
豊かな自然は焼酎作りに最高の環境

皆さんこんにちは!!本日は高千穂酒造株式会社さんのご紹介です!!
今も手付かずの美しい自然が残る高千穂地方。平地の標高は約350メートルで、夏でも涼しく、冬は氷点下になる日もしばしばあります。美しい自然が、澄み切った空気と清流を生み出し、麹つくり・醗酵や蒸留、貯蔵に最適なのだといいます。
創業1902年の高千穂酒造は元々「玉の露酒造」という名前の酒蔵でした。高千穂は斜面が多く、また土地も痩せていたため、農作物はトウモロコシや蕎麦といった雑穀が主に生産されていました。今も高千穂酒造のそば焼酎「刈干」や、とうもろこし焼酎「月夜の梟」はその名残なのだといいます。
新たな挑戦。全国初の試みが生んだ珠玉の麦焼酎「高千穂」

平成に入り「焼酎ブーム」が再来し、全国的に焼酎が飲まれるようになります。特に芋焼酎の人気は高く、宮崎の焼酎と言えば芋焼酎というイメージがあったそうです。高千穂酒造は「芋焼酎のように個性が強く、究極の麦焼酎を作りたい」と思い、開発に2年、製品化に2年半かけて出来た焼酎こそ「本格麦焼酎 高千穂」です。黒麹全量仕込みという全国初の手法を取り、あえて「くせ」を残すことで麦焼酎のもつ旨味を最大限に引き出せたと自信満々の表情で語って頂きました!!
今なお挑戦を続け、新たなファンを獲得し続けている高千穂酒造さんの見学スタートです!!
人気の高千穂梅酒!!

梅酒専用のタンクです。弊社でも大変お世話になっている「高千穂梅酒」です。高千穂産の梅を使い、まろやかな味わいが人気ですね!!
夏はオンザロックや、ソーダ割りでお楽しみください!!
麹室

こちらは巨大な麹室です。完全に機械化をしており、温度・湿度管理、麹菌が均一に成長するために混ぜる作業を管理します!!大量に仕込むことの最大のメリットは、焼酎の味をある程度均一にできることだそうです。
蒸留機

高千穂酒造さんの蒸留機の特徴は、首が太く長く傾斜がきついことです。この首のなかには冷却用のパイプが通っていて、蒸気となったアルコール成分(焼酎の原液)を冷やして液体にすることができます。焼酎の種類によって常圧・減圧を変えて理想の味を作りだしています。
貯蔵庫

もちろん樽以外にもステンレスのホーロータンクの貯蔵もありますが、この樽貯蔵庫の美しさを伝えたくて、こちらの写真を選ばせていただきました。ゆっくり年月が流れる中で焼酎のまろみやとろみが生まれます。
最後に・・・

ご紹介も兼ねてここでお話させて頂きたいと思います。
高千穂酒造の「高千穂 零」が新しい麦焼酎の時代を幕開けたような印象を持ちました。技術の進歩が著しい昨今に、飲みやすくスッキリした焼酎が全国的に台頭している中、2017年の「全日本国際酒類振興会」において麦焼酎部門1位、同年のiTQi(国際味覚審査機構)において2ツ星を獲得など、高い評価を獲得しています。現在、首都圏限定販売となっている為、ネットなどでしかなかなか手に入らない焼酎ではありますが、時代と逆行した手の掛け方、なにより黒麹全仕込み、麦焼酎を常圧蒸留すること、などなど他の酒蔵の裏をかくような焼酎だと思います。
宮崎県の酒蔵から高い評価の麦焼酎がでたことを何より喜ばしく思いますし、是非、多くの方に知って頂きたいと思います。
高千穂酒造焼酎ラインナップ
宮崎県だれやみサイトより
http://www.dareyami.jp/brand/takatiho/
会社名 高千穂酒造株式会社
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方925
電話 0982-72-2323
webサイト http://www.takachihosyuzo.co.jp
文責・担当者 JapaneseRestaurantりょう 山口聡





