こんにちは! 徳林です。 本日の山陰中央新報朝刊に、鳥取荒神神楽研究会のクラウドファンディングの取組みが掲載されました。 カラーで紙面の四分の一と、とても大きく扱っていただきました。 取材していただいたK記者さん、ありがとうございました。 早速、さきほど電話で支援の申込みがありました。 クラウドファンディングの支援の仕組みやクレジット決済がわかりにくいという方もおられて、そういった方からの問い合わせがありますが、銀行振り込みでも対応していますので、下記メールアドレスにご連絡ください。 kaguken0211j@sea.chukai.ne.jp 月曜は日曜の神楽公演の様子が新聞に掲載されましたし、神楽を広めるという目的の活動は、とても順調です! あと22日ちょっとですが、目標達成のためにがんばりますので、みなさま応援よろしくお願いします! 記事のシェアも助かります! もちろん支援もお待ちしています!
島根県安来市伯太町母里(もり)の青垣神社は、1300年以上前の出雲朝廷時代の創立として名高い古社である。 小さな集落の神社で今は訪れる人も少ないが、大穴持命(おほなもちのみこと・大国主命)を祀る由緒ある神社である。 今から1300年前に編纂された出雲國風土記は、朝廷の要請でまとめられた地誌であるが、出雲國9郡の最初に記載されるのが出雲国庁のあった意宇(おう)郡であり、その意宇郡の最初に記されるのが母里郷である。 出雲国風土記に記された母里の文の意訳を掲載する。 母里の郷。 郡役所の東南約21.2キロメートル。 所造天下大神大穴持命(あめのしたつくらししおおかみおほなもちのみこと、天下を造った大神である大穴持命)が、越(こし)の八口(やくち)を平定されてお帰りになったときに、長江山まで来ておっしゃるには、「わたしが造り治める国は、天津神のご子孫である天皇が、平安に治められるようお任せする。ただし、この八雲立つ出雲の国は、わたしが鎮座する国として、青々とした垣根のような山々を周囲に巡らせて、玉を愛でるように心をかけて(貴重な玉を置いて)守っていこう」とおっしゃった。 それ故に、文理(もり)という。 神亀三年(726年)に字を母理(もり)に改めた。 大国主命が「守る」と宣言したことから文理(もり)になり、それが母理(もり)と改められ、現在は母里(もり)になったのである。 この出雲國風土記に、もっとも多く登場する神名は大穴持命であり、さらに「所造天下大神」という最大級の尊称がつく。 二位のスサノオノミコトが二十回以下なので、かなり突出した数字となっている。(別にスサノオノミコトは風土記成立の時代背景から未掲載との推論もある) その大国主命の国譲り神話で、出雲國だけは渡さないという宣言の地であり、神話由来の古社なのだ。 話は変わるが、鳥取県日野郡江府町に下蚊屋荒神神楽保存会明神社がある。 鳥取県無形民俗文化財にも指定されている地域でもっとも古いと云われる神楽社中だが、その演目「国譲り」の中で、大国主命はこう歌う。 「出雲なる青垣山のふもとより神風吹けば涼しかるらん」 この出雲なる青垣山こそ、島根県安来市伯太町母里のこの青垣山だと考えられる。 神社の入り口には看板などは無く、探さないで訪れる人は皆無だろう。 先日10月3日には秋の例祭があり、翌日には母里氏子青年会が主催する子ども神社体験会で、青垣神社で神楽を舞わせていただいた。 大国主命由来の古社で、大国主命の神楽を舞わせていただき、集まった母里の子ども達や氏子のみなさんに大変喜んでいただくことができた。 ちなみに、今回のクラウドファンディングのリターン品のTシャツやパーカー、トートバックなどは、この青垣神社で開運祈念をしていただいてみなさんにお送りする。 神話時代の由緒ある神社だが、そういったところの多くが、知る人ぞ知るという感じになっている。 鳥取荒神神楽研究会では、そういった場所を地元のみなさんの同意のもとで紹介する活動をしていますので、どうか応援よろしくお願いします!
おはようございます! 徳林です。 今日は10月4日の日曜日。 鳥取県西伯郡南部町の空は快晴です。 今日は、島根県安来市と松江市で二回の神楽公演があります。 そして、そのふたつが新聞に掲載されました。 13時半から島根県安来市の西八幡宮で、子ども達を対象とした神社体験会が行われます。 その一環として、15時から子ども達に神楽を舞います。 大国主命の伝承がある青垣神社の境内で行います。 これはどなたでも無料で参加できるので、是非お越し下さい! そして島根県松江市の水燈路で韓国民俗芸能サムルノリと神楽のコラボ公演です。 収穫に感謝し五穀豊穣を祝う日韓の伝統芸能が、国宝松江城の堀川沿いにある歴史館で無料で見られます。 これは19時からです。 みなさん、お待ちしています!
こんにちは!徳林です。 今日は8000円以上の支援のリターン品の紹介です。 敬神崇祖Tシャツです! もともとは島根県安来市の母里(もり)氏子青年会のTシャツで、神を敬い祖先を崇めるという神道の心を表す言葉を、背中に大きくプリントしたものです。 わたしがよく着ていたところ、facebookなどでそれを見た方から多数の「ほしい」の声がありました。 ただし、これは昨年の限定品として作られたもので、ほしいと言われてもどうしようもありませんでした。 そこで、今回は特別に母里氏子青年会とのコラボオリジナルグッズとして、あらたに5色のカラーリングで作ることになりました。 荒神神楽の五行五色に合わせたもので、黒、赤、青、黄、白の五色となっています。 また、今回は島根県安来市母里の青垣神社にて、神職による開運・昇運のご祈念をしてからみなさまに送らせていただきます。 母里は、出雲國風土記で、大国主命が国譲り後も守ると言った故事から、守るが母里(もり)に転じた土地です。 そして、青垣神社は、神楽で「青垣山のふもとより神風吹けば涼しかるらん」と歌われる大国主命の根拠地です。 このような由緒ある古社で祈念した、特別限定開運オリジナルグッズです。 わたしたちとおそろいです。 わたしたちの活動に賛同していただいて、応援してやるぞというみなさま。 8000円以上のご支援で、このありがたーーーい特別限定開運オリジナルグッズです。 支援するのボタンをクリックして、クレジットカード決済で支援いただくことができます。 よくわからないという方は、メッセージやメールで気軽にお問い合わせください。 kaguken0211j@sea.chukai.ne.jp みなさま、どうぞよろしくお願いいたします! レポート記事のシェア・拡散もしていただけると喜びます! 達成までまだまだですが、がんばりますので応援お願いします!
大山のふもとである伯耆は、特産物が無いと言われる。 ひとつのものが特産物と呼べるほどの量が無いのだ。 その代わりに「なんでもある」のがこの地だ。 これは山陰に拡大しても同じことが言える。 日本の国のはじまり、神話の時代に「豊葦原中津国(とよあしはらなかつくに)」と呼ばれたこの地域は、北方のコハクチョウと南方のブッポウソウが飛来し、島根半島にはサンゴ礁に熱帯魚が泳ぎ、夏には海ブドウが採れる。 山陰は、地球環境の中でも特異な、北方と南方の動植物が混在する多様性のある地域なのだ。 出雲國風土記に「一年中自然に市が立ち、遊び呆けて帰ることを忘れる場所」と記されるこの山陰は、一年中自然の恵みから食料を授かる場所である。 この動植物の多様性が、農耕が出現する前の狩猟採集の時代に人の定住を可能にし、神話の時代に国が興ったのだろう。 北方と南方の気候を持つ山陰は、日本のひな形とも言える。 日本最初の歴史書である古事記の伝承地もそこかしこにある。 そんな山陰に、日本のはじまり探しに来ませんか?