崖の上の老木を 心を込めて伐採し 文化財の未来にいかしたい

国登録有形文化財「矢中の杜」は、つくば市北条出身の実業家によって精魂込めて建設された昭和の邸宅。今、邸宅のランドマーク的な老木が危険な状態です。 邸宅を見守ってくれている老木を心を込めて伐採し、文化財の未来にいかしたい!

現在の支援総額

355,500

71%

目標金額は500,000円

支援者数

51

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/02/03に募集を開始し、 51人の支援により 355,500円の資金を集め、 2019/03/15に募集を終了しました

崖の上の老木を 心を込めて伐採し 文化財の未来にいかしたい

現在の支援総額

355,500

71%達成

終了

目標金額500,000

支援者数51

このプロジェクトは、2019/02/03に募集を開始し、 51人の支援により 355,500円の資金を集め、 2019/03/15に募集を終了しました

国登録有形文化財「矢中の杜」は、つくば市北条出身の実業家によって精魂込めて建設された昭和の邸宅。今、邸宅のランドマーク的な老木が危険な状態です。 邸宅を見守ってくれている老木を心を込めて伐採し、文化財の未来にいかしたい!

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2月25日(月)榎の伐採工事を行いました。 雨の予報もあって天気が心配でしたが、無事実施。 つくばね森林組合さんに工事をしていただきました。 http://ccnet.80code.com/forest/   旧北条小学校の敷地から、隣地に入りそこに重機を入れての作業です。 伐採する空師(そらし)の方と、重機を操作する方と息を合わせて吊り伐りしていきます。 空師が木に登り、クレーンのオペレーターと相談しながら、ワイヤーをかけ、枝の根元にチェーンソーを入れて伐り、クレーンで吊って移動させます。うまくタイミングを合わせないと大きな枝がぶつかり大事故になりかねませんが、お二人の息の合わせ方が見事で、見ていて危ないと思うところが全くなく、するりと作業が進んでいきます。   こちらはすっかりギャラリー気分で、思わず拍手をしたり、手を振ったり。     切った枝や幹を見るとやはり痛みが多く、伐採作業中、チェーンソーを入れると真ん中が柔かいのがよくわかったのだそう。榎、ここまでよく頑張ってくれました。   伐った榎はまたチェーンソーで小さく伐り、処分するところと、私たちで使わせてもらうところに仕分けです。   今回、リターン品始め、榎を使ったものづくりをしてくれる皆さんが、それぞれ来てくれて、選り分けて持っ帰ってくれました。(こちらはまた後日レポートします)   大きな幹の部分は、パルプの原料として再利用されます。     華やかで手際の良い工事の後、残った根元を見るとやはりチリリと寂しくなります。邸宅越しに見えていた風景に榎がないのは、残念ですが、今まで頑張ってくれた榎への感謝とともに、これから始まる榎を使ったいろいろなものづくりが、みんなの心に残るようにと、気持ちはしゃっきりしました。最後に、つくばね森林組合の皆様、ありがとうございました。


今回伐採される榎、思い出にするにもワイワイしながら使いたいと思っています。そこでリターンとして榎を利用したワークショップを開催。今回は講師としてワークショップを導いてくれるお二人をご紹介します。   お一人目はmerciさん https://www.facebook.com/macrame.merci/ マクラメ編みで、いろいろな作品を作っておられます。 きっかけは守り人会員でもあるmerciさんがご自分でつけておられた木のペンダントヘッドがついたアクセサリー。素敵だなあと覚えていて、今回榎の木片でできますか?とご相談したところ、「面白そう、是非!」と言っていただきました。   繊細なマクラメ編みと榎の木片の組み合わせを楽しむアクセサリーを作ります。糸と手が作り出す繊細で複雑な模様は難しそうにも思えます。でも今回は初心者の方でも楽しく作れるデザインを考えていただきました。 開催するのは「矢中の杜」。矢中の杜でゆったりおしゃべりしながら、素敵なアクセサリーを作りましょう。   お二人目はぷにの家さん http://puninoie.tsukuba.ch 榎の伐採のお話をしたところ、染めてみては?と提案していただきました。正直なところ、えっ、染まるの?榎の木で??というのが最初の反応。早速榎の一部を持ち込んで試していただきました。試し染めの様子が一番最初の写真です。 どんな色になるのかも、その日のお楽しみ。草木染めならではの、素材に寄り添った染物になる予定です。 開催するのはつくば市にある「ぷにの家」の工房です。ご自身も古民家に住んでおられてこちらも魅力たっぷりです。   お二方とも3月30日(土)、31日(日)に開催する「御殿まるごとマーケット2019」に出店してくれる予定。矢中の杜でお二人にお会いできます。


今回リターンでお出しした矢中の杜小風呂敷。 この作成にはずっと矢中の杜を応援してくれている二人の作家さんが力を貸してくれています。  お一人目は、切り紙作家竹蓋年男さん。真壁のひな祭りなどこれからも残していきたい地域の風景を切り紙作品にしておられます。その切り紙作家竹蓋さんが、2014~16年まで矢中の杜で開催されていた「手ぬぐい展」をきっかけに、矢中の杜の切り絵作品を寄贈してくださいました。染めにも使えるようにと柿渋紙で作られた作品です。 これまで、作品そのものを矢中の杜で展示させていただいておりましたが、今回思い切って、型紙として使わせていただきました。   お二人目、染めを担当したのは草木染め工房ぷにの家さん。矢中の杜でもいつも楽しい染めのワークショップを開催してくださっています。竹蓋さんの作品をぷにの家の工房に持ち込んで、ご相談したところ、やりましょうと快諾していただき、藍染の地に抜染(ばっせん)という手法で小風呂敷に仕立てられました。写真は試作品を作った時のもの。リターンの注文状況を見て、制作をしてくださいます。   竹蓋さんの切り紙作品を型紙として使うのは、私たちも勇気がいりました。自由におやりなさいと言っていただいて、今回のリターン品として活躍してもらうことに。 ぷにの家さんに見ていただいたところ、型紙としても大変良く配慮されているのでやりやすいのだそう。丁寧に仕立てていただいて、染物として新たな作品になりました。矢中の杜でも今度は切り紙と染めの作品として展示しています。 早くも限定数量が終了し、嬉しい驚きです。   現在企画展「切り絵 竹蓋年男展」が常陽史料館(水戸市)で開催中です。作品約80点を楽しめます。3月24日まで。http://www.joyogeibun.or.jp/siryokan/siryokan2.html   草木染め工房ぷにの家さんは染めのワークショップ始め、楽しいイベントをなさっています。http://puninoie.tsukuba.ch 榎染めのワークショップもリターンにありますのでお楽しみください!


2月3日(日)、このプロジェクトが立ち上がったその日、 守り人が集まって「榎の木のお清め」 を行いました。 東造園さんの先導で、お酒とお塩でお清めし、2礼2拍手1礼で榎への感謝と工事の無事を祈ります。   東造園さんは守り人会員でもあり、特に庭園のことでは真っ先に相談、アドバイスをいただいています。本文にある昨年8月の大きな枝の撤去工事も行っていただきました。 http://azumazouen.tsukuba.ch この日のお清めも、「榎の周りの自然も含めて、感謝と尊敬を込めて手を合わせましょう」と教えていただきました。   大人二人が両手を回してやっと届く幹周り。やはり大きいのだなあと感心しつつ、この木がなくなるのかとしんみり。 今も見守ってくれている榎にみんなから感謝の気持ちとお疲れ様の気持ちとを伝えることができました。


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