
2005年11月27日に設立し、翌年4月に内閣府ににより認定されたわがNPO法人”富士山測侯所を活用する会”は、研究を主軸としているが社会への啓蒙貢献も重要な使命としている。そこで2006年1月に第1回の富士山学校科学講座を都内で凡そ50人の聴衆を得て開講した。当会の副理事長の三浦雄一郎校長による特別講演”エベレストにかける夢ー究極のアンチエイジング”および理事長の浅野勝己による”山登りの健康への效用”について分かりやすく解説した。その後、2007年よりほぼ毎年の8月に測侯所2号庁舎の応接間において”日本一高い場所での高山病の話”および大気化学などの最新研究成果の報告がなされた。さらに2010年8月より大学生へのセミナーが定期的に開催された。すなわち江戸川大学の学生15人および横濱市立大学の学生20人を皮切りに、横濱市立大学はその後2016年まで2年毎に計4回〔毎回約30人)参加され、高山病の話題をはじめ大気化学などの最新研究成果の解説を聴く好機を得たのである。(右の写真参照)さらにヒマラヤへのトレッキング登山グループへの高山病対策についての話題提供も行って来ている。〔左の写真参照)