
こんにちは!
クラウドファンディングがスタートした翌日の4/9(土)、アルマ東京ティアハイムを再び訪問しました。遅ればせながら、その時に話し合った内容をご報告します。
まず、皆さまからご支援と温かいメッセージを予想以上の早さでいただいていることを報告し、ほっとした様子の竹本氏。少なくとも 3ヶ月間は、施設運営費を心配しなくても大丈夫そうであることをふまえ、改めて、アルマ東京ティアハイムが抱える中長期的な課題を伺いました。そして、その3ケ月をどのように有効に使えそうかを一緒に考えました。
最も深刻な課題。それは、人手不足でした。
アルマ東京ティアハイムには、竹本氏ともう1名、計2名のフルタイム職員がいます。しかし、その1名が、この4月で退職されるとのこと。犬猫約50匹のお世話には、マンパワーを要します。病気を持つ犬も共に生活している施設なので、一斉にデッキに放して勝手に遊ばせておく、という訳にもいきません。食事、排せつ、運動・散歩、トレーニング、ケア、寝床の掃除など、やるべきことに溢れています。
資金不足に加えて人手不足。これらを受けて、活動規模の縮小、つまり保護する犬猫を減らすという選択を余儀なくされていました。一方、春から秋にかけての季節は猫の繁殖期にあたり、保健所に収容される子猫たちがどっと増える時期でもあります。「一匹でも多くの命を助けたい」という強い想いと現実のギャップに、竹本氏は心配を募らせていました。
資金不足の解消には、中長期に渡って安定してご支援頂けるスポンサーを探すことが必要です。そして、人手不足を補うためには、(1)不要な仕事がないか棚卸をして、(2)本当に必要な仕事を従来より効率的に回すことが必要です。並行して、新たな職員も探さなければなりません。
また、アルマ東京ティアハイムは多くのボランティアの方々に支えられているそうですが、一方で、そのようなご厚意をいかに最大化するかという観点でも、改善できる余地がありそうです。さらに、NPOのみが使える広告を活用するなど、新しい施策を取り入れることも効果がありそうです。
私たちソーシャライトジャパンは、このクラウドファンディングだけではなく、中長期的にアルマティアハイムと連携する予定です。これは、私たちが保護施設の運営の実態や課題を学ばせて頂く機会でもあります。そして、同じような課題を持つ他の保護施設に対して、その学びを活かしていくことも検討しています。

打ち合わせの後は、デッキで春の日差しを受けながら、 丸々とした子犬たちとふれ合いました。この子犬たちは、殺処分の直前に引き取った母犬のお腹の中にいたそうです。驚くことに、産まれる直前まで、母犬が妊娠していることに誰も気づかなかったそうです。保健所に身ごもったまま収容される犬猫は、決して珍しくないということでした。

たとえ「ペット」という犬猫でも、一匹ごとの命は、尊く、重みがあります。その命を、まるでゴミのように一斉殺処分する社会に私たちは暮らしています。安楽死ではなく、ガス室に二酸化炭素を充填し苦しみながら窒息させる方法が取られています。日本人として、この民度とモラルに大きな問題意識を感じています。
同時に、皆さまからの共感とご支援は、この社会を確かに変えていくものと強く信じています。このレポートの内容をご家族や友人に話して頂くだけでも結構です。どんな小さなことでも「行動」に移していただけたら嬉しいです。引き続き、応援をどうぞよろしくお願い致します。
ソーシャライト ジャパン






