お陰さまで、無事に改修が終了し、後は、建具を待つのみです。工務店さんと連携している建具屋さんが考えるそうで、私は、ノータッチ。 次は、写真の方を始めることに急遽なり、ごみを片付けるところから。ごみの運び出しボランティアでもアルバイトでも急募します。
写真は、雨に備えてのシート。 1週間が終わる。 大工様たちのシーツなどを洗濯しました。 生みの苦しみ、と言う言葉がありますが、1つのものを産み出す作業はエネルギーが必要。 朝7時半から、18時まで働いて大工様たちはくたくた。 私も大工様の食事作りや畑仕事などで食事以外座る時間がなく、くたくた。 安全に美しくなる空間。対称的な自分。 でも、島の安全に貢献した、愛される家になる、大切にされる町並みにつながる、と思うと、うれしい。 端材や、廃材は、全部ストック。風呂にも使いますが、災害時の燃料になります。 昨日、高校生がボランティアで運んで片付けてくれました。ありがたかった。 ラストスパート、もう1週間で一つの区切り。頑張ります。
北側の路地の真ん中までせり出していた部分を減築。 北側に傾いていたのをジャッキアップし、基礎を作り直しました。 もう、安全。 一番の念願を達成することができました。 工務店様、応援くださった皆様に心からお礼申し上げます。 安全と統一感のある町並みづくりに向けて、するべきことはたくさんありますが、一つ一つ着実な歩みが必要です。 この町並み、路地と石積と家が、どんなに手間をかけてできたのかを想像すると、 今後、百年以上維持できるかどうかを考えると、時間をかけてきちんとした材料を選んできちんと作り、丁寧な暮らし方ができるように着実な一歩一歩を進めていくことが肝要だと思うのです。 大工さんと家づくりに情熱をそそぐ毎日。 大工さんの、暑さで真っ赤な顔。 危険家屋で恐れられていた空間から、男木島の素晴らしさを改めて感じさせてくれる空間になる。 きっと、町並み保存の指針となる家に生まれ変わる。 皆さんのお力をお借りして、進んでいきます。今後ともご支援よろしくお願いいたします。
今日は、コンクリ打ちの日。 空練り(セメント、砂利、砂を混ぜたもの)3t。 時間がない(硬化が始まっている)ので人手が欲しいとのこと、私も空練りをテーラーに移すお手伝いをさせて頂いた。 笹の根を起こすのと思えば、楽。 そのあとは、昼食づくり。 8人分。菜種油と薬草とトマトと豆乳を投入(笑)、市販のルーをコピーしたカレー。 サラダ、糠漬け、スープ。 食器の汚れは、皆が古布で拭き取ってくださる。 夕方たまたま、大工さんに日曜日のワークショップで、鉋の刃を研ぐの、と伝えた。 夜教えてあげましょうかと、 ご自分の鉋を持ってきて見せてくださった。 すごくきれいな鉋。 刃には、指のあともついている。 くたびれているのに、教えてくださる優しさ。 今日、お借りしたテーラーもきちんとお掃除してガソリン入れてお返ししていたなあ。 何かにつけて、人にも物にもとても丁寧。 大きな声や苛立った声を聞いたことがない。 上品だなあ。 私も空練りの積込が上手になった気がするので、「私、このまま山下工務店さんでバイトで雇って頂こう」と冗談で言うと、 「男木島支店長に」と。 いいなあ、まずは、上品にならないと。 いいものを作る、そういう時間が有難い。 今後ともご支援よろしくお願いいたします。
大工さんとの生活、今日で1週間が終わります。明日はお休み。雨の中をよく頑張ってくださいました。有り難いこと。 ふと、お仕事の様子を覗くと、 鉋をかけてらっしゃる。 美しい、と感動して、かんなくずをすりすり(大工さんの働くお姿も、当然とっても美しいです)。 こんなに美しいもの、私には、くず、ではなくて、お宝に思える‼そんな気持ち分からないよね、とお聞きすると、 「分かりますよ。削ろう会と言うのもありますし、建築会の婦人部では、かんなくずでお花や枕を作っていますから。」 なんで、削ろう会というのを知っているの? とお聞きすると、 「父が昔優勝しました。」 私の大工さんは、とっても優しくて、 袋にいっぱい鉋で削って出た部分を集めてプレゼントしてくれました。 偶然にも今日は私の56回目ぐらいの誕生日。うーん、幸せ。 削ろう会、すごい。 かんなくず、すごいいいかおり、美しい。くずなんてない。 夜は、家族がお祝いしてくれて、優しい大工さんと削ろう会の話で盛り上がり、スマホでみんな一斉に調べて鉋から産み出される美しい作品の動画を見ている。 お陰さまで毎日楽しい学びが続きます。 大工さんのお力が古民家に命を注ぐ。 生き返った古民家が、私たちに技の美しさや力強さを見せてくれ、安心感で包み込む。 こんな素晴らしい技術を持った国に生まれ、生活させていただくことに感謝し、この技術をのこすことができるよろこび。 皆さんのお力のお陰さまです。引き続きご支援よろしくお願いいたします。





