こんにちは!徳林です。 鳥取荒神神楽研究会では、地域の神話や史跡を紹介する活動もしています。 神楽は神話を題材としたものも多く、また、古代信仰と密接な関係があります。 今回は日本磐座学会の方の要請を受けて、鳥取県西伯郡伯耆町と南部町の「古代伯耆エリア」にある磐座(いわくら)や、巨石信仰の神社などを巡るイベントを企画しました。 神社庁鳥取県西部支部長の山本宮司に相談して行き先を選定し、それぞれの神社の宮司や総代さんに企画説明し、賛同していただいて、そうしてできた企画をインターネットで告知したところ、予想を上回る参加者がありました。 地元はもとより、千葉や埼玉、そしてニュージーランド出身の方も含めて22名の参加がありました。 11時に集合し、最初に伯耆町の赤岩神社に参拝しました。 屏風岩という赤い巨岩のくぼみに神社が鎮座しています。 往古より赤岩権現と祀られ、強く信仰されてきた古社です。 昼食は出雲そばを食べて、南部町に移動し、赤猪岩神社と清水川神社を訪れました。 赤猪岩神社と清水井のある手間山周辺は、古事記に「伯耆の国の手間」と記された地であり、大国主命がやけどを負って絶命し、母神と二柱の女神によって蘇生復活した再生神話が伝わっています。 清水川神社ではサプライズの神楽も行いました。 はじめて神楽を見たという方も多く、参加者の方にとても喜んでいただくことができました。 そして、偉大な人類学者である鳥居龍蔵博士が調査に訪れたという天宮さんに登りました。 休憩しながら45分くらいの、なかなかに険しい登山です。 そして到着した天宮さんは、圧倒的なパワーを感じさせる巨大なものでした。 天宮さんから降りると、この天宮さんを奥宮として祀る金田熊野神社に参拝してこの日の日程を終えました。 参加者のみなさんに感想を一言ずつ言っていただいたのですが、神楽がよかったという声も多く、とてもうれしく思いました。 神楽は素晴らしいものですが、地域の神話伝承地などと組み合わせると、さらに素晴らしい体験になります。 楽しかったという声、感謝の言葉、こういった企画をもっとしてほしいという声をいただいて、さらに気持ちが引き締まりました! 当日のスタッフはもちろん、事前の準備や、各方面への相談や報告など、時間も労力も使う大変な活動ですが、こうして神楽や地域の魅力を発信し、喜んでもらえることはやりがいがあります。 今後ともがんばりますので、みなさん応援よろしくお願いいたします!





