本日で7日目になりました。皆様のご支援のお陰で目標の4割を超えるところまできました。深くお礼を申し上げます。旧富士山測候所は現在、富士山特別地域気象観測所となっています。つまり現役の測候所ではないわけですが、富士山測候所という名は広く知られているため、私等NPOでは旧富士山測候所と呼ぶことがほとんどです。写真右手にある階段を登れば日本最高地点の3776 mになります。夏は多くの登山客がこの最高地点に集まります。
毎年7月1日は、旧測候所に通電が行われ、この日を持って夏期観測が開始されます。まさに開山日になります。2日からは、研究者達が機器の設置を始めます。通電試験は6月中に行ってはいますが、この日に無事に通電できたときの安心感はなんとも言い難いものです。年によっては、送電線破損があり、破損箇所調査、修繕が入り1日から開始できなかった年もありました。今年は送電線がどうなっているかわからない状態で、来年無事に使用できることを祈るばかりです。写真は、馬ノ背と呼ばれる旧測候所が所在する剣ヶ峰への最後の坂。この坂はかなり急ですので上り下りは大変です。気象庁時代に設置された手摺を使いながら上り下りする方も多数います。剣ヶ峰は日本最高地点ですので、多くの登山客がこの馬ノ背から剣ヶ峰に向かいます。
クラウドファンディングを開始してから1週間もたたないうちに目標金額の三分の一となる大台に到達いたしました。みなさまのお力添えに深く感謝いたします。引き続きみなさまのお力添えをお願いいたします。山頂で研究活動をしていると日常ではあまり見られない景色に遭遇します。写真はブロッケン現象といい自分の影の周りに虹ができる現象です。ブロッケン現象はしばしば山岳で見られます。
週末直前にクラウドファンディングの開始しましたが、短時間の間に数多くのご支援をいただきました。もう少しで目標金額の3割に到達しそうです。みなさまのご支援に深く感謝するとともに、引き続きお知り合いへのご案内をよろしくお願いいたします。例年7月1日は、旧測候所に通電がなされ、麓から送電されてくる電気が旧測候所にて使えるようになります。また、この日から夏期観測がスタートになり、研究者は、7月2日から機器設置が可能となります。写真は昨年の7月2日の写真です。山頂火口に多くの雪が残っていることがわかります。7月とはいえども山頂は寒く、屋外での作業はあたかも冬のようです。また7月2日ないしは3日から携帯電話会社の中継局が山頂で稼働し、インターネットも使えるようになります。インターネットが使えるようになると多くの観測データは麓で確認できるようになり、装置もリモートアクセスができるようになります。
わずか1日と少しで目標金額の2割に到達することができました。ご支援の皆さまには厚く御礼を申し上げます。引き続き、お知り合いの方々へのご支援依頼をお願いできたらと存じます。富士山は火山でできた山なので、水が浸透しやすい土壌です。しかし、写真のように、池ができる場所があります。この池は、コノシロ池と呼ばれており、下に永久凍土があるために水が溜まると考えられています。本州で唯一永久凍土がある場所と言われている富士山。本NPOにおいても筑波大学のグループが富士山の永久凍土調査を長期にわたって行っています。温暖化研究にも大いに関係する本研究、今後も目が離せません。徒歩登山の研究グループも、10合目に到着し、このコノシロ池までくると、旧測候所が目に見えるところまで来るので「あともう少しで到着だ」とほっとするものです。このコノシロ池の前は環境省トイレがあります。トイレの管理人さんとおしゃべりするのも研究登山の醍醐味です。