お礼という宝もの 町内の小学校からふるさと学習のお話をいただき、小学校3年生に授業させていただきました。(写真は許可済) まず質問しましたら、しゃくなげの森を知っている児童が多いのと、ヤマメを食べたことがある児童も10人ほどいて、わたくしいきなりテンションが上がりました。笑 話は30分、質問10分。ヤマメ養殖は自然豊かな渓流で綺麗な水が必要なこと。育てるのは難しい魚で、苦労も多いけれども、美味しい魚で、みんなに食べてもらいたいという思いで頑張っていること。ヤマメの卵は黄金イクラで、いきなり黄金伝説、NHKあさイチ、鉄腕DASH、満点青空レストランなどいろんな番組に取り上げられていること。 ヤマメ養殖は、卵から孵して一生懸命育てるけど、最後には食べちゃうという、大事な食べ物の生産現場であること。それは、普段食べている野菜も同じで、牛肉も豚肉も鶏肉も、もとは生きていてその命を私たちの命のためにいただいていること。だから、料理を作ってくれた人に感謝を込めていただきますというように、たまには、目の前の食材にも目を向けて、命をいただきますの気持ちを持つということ。 身の回りの草木や、虫も、太古の昔から命が続いて今があり、私たち人間も同じで命が繋がっているから今があるという御縁。だから命が大事だということ。 子供たちは真剣な眼差しで聞いてくれて、最後の質問も驚くほど多くの手が挙がり、時間オーバーするほどで、子供たちの素晴らしい探究心に笑顔がこぼれました。 小学校での授業は21年目ですが、この小学校は6年ぶりでした。 そして、子供達からお礼の文が届きました。読んでいて感動しました、笑顔もこぼれました。笑 3年生の作文の力、素晴らしいです。少しだけ紹介します!ヤマメのことをくわしく教えていただきありがとうございました。おかげで塩焼きが食べたくなりました。肉や魚は全て命があってその命をいただいていることを学びました。ヤマメのしおやきの写真見たときは少しおなかがへってしまいました。あきらめずに、がんばって、やっと幸せが手に入るのでわたしもがんばろうと思いました。またしゃくなげの森でヤマメつかみ取りしてしおやき食べたいです。ヤマメの卵は黄金でおどろきました。僕はイクラは食べれないけど黄金イクラは食べてみたいです。大人になったらしゃくなげの森で働きたいです。僕は池べさんがくろうしてだいじに育てたヤマメを食べたいと思いました。 心温まるお礼の文章に、わたしが学ばせていただきました。おかげでまた一つ宝物が増えました。 自然の力を借りてできるなりわい。この自然があるから、この地域だからできる仕事なので、これからもずっと地域貢献活動を続けてまいります。
釣るのが難しいヤマメの生態 3月1日は宮崎県のヤマメ解禁日。毎年この日になると太公望が渓流に集います。私は朝から過密スケジュールで18年ぶりに初日に竿を振ることが出来ず、少々ストレスな日になってしまいました(笑) 2年前の解禁日での釣り ヤマメは臆病な魚なので釣るのが難しいと言われています。それは自然界の厳しさからくるものなのです。ヤマメが棲むのは渓流で、澄みきった流れ、天敵は水鳥です。 しゃくなげの森付近では、カワセミ、ヤマセミ、カワガラス、ゴイサギ、シラサギなどの鳥がいつも魚を狙っています。澄みきった流れなので鳥からまる見えです。 平成29年6月に釣り上げたヤマメ ですから、ヤマメはなにかが動くと素早く岩かげなどに隠れる習性を持っています。というより、そういう動くものに敏感で俊敏なものだけが生き延びてそれが習性になったと言えます。 ですから、ヤマメ釣りをするときは、頭を低くして動きがなるべく見えないように、息をひそめて釣るのです。この緊張の駆け引きがたまらずヤマメ釣りにのめり込みます。 渓流竿 また、習性を知ると釣りも一段とワクワクします。ヤマメは通常流れてくる水生昆虫や落下昆虫を食べています。ですから、釣りのときは、遠くから見て、あの岩の下にいそうだから、エサをあの流れにのせて、あの辺りまで流せば、きっとあそこで捕食する。というようなイメージを掴んで竿を振ります。思い通りに釣れた時の喜びは格別なのです。 地元テレビの取材依頼での釣り。確実に釣り上げなければならないため、かなりの緊張です。 また、ヤマメ釣りの取材も受けることがあります。取材では確実に釣り上げなければならないのと、カメラアングルがあるため、遠くからカメラマンに指示を出します。あの岩に入っていると思うので、あそこに振り込んで、あそこあたりで釣り上げますと宣言しての釣りです。しかも、立ってもヤマメからは岩かげになる場所から釣るという、ヤマメ習性を知っているからできる技なのです。 ヤマメ釣り解禁の新聞記事 このレポートうちながら、釣りに行きたくてたまらない気持ちになりました。 後日、釣りに行けたら釣果レポートします。笑笑
プロジェクトに賛同していただいたリターン品を、心から感謝を込めてお送りいたします。 今回は、その感謝のリターン品の内容と背景をレポートします。 支援金額5000円。リターン品は新鮮冷凍ヤマメ5尾、幻の尺ヤマメ甘露煮1本。 美しいヤマメ ヤマメ養殖の作業風景。体力勝負の重労働です。 ヤマメはシャケ科で、渓流の女王と呼ばれる美しさを誇り、美味しい魚として有名で、山深い観光地の温泉宿などで塩焼きとして使われることが多いです。養殖がかなり難しいため大規模な養殖場は少なく、一般的に流通しない希少な魚でもあります。自然界でも数が激減しており、釣ることも難しい魚として有名ですが、それゆえ釣り人がのめり込む魚でもあります。 リターン品の新鮮冷凍ヤマメは、脂がのった大きい塩焼きサイズのヤマメになります。塩焼きのほか、バター焼き、ムニエルなどで楽しめます。ヤマメはシャケ科で、中骨が少ないので子供でも食べやすいのが特徴です。 宮崎日日新聞掲載 甘露煮と昆布巻きの製造風景 また、幻の尺ヤマメの甘露煮は、地方紙宮崎日日新聞に毎年取り上げられる特産品で、2年の歳月をかけて育て上げた幻の尺ヤマメを、和食の職人が大鍋で3日間をかけて、じっくりと火を入れたり冷ましたりして味を染み込ませ、真心こめて作り上げる和食伝統の技が光る品。その優しい味と骨まで柔らかく仕上げる食感は料亭でも使われる逸品なのです。 以上、賛同いただいたお礼品を感謝を込めてお届けいたします。
FAAVO Wakakusa Office1周年イベントでチャレンジ中の起案者ということで登壇。 プロジェクトにかける思いと、なぜクラウドファンディングに行きついたかということをプレゼンさせていただきました。以下プレゼン要約 まずは軽く自己紹介。ヤマメ養殖場を経営しています。池辺って言います。ヤマメに池、覚えやすいですよねー(笑)ヤマメって知ってますか?ヤマメ食べたことありますか?黄金イクラって知ってますか?幻の尺ヤマメってこんなに大きくなってこれがまた激ウマなのです。 でも、ヤマメ食べようと思ってもなかなか食べれないですよね。山手の観光地ではありますが、流通にはのることはありません。それだけ希少というか養殖が難しい魚なのです。水温20度以下じゃないと生きれないし、病気にも弱い、酸素量も必要で、過密になると死んでしまうのです。養殖される魚の中で最高に難しいほうの魚なのです。 しかし、ヤマメなんと言っても美味いんです。しかも、1kgを超える幻の尺ヤマメは、本当に美味しい。さらに、採れる卵は黄金色。難しいからこそのめり込むヤマメの養殖。 昨年10月の台風、宮崎市の青島付近の川が氾濫したりしたあの時、私の養殖場大変な状況でした。上流で土砂崩れがあり水門が埋まってしまい池に水が入らない状況。ヤマメは水がたまっていても30分程度で死んでしまいます。全滅でした。被害額700万。3日くらいこれからどうするかふさぎこみました。 短期借入の目処がついて気持ちがようやく落ち着いた頃、このFAAVOさんのクラウドファンディングの話しを聞きましてチャレンジしようと思ったわけです。 思いを文字におこす作業と画像選択には思ったよりも時間がかかりました。しかし、その作業のおかげで、社会的役割など自分の中の考えもまとまりました。 初めて支援が入った嬉しさは感動でしたし、勇気ももらいました。同時にその思いを大事にするためにも目標額まで行かなければいけないという気持ちにもなりました。嬉しかったのは多くの人のシェアとはげましのメッセージです。 ヤマメの養殖という小さななりわいは大変ですが、他ではできないことをやっているという誇りを持って頑張ってまいります。幻の尺ヤマメも黄金イクラも本当に美味しいです。食べたいでしょ!支援いただければ、リターン品にあります(笑笑)ありがとうございました(感謝)
将来を担う中学生へメッセージ 地元の中学校で話をさせていただきました。中学2年生の立志式で、テーマ「なりたい自分になるために」サブテーマ「人生を磨く」ということで講演。会場は280名の生徒と70名程の保護者。 プロローグは中学2年生という思春期の特徴。自分を低く蔑んでしまいがちで、自信がある人は少ない。また、顔や、性格や、体型や、勉強、運動、家族などを比べてしまい、気にしてしまう。また、子供扱いは嫌で、かといって大人とも違う。その上、人をねたんだり、勉強するふりしたり、親に小さいウソをついたり、イライラして何かにあたったり。でも、後ろで聞いている保護者はわかっているように、大人はみんな同じような経験をしてきて、試行錯誤を繰り返し、学習を重ねて修正を重ねて、いまがあって、みんなに偉そうに話すのです。そんな私もそうです、だから安心して聞いてほしいし、早く気が付いて行動してほしいことがあるのです。今日はそのことを伝えに来ました。そんな感じで進めました。 内容は、良い習慣の積み重ねが良い人生になること、チャンスのつかみ方や、行動することの重要性。私が経験した、全国空手道選手権大会準優勝から学んだ、基本を繰り返す大切さや熱意の大切さ。諦めないから実現した黄金イクラ、ヤマメ養殖の苦労。感謝するありがとうの意味と重み。 締めくくりは、この中から日本で活躍するような、いや世界を変えるような人物がたくさん出て奇跡の学年と言われるような活躍をみんなに期待していますとまとめました。