご参加はFBイベントページからお願いします→DIY Vol.01 テーブル作り壁作り


今日のメンバー紹介は、山口大樹くんです。たいじゅと呼んでます。北海道出身の熊っぽい彼とも5年ほど前に出会いました。これもまたにいくんの紹介です。「河和田はものつくりの聖地だ!」と北海道からヤマト工芸に勤めに来た、無口な道産子というのが彼の印象です。パワーで押し切らないといけないそんな時は大抵たいじゅの出番です。ただ高いところが苦手なのが可愛い。熊なのに(笑)そんなたいじゅもめぐみちゃんという素敵な彼女との遠距離恋愛の末結婚し、子供も生まれてパパになりました。言葉にできないことを形作るそんなデザイナーとして活躍することを期待しています。   ●河和田に辿り着いた経緯から聞かせてもらえますか? 「えっと、僕が大学卒業したのはいわゆる就職氷河期と言われるときで。デザインとものつくりの仕事に携わりたくていろいろ探したんですけど、中途採用、経験者の募集しかなくて、地元・北海道は全滅してしまい。途中でゲーム制作会社やグラフィックデザイン事務所にもアタックを仕掛けてみたんですけどね、すぐに見透かされて「君はものつくりをやりたいんだね」って言われちゃったりして。それで就職支援センターへ行って、全国規模で改めて探し始めたら、今働いているヤマト工芸にヒットして、インターンシップで来ることになったんです。住み込みで10ヶ月間。そこで“ものつくりがしたいんです、この会社で働きたいんです!”って猛アピールをして。“デザイナーは募集してないから、作り手として精一杯やってほしい”ということで雇ってもらえることになって」 ●福井や河和田を選んだというより、ヤマト工芸だったんですね。 「そう。ものつくり、手に職をつけたいっていうのが第一というか、それしかなかったですね」 ●それに伴い、住むことになったこのまちはどうでしたか? 「実は住んでいるなって実感が持てたのは3年前くらいなんです。最初は会社に住み込み状態だったし、2年目に引っ越した鳥羽ではマンション暮らしだったんで、近所付き合いがほとんどなくて、人と話してないから福井に来ている感覚もなかったし。2年前に結婚して、河和田に移って、家を借りて。そうすると近所の人がいるわけじゃないですか。しゃべってるとすごく泥臭いこと言うんですよね。フフフ。そこでやっと、3年経ってついに、鯖江に来たなって思えたという」 ●しかし北海道からお嫁さんを迎えるというのは、河和田で暮らすことに対する覚悟を感じます。 「確かに、全然違いましたね。やっぱり来ている感覚のときは、いつでもさよならできるから表面上の付き合いで大丈夫なんだけど。今は地元の行事があるときは絶対に顔を合わせるのでヘタなことはできない(笑)。河和田地区でも地域によって違うみたいですが、ここは土地も人も穏やかなので、僕は自警隊に入って隅っこのほうからじわじわと仲間に入れてもらっています」 ●では、PARKの仲間になったのはどうしてだったのでしょう? 「ろくろ舎の(酒井)義夫さんから呼び出しを食らって、“自由に扱える工房をつくらないか?”みたいな話を聞いて。そのあとにハマ(浜口)さんが交渉してくれて、眼鏡工場の跡地が使えることになって、じゃあみんなで本格的にやろうよ!っていうのが始まりだから、最初はかなりボヤッとした感じだったんですけど。正直、会社で自由にものがつくれる状態ではなくなっていたので、そういう場所ができるなら参加したいなって思ったんですよね」 ●会社でもつくり手ではあるんですよね? 「主に木を加工する職人をやっています。あとはちょこちょこ取引先との電話対応をしたりとか、少しでも手が空いたときは、忙しい場所にシュッと行って手伝うようにしてるんです。やっと全体が見えるようになってきたので、面白くはなっているんだけど……。やっぱり僕は自力というか、スキルを高めていきたいんです。本当にやりたいことは、ものつくりとデザインなんで、それにまつわることを経験していく場所としてPARKにはずっと関わっていきたいなぁと思っているし。PARKのメンバーと一緒にやっていくなかで発見があったら、それをつくるし。楽しいことが起こる場所として、PARKを盛り上げていけたらいいですよね」 ●これまで積み重ねてきたものがあるからこそ、新たな刺激によって広がる可能性は無限大というか。 「そう、そういう感じがする。しばらく落ち込んでいた時期があって。でも年を越した瞬間に思ったんです、無駄にしたくないなって。学校で学んできたことだったり、6年前にこっちに来てずっとつくり続けている木工の仕事だったり、あとはまぁお客さんの対応だったり。そう、今もデザインをまったくしてないわけではなくて。お客さんと駆け引きをしつつ、こういうデザインはどうですか?って、自分でつくって提案することもあるので。これからはそういう全部を無駄にしない動き方を心掛けていかなきゃ、生きてるのすらもったいないじゃないか!って」 ●話を聞いていると、つくりたいものが具体的に見えているのかなとも思いました。 「子どもが生まれたことで、今は子どものためのものをつくりたいと思うようになって。さじはもうつくったんだけど、子ども用のおもちゃだったり、机だったり。子どものものをつくっていると、成長した先のことも考えるから楽しいんですよね。子どもが成長したらこのさじはどうなるんだろう?とか、そのときに自分たちはどういう生活をしているんだろう?とか。自分の子どもに偏ったものつくりもどうかと思いつつ、考える対象が明確にいるっていうのは、つくり方として面白いなぁとも感じていて」 ●すごくいいと思います。生まれてくる前に頼まれて、たくさん勉強してつくったさじと、目の前の子どもが使うためにつくったさじではきっと変わってくると思うから。 「ほんとに変わった。ハハハハハ。とにかく予測不可能な行動をするので、それはもう、経験に追いつこうと一生懸命想像していた危機感とはまるで違ってて。さじの形状でも、たとえば、誤飲防止って必要なのかな、けどまぁ確かにねって思ったりしていたけども、子どもはもうガンガン口のなかに突っ込んでいくんですよ。あぁ、これか!って実感を持ってつくるのと、疑いながらつくるのでは、さじの説得力が違うっていうか。しかもそれを使わせる妻が意見をズバズバ言ってくれるんで、たまに喧嘩になることもあるんですけど(笑)、それは的を得ているからだったりもするし。そして子どももね、素直に使ってくれるので」  ●さじでそれだけの発見があったら、お子さんが椅子や机を使うようになったら、 「大きく展開していけると思うから。あとPARKのカフェ部門担当のコタマさんと話していたときに“食べ物によって食器にもストレスがある”って聞いて。なんかこう、困ってる誰かと直面すると、そこにはリアルがあるじゃないですか。PARKは人が合わさるところだから。いろんな人が来て、交差して、何か新しいものが生まれてくる。自分も子どもができて、そういう部分を実感したところでもあるんで、いろいろと生かしていけるんじゃないかなぁって。メンバーとして、理事として、やっていきたい」 ●そこって地に足つけて生活していないと生まれないものだし。 「そう、落ち込んでいたときは離れてちゃってたんですよ、生活も仕事も全部が。だからやりたいことがあっていろいろ手を出してみるけど、空を掴むような感じでまったくたぐり寄せられなくて。最近やっと繋がってきましたね。PARKができてくるにつれて、どんどん近寄ってきてる感じがする」 ●とにもかくにも、目の前の霧が晴れた爽快感が伝わってきました。 「今や里帰りがパワースポットに思える(笑)。要は原点回帰だったんですよね。原点を見失うと、慣れ親しんだ実家に帰ったはずなのに全然気持ち良くなくて。けどあっちゃこっちゃ行ってたらだんだん思い出してきて、3日目には、あぁ、帰ってきたーって感じになったし。そうしたら今度は河和田の家の居心地まで変わって思えて」 ●日常生活に閉塞感を感じている人も多いだろうし、PARKに行ったらリフレッシュできる。見慣れた景色がちょっと違って思えたりしたら素敵ですね。 「うん。PARKがホームになったらいいと思う。安心できるような場所にします」 インタビュー 山本祥子


今日のメンバー紹介は、今川心平くんです。しんぺーと呼んでます。谷口眼鏡で働いています。しんぺーと出会ったのはいつだろう?多分にいくんに誘われた会議の時が最初かなぁ?実家が幼児教育をしているということもあるのか?人との距離をつかむのがすごく上手いんですよ。適度な距離なんです。みんなが作業している時にちょうど足りないところにいる。会議でもあまり話をするタイプではないのですが、シンプルに答えを持ってたりするので驚きます。そんな彼も結婚して子供が生まれてパパになりました。早くしんぺーブランドのメガネができるのを楽しみにしています。   ●心平くんが河和田というまちとつながったキッカケは、やはり大学時代のアートキャンプですか? 「そうです。中でも僕は伝統と産業とアートっていうプロジェクトに関わっていて、手仕事のものつくりの現場に触れる機会が多かったんですよね。学校ではプロダクトデザインを勉強してたんだけど、だんだんとものつくりのほうに興味が向いていき、さらに3年目にアートキャンプの学生代表をやったことで燃え尽きたというか、完全に学校に行かなくなっちゃって」 ●それはかなりの燃え尽きっぷりです。 「いや、ホンマに。学科的に元電機メーカーの先生が多くて、企業戦士育成所みたいな感じやったんで、あんま面白くないなっていうのもあったんですけど。一応休学ってカタチにして、ほぼニート生活、フレッシュネスバーガーでずっとバイトするというね。あははは。そうこうしているうちにオヤジから“いい加減にしとけ”的なことを言われだし。ちょうどその頃、新山くんがアートキャンプの事務局で河和田に常駐してたんで、まぁ居候としてお世話になりつつ、仕事をどうするか考える、みたいな」 ●仕事も、生活も、すべて来てからなんですね(驚)。 「眼鏡っていう目星はつけてたんですけど、眼鏡に対して多少なりとも思い入れがあったので」 ●それはどういうことでしょう? 「僕、ずっと眼鏡をかけてて。えっと、ツルの部分に刻印してあるじゃないですか。高校生の頃に買った眼鏡に“HANDMADE IN JAPAN”って入ってて。眼鏡がHANDMADE? 意味わからんと思いつつ、ずっと引っかかってて。アートキャンプで生産地に来て、現場を見て、ああ、なるほどねって腑に落ちて、パッと目の前が開けた気がして。なので眼鏡の仕事をやろうかなっていうのを頭の隅に置きつつ、新山くんに“お前みたいなやつにできるか、ボケ!”ってイジられながら、3か月くらいいたのかな(笑)。学生時代に市役所とかいろいろな人の縁ができてたんで、その流れから谷口眼鏡を紹介してもらい、面接を受けて、入れることになって。一週間後には移り住んで働き始めたっていう感じですね」 ●なんだろう。休学も、フレッシュネスでのバイトも、お父さんからの叱咤も、全部ここに来るために必要だったというか。 「そう。だから河和田に来ることには全然抵抗がなくて。当時は親子関係が最悪やったんで実家にもいづらかったし(苦笑)。とは言え、漠然と大阪でひとり暮らしを始めてもどうにもならんやろうし、眼鏡の仕事でこっちに移り住むんやったら、むしろ楽しみなくらいで」 ●実際にどういう仕事をしていますか? 「今はほぼ製造ですね。作って、磨いて、削ったり、な毎日」 ●そういう日々のなかで、異業種の人間が集うPARKに参加することになったのは? 「んーと、誘われたときにTSUGIでSurの仕事も始めてて。やることは会社とまったく一緒なんですけど、社長の了解をもらいつつ、会社の仕事が終わってからか、休日に会社へ行って作業をずっとやっていて。当然好きにはできんし、本業に支障が出たらまずいし、いろんなことに気を使わなあかんしで、悶々としてた時期でもあったんですね。そういうタイミングに(酒井)義夫さんやったかな “工場をみんなで作ろうかと思うんだけど、どやさ?”って言われて、そこやったら自由に使えるようになるのかなーと思って。うん、最初は単純にそのために入った感じでしたね」 ●しかし時間が経つうちに、規模がどんどん拡大し。 「そう! 正直、僕はほとんど貢献できてなくて。結婚や出産、いろんなことが重なったのもあるんですけど、現状では利用者側にいきすぎてる感があって。Surと自分の眼鏡作りがしたい、なので機械をガッツリ使いたいです!みたいな。ただメンバーのなかで眼鏡は僕しかおらんし、眼鏡関係の機械を知っとるのも僕だけやし。そこは状況作りも含めて役割になっていかなあかんところですよね」 ●自分の頑張り次第では、会社とは別ブランドとして発表する場だったり、独立する前段階として使うこともできるようになるかもしれない。 「そうそう、そうなんです」 ●さらに、心平くんが谷口眼鏡に入ったときみたいに、眼鏡作りに興味がある、どんな仕事か触れてみたいっていう人のきっかけにもなったりして。 「ああ、それもいいと思いますね。だからワークショップを開いてみたいっていうのもあるんですよ。僕は『メガネファクトリー』っていうサイトで眼鏡業界のことを調べていたんですけど、やっぱり見てるだけじゃわからなかったし。けど会社見学させてくれってお願いしても断れられることが結構あって。だから見て、触れて、みたいなことを気軽にできる場所があったら本当にいいなって思うんです」 ●実際に働いている心平くんに話が聞けるオプション付きですからね。 「ハハハハ。それはワークショップじゃなくても、カフェでお茶を飲んでるときにそういうことが起きても面白いですよね。で、漆器に興味があるって聞いたら、ろくろ舎を紹介したり。うん、そんな場所になるといいなぁと思う」 ●どんな人と出会いたいですか? 「さっき言ってたことと被るけど、僕と同じような状況の人、若い職人。ひとりで眼鏡を作るのには限界があると思うんです。ウチは奥さんも眼鏡のデザイナーなので、そこは強力な味方に置きつつ、ゆくゆくは一緒に仕事ができるような人と出会えたらいいなぁと思いますね。とか言いつつ、そんなに壮大な夢は実はなくって。100パーセント独立したいとも思ってないし。メインの仕事があって、サブの仕事でもそこそこおカネが入ってっていうのでも僕はいいと思う。自分が作りたいものが作れれば、そして普通に死んでいきたい(笑)」 ●その「自分が作りたいものが作れれば」っていうのがキモなんですよね、きっと。 「ほんとにそうで。Surを始めた当初は、作って、クラフトマーケットに出店して売る、みたいにすべてが直やったんで、そこで悶々としていたフラストレーションがドバーッと解放された感じして」 ●心平くんが眼鏡を作って生活できているってことは、それを使ってくれてる人がいるということだから。 「そうそうそう。300本作って、はい、出荷みたいな。それが誰の手元に行ったのかさっぱりわからへん。たとえ店で自分の作った眼鏡を持ってくれてる人を見ても、身分を明かしちゃいけないんで。そういうなかで僕自身、モチベーションがすごく下がっていたところもあるし」 ●意外です。作った職人さんが近くにいるなら、こだわりとかめっちゃ聞きたい。 「めっちゃ言いたい! というか、一度大阪の店で言っちゃって、回り回ってちょっと怒られたことがあって。いや、その理由もわかるんです。眼鏡業界は意外と狭いし、OEMも多いから製造元を出しにくかったりもして。けどPARKで作る眼鏡に関しては真逆でいいから。そう、そういうことがしたい。眼鏡には大きくメタルとプラスチックのフレームがあって。僕がプラスチックの会社を選んだのは、メタルは機械がないとどうにもならんけど、プラスチックやったらある程度手作りできるからで。調べてる時点でゆくゆくは手づくりもするやろうと思ってたし、したいなぁと思っていたんです。会社でやるのもいいんですけど、新しい風を起こさんとまたどっかで行き詰ってしまいそうだから。もっと言えば、眼鏡同士でやってても凝り固まてしまうとも思うし。そういう意味で、PARKには木工も漆器もいろんな人がいるから。さらに新しい出会いがあって、いろいろつながって、どんどん広がっていくのが一番面白いことかなって」     インタビュー:山本祥子


【PARK現場だより017:日曜日の作業】日曜日も日差しが強い!!とゆうことで、朝一より作業をしました! その日の作業は、外壁塗装!   あれ?ペンキが届かない。   残念なことに業者のミスで当日届かず、予定していた作業は無くなりました。とゆうことで細かい補修作業に切り替えて作業スタートです! そしてなんとお客様が2件。 1件目はなんと新潟の燕市役所の方々が訪問してくださいました!!新潟での取り組みの話を交えながら、情報交換をさせてもらいました。これからもっと繋がると面白くなりそうです!     2件目は、地元河和田で漆器の木地屋を営んでらっしゃる「井上徳木工」の井上さんが来てくれました!   ひよっこの僕らに技術面でご指導いただきました!ありがとうございました!! 【PARKではクラウドファンディングを取り組ませてもらってます!!】是非一度ご覧ください!返礼品として、素敵なアイテムやイベントをご用意してます!