2015/02/28 23:05
土によって味が変わる。
そんなことって、実際にあるようです。
例えば、種子島のニガダケ。
これは、そこら辺に生えている細い竹なのですが、他ではあく抜きしないと食べられない(あまり食されていない)のに、種子島のはそのまま焼いても、味噌汁に入れても、煮しめにいれてもすごく美味しい。隠れた種子島の名産品です。
種子島に来られたら、是非食べて欲しい一品です。
安納芋はというと、
近年種子島外でも安納芋の栽培が許可され、鹿児島本土をはじめ、他県でも栽培されてきているのですが、どうも種子島ほど甘くないという声を多く聞きます。
島内でも、安納集落の安納芋は美味しいと言われています。
そんなどこよりも甘い、本場種子島産の、しかも僕の知る限り7農家さんしか作っていない無農薬安納芋にもっと価値が付いてもいいはず。
この無農薬安納芋のスイーツをつくるプロジェクトは、そこの価値をあげたいと考えています。
もともと種子島の方々は、欲がなく(それがいいところなのですが)、安納芋の大きな会社は、ほぼ島外の会社。結局、農家さんは農協やそんな会社に安くで買い取ってもらい、農業という天候や虫などに左右される当たり外れのある大変な仕事なのに、それに収入が見合っていない農家さんがお多いと感じます。
種子島の名産品安納芋。
その種子島の無農薬安納芋に価値がついて、みんな無農薬安納芋をつくりだす。草取りなど大変だから、草取りの働き手を増やすいい仕組みを作る。そんなことが、人と海の自然の共生共存につながる、そう信じて活動しています。
ウミガメがそれを教えてくれるので。