ヤマメが育つ豊かな自然 ヤマメは渓流の女王と言われるように渓流にすむ、シャケ科の淡水魚。 南九州の冬季は降水量が少なく、渇水期になります。そのような中でも流れる渓流の背景には緑豊かな山々が広がっています。 しゃくなげの森は緑がひろがる宮崎県立鰐塚自然公園内に位置しています。 春のしゃくなげの森 ヤマメの発眼卵と稚魚 冬の時期に孵化し稚魚期を過ごすヤマメ。養殖はこの時期が一番気を使います。孵化魚は赤ちゃんと同様で手がかかる時期。浮上して求餌行動が始まると、2週間ほど、1日5回に分けて給餌します。水温にともない繊細なエサの量を調節しなければなりません。餌の量が多すぎると腸炎をおこして死んでしまいます。もちろん餌を食べることができないと栄養失調になってしまいますので、たくさんの稚魚を毎日毎回のエサやりごとに慎重に見極める、経験が必要な時期になります。 ヤマメの発眼卵 ヤマメの稚魚池 1月の最低気温がマイナス8度 山深い中にある第2養魚場。網は防鳥ネット ようやく浮上が始まったヤマメの稚魚2万尾 ここから2年かけて「幻の尺ヤマメ」に成長させていきます。