
今回は、日南娘で有名な【株式会社宮田本店】さんにお邪魔してきました。
代表取締役の宮田千賀子さんと8代目の宮田健矢さんに案内して頂きました。
宮田本店さんは日南娘をはじめ、銀の星・宮田屋・大地の香味などを造っている老舗の酒蔵です。

(入口付近には宮田本店さんの商品が並んでいます)
製造工程順に見せて頂きました
宮田本店さんで使われている一次仕込み・二次仕込みの甕は代々使用されており、全て手作りなので甕の大きさ・形が一つ一つ違うので水の量も異なります。
甕の番号・水の量が記されている札があり、徹底して管理されているのがわかります。


(写真右:代々仕込みで使われている甕 写真左:水量を管理されている札)
皆さんは、芋焼酎一升瓶の中に米・芋がどのぐらい入っているか知っていますか?


(焼酎タンク前で説明を受けてます)
大体お米200グラム・芋1キロもの原材料が入っているそうです!
1甕で約340本の焼酎が出来るとのことなので、たくさんの芋が使われている事がわかります。
去年の仕込みの際は、蒸留した1トンもの廃液を小林にある養豚場に肥料として引き取ってもらったそうです。
なにひとつ無駄なものを出さないってすごい事だと思います!
昭和前の先代がやられていた頃には1日2回米を蒸して造っていたが、飫肥杉などが参入してきた際に地元であまり飲まれなくなって売上が減ってきたそうです。
よその蔵が2年に1回しか仕込まなくなり廃業していく一方で、7代目の“造りたい”という思いで毎年少しずつ趣味程度に造り続け、今では甕で造れるMAXの量になったそうです。
7代目の本当に焼酎が好きな思い、情熱が伝わったのだと思います!
現在、日南娘だけで年間2万本も出荷されています。
全ての作業に人の手が携わっており、今でもラベルのシール貼り、包装も一つ一つが手作業でされているのには驚きました。


(写真左:ラベル貼り中 写真右:梱包作業中)
まさに職人技です
みりん・醬油も造っていました
宮田本店さんでは、みりん・醤油も造られていて、蔵内は醤油のいい香りがしました。
今回は本店の調理場スタッフも同行していたので、みりん・醤油の仕込み過程も見せて頂き、とても勉強になりました。


(写真左:もろみを見せて頂きました 写真右:黄金に輝く味醂を見せて頂きました)
他にも出回っていない焼酎を見せて頂いたり、貴重な経験をさせて頂きました。


(写真左:ホワイトリカーで造られた酒 写真右:18年熟成限定品)
当店では、日南娘はじめ、宮田本店さんの焼酎をたくさん取り扱っているので是非飲みにいらしてください。
8代目杜氏:宮田健矢さん

宮田千賀子さん、健矢さん、
今回は貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。
会社名: 株式会社宮田本店
代表取締役: 宮田千賀子
杜氏 宮田 健矢
住所: 宮崎県日南市大堂津4丁目1-8
電話番号: 0987-27-1131
HP: hinamusume.jp
文責・担当者 Japanese Resturantりょう 岩永真愛





