育て上げネットは「若者と社会をつなぐ」をミッションに活動しています。
「ニート」「ひきこもり」と呼ばれる社会から孤立状態にある若者たち(私たちは”若年無業者”と呼んでいます)が、社会に所属して暮らせるようになることを目指しています。
その情報、古くなってませんか?
社会とのつながりを具体化する手段として「働く」の実現を選択しています。社会的な居場所を獲得でき、同時に、経済的な自立にも近づくことができます。
「働く」の考え方は時代を重ねるにつれ多様化が進み、業種・職種ともに以前とは比べ物にならないほど幅広くなっています。同時に「働き方」も大きく変化してきました。
時代をさかのぼれば「3K(きつい、汚い、危険)」と呼ばれ、人材が集まりにくかった職種も今や大変身を遂げている…なんてことがたくさんあります。
しかし、目まぐるしい変化に支援スタッフの知見がアップデートされないまま・・・なんてことも少なくありません。
古いの情報のまま支援に取り組んでしまうと、若者にとって必要な情報がお伝えできなかったり、選択の幅を広げることができなかったり質の低下にもつながります。
若者に正しく今を伝える。
育て上げネットでは、支援スタッフが業界事情を知り支援に取り組むことで、「若者と社会をつなぐ」に近づくことができると考え、各界で活躍する企業に協力していただき社内研修を行っています。
直近では、今後の日本で成長が期待される介護業界のお話をうかがいました。
ネット上にある情報だけで、きついのかな、難しい仕事なのかなと敬遠してしまう若者も多く、支援者も身体的な負荷が大きい仕事と認識している方もいました。
ただ、一言に介護といっても、来所型の施設、訪問支援、 老人ホーム等、高齢者のステージや希望に合わせたサービスが充実していて、職場環境はそれぞれで大きく異なることをお聞きしました。
例えば、土日が休みの現場や、利用者との身体的な接触のない職場を希望しているなら、その要望に沿った業界内の選択肢が提示できることも学びとなりました。
私たちは#働くを取り戻す を実現するために、「働く」の今を知ることを大切にしています。
今後は、他団体の支援スタッフも一緒に受けられるようにしていきたいと考えています。
3団体合同の推進と時代に沿った選択肢を提示できるよう、今後も活動をしてまいります。