初めまして!Shima Hotelの能塚勇輔・山本真衣と申します。
2020年3月、奄美群島の最南端にある秘境の島・与論島で、1日1組限定の宿「Shima Hotel」をオープンしました!
ここに来る前、私たちは東京のソーシャルアパートメントに住んでいました。移住が決まってから、前の職場の人たちや家族、シェアメイト、友人、たくさんの人たちからエールをもらって、今年1月に移住して来ました。
▲ソーシャルアパートメントの中で結成したウクレレ部のみんなからのあたたかい送り出し。
▲以前所属していた会社の上司から年始に届いた嬉しいメッセージ。
そして、これまた島の人たちに協力して頂きながら、2ヶ月間自分たちの手で改装を行い、ようやくオープンに辿り着くことができました。知り合いを中心に予約も少しずつ増え、非常にワクワクした気持ちで船出を迎えていた中、新型コロナウイルスの影響によって予約が次々とキャンセルに。
かなり落ち込みましたが、「どんなスタートでも今やれること全部やろう」そう2人で意気込み、色々と模索し始めました。そこで、今は渡航が難しい状況だけれど、時間が経って落ち着いた際に、是非ここに来て欲しいと思い、先行予約をクラウドファンディングで受け付けることに行きつきました。
「与論島にはまだ行ったことがない」という方も、Shima Hotelで与論島の魅力満喫の旅をしませんか?
▲素人ながら、浴室のDIYに挑戦しました!
【Shima Hotelオープンまでの背景】
「え!?こんなええ場所あるん!?」
それが、父からこの場所について聞いたときの感想でした。
以前のお店は、「島の味 八郎」という与論島の素材を活かした郷土料理店で、約23年間という長い間、親しまれ続けたお店でした。しかしながら、事情により、止むなく閉業することとなったのでした。それから3年が経った時、与論島に仕事で訪れるようになった父と、「八郎」オーナーの息子さんとの出会いがきっかけで、八郎を活用しないかとのお話を頂きました。
▲「島の味 八郎」のご家族とShima Hotel立ち上げに関わって下さったメンバー
将来は家族との時間を多く持ちたいという想いから、私は自営業を志していました。その当時、リノベーションでの物件再生を得意とする不動産会社で経験を積んでいる最中でした。与論島へ行き自分の目でしっかりと確かめ、3ヶ月間考えた結果移住を決意。当時、付き合っていた彼女にも打ち明けたところ、奇跡的に彼女の夢とも結びついたため、2人で挑戦することを決めました。
飲食店→宿泊施設へと生まれ変わらせるためには、浴室が新たに必要でした。浴室以外の空間は、伝統的な造りをなるべく活かすという方向で、初めての大規模DIYに挑戦しました。
▲浴室のDIYにチャレンジ
▲完成した浴室がこちら
島民の方々にもご協力頂き、移住から2ヵ月後の2020年3月、Shima Hotelをオープンすることができました。
【島体験を仲間と】
Shima Hotelのコンセプトは、#島体験を仲間と
・部活動に明け暮れた3年間、苦楽を共にした盟友。
・大学時代、授業の空き時間でいつも集まっていた仲間たち。
・入社1年目、10年後の出世像を語り合った同期たち。
そんな懐かしい仲間たちと、離島という非日常の中で、時間を忘れて語り合える場所です。
Shima Hotelがある与論島は、海に囲まれた美しい自然と、古き良き日本が一緒に感じられる国内でも随一の楽園。
ショッピングモールも、チェーン店もない、そこにあるのは人の温かさ。
そんな優しい島で親友たちとサイクリングをすると、ふらっと立ち寄った店がおもしろくて、それが旅の思い出になる。
そんな与論島の北端に位置する、1棟貸しのShima Hotelは、仲間とやりたいことが次々出てくる不思議な場所。ここには、再会の時間を最高にする体験の数々が待っています。
眼前に海が広がる開放的な寝室。広々セミダブルベッドが5台
浴室にはバスタブ付き。旅の醍醐味・癒しの時間
秘密のプライベートビーチあり。徒歩1分かからず海へダイブ
夕日を独占。グランピング&サンセットBBQがその場で楽しめる
(※こちらはオプションプランとなります。)
朝目覚めたら、隣の海岸で釣り。釣った魚を調理して食べるもよし
そして最後に、一番の星空スポットはここ。夜になれば庭が星空観賞会場に
距離は離れてしまっても、友情は一生の宝です。
思い出が蘇る瞬間は、最高の幸せの一つ。
未来の約束を、明るい希望にできますように。
【施設概要】
開業日 2020.3.18~
築年数 25年 (元郷土料理店をセルフリノベーション)
収容人数 最低2名~最大10名 (セミダブルベッド5台+布団)
料金 35,000円~/組
アクセス 与論空港・与論港から車で約10分
備考 空港・港からの送迎無料 (※要予約)
公式サイト「shimahotel.com」
Shima Hotel へのアクセス
与論島までは、沖縄からの移動がオススメです。
飛行機:沖縄那覇空港から約40分
フェリー:沖縄那覇港から約5時間(2,870円〜)、本部港から約2時間30分(1,510円〜)
空港・港までは無料で送迎いたします。
【島ならではの滞在】
ヨロン島を感じられるホテルとして、地域との連携により、住民の暮らし・文化を体験する。
島の人々はどんなものを食べて、どんなものを見て、どんな風に時間を過ごすのか。
自分の普段の生活とは全く異なる文化圏で生活してみることで、もし自分がこの地に生まれていたら、
どんな人生・どんな考え方をするようになっていただろうか、そんなことを思わせられる。
旅行会社のパッケージプランで、観光名所を見て、美味しいものを食べるような決められた観光をするよりも、
少し長めに滞在し、その土地の文化を体験する。
そんな旅をしてみると、旅から帰った時、普段の自分と改めて向き合えるのではないだろうか。
今まで気づかなかったこと、当たり前だと思っていたことに気づく、人生になにか影響をもたらす場所になって欲しい。
赤い瓦屋根・岩の上の柱・窓のすぐ外には海がある。
数少ないヨロン島の昔ながらの建築様式から、文化を感じ取ることができる。
ホテルの中にある岩はゴツゴツしていて不便だが、大地の上で暮らすような原始的な感情になれたり、荒れる天候や波を見ると建築のありがたさを感じる。
目の前に広がる海の景色を多く取り込み、光の差し込み方が変わる度に新たな海の美しさに出会う。
そんな非日常なヨロンの日常を味わえる場所にしたい。
ーShima Hotelオープンにかけた想い
この島へ1年前に訪れたとき、海の透明度と広がる景色に、「奇跡の場所だ」と思いました。ここを知るまで、聞いたこともなかったのが本当に不思議でたまらなかったです。友人に伝えても、ヨロン島って海外?と聞かれることも少なくないのです。
世界に誇れるくらいの美しさなのに、もったいない!そう感じた私たちは、自分たちでこの島で世界に誇れる宿を創り、発信していこうと決意しました。
そして、与論島のことを知るにつれて、離島ならではの課題を知ることにもなりました。
産業全体の高齢化や、若者の多くが島外で働くために人手不足となっていることなど、このままでは、決して明るい未来が想像できるわけではありませんでした。
そこで構想したのが、地域全体で連携しておもてなしする宿というかたちです。旅行先で必要な機能を宿に集約せず分散させることで、飲食店やお土産屋さんなど地域にもお客様が訪れる仕組みになっています。それは分散型ホテルと呼ばれ、地域活性化に繋がる可能性を持っている宿泊形態なのです。
その結果、与論島の観光が活気づくことで、島の若者が未来を感じ、生まれ育った島で新たな可能性を創り出す。そんな未来を、私たちは目指します。
▲最高の笑顔でお待ちしています!
ー資金の使い道
皆様からのご支援金は、以下の用途で利用させて頂きます。
物件家賃や改装費を含む運転資金(4~6月分)