1.挨拶改めてご支援頂きまして、ありがとうございました。本企画発案者の町田健登です。体感気温40度超えるような猛暑、足の骨に響く、固いアスファルトの道。非常にタフな道のりではありますが、皆様のおかげで、17日かけて無事、3名とも1都1府5県、492キロの道のりを歩きぬくことができました。一人では、到底なしえなかった過酷な行程であり、本当に感謝しております。2.企画を終えて感じること本企画を立ち上げた後、政府のGo To キャンペーンの早期実行がきまり、時期早尚とメディアやSNSで批判が相次ぎました。掲げていた目標は、観光関連業界への草の根経済支援活動でしたが、ここで企画を押し切ることは、恩着せがましい偽善ではないのか。寸前まで企画の実行を悩みましたが、企画を終えてみて、見える景色が大きく変わりました。メディアで一方的に報じられる新規感染者の数。しかし、その先には、ただ報じられる数字だでは見えてこない、数々の人間ドラマがありました。400年続く伝統を守るため、従業員の生活を守るため、お客さんにおいしさを届けたくて。新鋭企業から老舗の企業まで、必死に経済不況と闘おうとする経営者たちの葛藤がありました。最初は、一方的に私たちが東京から押しかけるのは迷惑ではないのか。不安の中の取材でしたが、汗だくになりながらも、3密を避け歩いた先に、私たちを迷惑がる方の姿はなく、熱意をもって取材に応じて頂けました。不安を煽るような報道をただ鵜呑みにするのではなく、両面から物事を見ると世界は変わる。この感動があったからこそ、つらい足の痛みを忘れ、最後まで歩き続けられたと思います。3.一番楽しかったこと10年以上法人が存続するのが難しいといわれる昨今ですが、そんな中、100年、200年と続く異業種のご当主の方の方々のインタビューができたことは、非常に大きな学びとなりました。歴史ある老舗のご当主は、圧倒的に・お客様目線・地域貢献をコロナの環境下でも考えている。「自分の利益だけ」を追求していては、たとえ今生き残れても、未来永劫反映はしない。困ったときは、「お互い様」の精神を継承し、事業を行っておりました。私自身会社を経営している立場ですが、そもそものビジネスの目的、支点が大きく異なることに気づけたことは、非常に大きな喜びです。4.一番辛かったこと足の痛みはもちろんだったのですが、あまりの疲労に、自分の心のコントロールの弱さをまざまざと見せつけられたのが精神的にかなり苦しかったです。一緒に歩いた、佐々木さんも秋元さんもとにかく明るい。常にポジティブに話し、冗談を言い合っていましたが、猛暑と疲労で私は中盤話す気力を失い、3時間以上寡黙に歩くだけでなく、イライラが爆発してしまう瞬間もあり、二人に非常に気を使わせてしまいました。それを受け止めてくれる二人のやさしさ、思いやりでより一層、自分の弱さが浮き彫りになり、より自分を責めるという悪循環。自分の弱さに気づくとともに、「人間らしくていいじゃないか。むしろ安心した」とありのまま受け止めてくれた二人にとても感謝しています。5.一番おすすめのご飯箱根元の宿「ヴィッラヴィザン」1階にある、フランス料理「伊豆の蔵」エゾシカ肉はもちろんなのですが、合鴨のローストが、人生で食べた鴨料理で一番おいしかったです。芦ノ湖の湖畔に面しており、夕陽を見ながら外のテラス席で、美味しいフランス料理をいただくことも可能!フランス料理と聞くと敷居が高く聞こえるかもですが、シェフもおかみさんも非常にフレンドリーで、値段もリーズナブル。宿も清潔ですし、カップルもご家族側連れにも、ぜひ遊びに行っていただきたいです。夜8時から開く1階のバーも、箱根唯一のお洒落なバー。スタッフさんが最高に楽しいので、ぜひ絡んでみて下さい。6.一番おすすめの宿場愛知県の、二川宿は、完全な穴場!!本陣、関所、商家が一度に見られるのは唯一ここのみです。地域で協力して昔ながらの街並みも残しており、端から端まで20分程度、東海道の面影残る黒壁つくりの家並みが続きます。大きすぎず、小さすぎず、何よりまだ知られていないので、混雑していないのが、とてもいい。コロナの環境下でも、二川宿の駒屋さんでは、夜に縁日等画期的な取り組みもしてますので、夏祭りが恋しくなった方は、ぜひ遊びにいかれてはいかがでしょうか?7.最後に一言ただ、猛暑の中492キロ、歩くのではなく、歩いた先に取材し、記事を書く。この行為が加わった瞬間、本企画の難易度は、過去に挑んだアイアンマンレースやキリマンジャロ登山を圧倒的に過酷なものとなりました。一方で、取材があるからこそ、やりきれた企画でもありました。取材先で、経営者の方々の熱意を聞けて。支援者の方からの励ましや伴奏を受けて。佐々木さん、秋元さんの歯を食いしばり歩く姿を見て。この全部があったからこそ、歩き切り、記事も書き続けられたと思います。一人では、箱根峠で脱落し、ここまで歩き切ることはできませんでした。長いようであっと言う間の17日間でしたが、この17日間で学んだ経験、心の葛藤、成長、出会いは、稀少であり、生涯忘れられない夏になったと思います。本当にありがとうございました。本企画も残り6日となりましたが、最後までしっかりと取り組んでいければと思います。引き続き、応援どうぞ、よろしくお願いいたします!
1.挨拶秋元唯です。この企画を通してご支援と応援をして下さった皆様に「有難うございました」と何回言っても足りないくらいてますが、本当に感謝しております。有難うございましたm(_ _)m2.企画を終えて感じること不思議と達成感よりも、歩き終えた事による喪失感みたいな気持ちの方が強いかもしれません。だいぶ辛い17日間でしたが、インタビューを通して聞けた、いろんな飲食店や旅館の店主達の想いや、東海道を歩いてる中で出会える事が出来た方々、それとやはり一番はこのキツく辛い道中を一緒に歩いた町田くんと佐々木さん二人の仲間の存在が大きかったです。そういう意味で旅が終わってしまう事に対する喪失感なのかもしれないです。3.一番楽しかったことやはり人との出会いや繫がりが一番最高でした。この企画を始めていなかったら出会わなかった人が大勢いるので、本当にこの企画を始めた町田くんと佐々木さんには感謝しかありません。佐々木さんに至ってはこの企画で会うのが初めてですし、町田くんも3年ぐらいの付き合いではありますが、知らない一面をたくさん見れて最高に楽しかったです。笑4.一番辛かったことこれは足の痛み1択ですね。特に足の裏の痛みが人生で感じたこと無いレベルでした。トレーニングやスポーツもしてるので体力には自信がある方なのですが、体力とか関係なかったです。いっその事疲労骨折してリタイアした方が楽だなとか考えてしまうレベルで痛かったです。正直、「歩き」というものを甘く見ていたのは反省してます。最近の若い方の言葉を借りて言うのであれば「ぱぉん」そんな気持ちです。5.一番おすすめのご飯これは結構選ぶの難しいのですが、この旅を通してでしか味わえない1品という意味でオススメするとしたら「箱根峠を数時間歩いて登ったあとに飲む、甘酒茶屋の甘酒」ですね。僕はそもそも甘酒自体はあまり好きじゃないのですが、人生史上最高に美味しい甘酒だったと言えます。絶品です。6.一番おすすめの宿場旅の後半の方に通った「関宿」が個人的にはよく覚えてます。昔の面影が残ってる宿場は意外と少ない中、関宿は昔を感じるといいますか、とても風情を感じました。たまたま近くに住んでる90歳を超えたおばあちゃんとも出会い、戦時中の話を聞けた事も印象的でした。7.最後に一言改めまして皆様有難うございました。皆様のご支援のおかげでこの企画をスタートでき、多くの出会いに恵まれる事が出来ました。スタート当初は正直492キロ歩くのは無理だなと思ってましたが、仲間の二人はもちろん、クラウドファンディングで支援して下さってる皆様の支えがあったからこそだと思ってます。機会があれば、今度はこの感動を皆様と共有できたらいいなぁーと思ってます。日本には五街道がありますから。笑残りの4つもいつか歩けるといいですね。本当に感謝感激です!有難うございました!
1.挨拶こんにちは。佐々木栞奈です。改めて、ご支援してくださった方々、直接応援して下さった方々インタビューさせて頂いたお店や宿の方々そして、一緒に歩いて下さった町田さん、秋元さん本当にありがとうございました!東海道五拾三次を歩き終えた感想を述べさせて頂きたいと思います。少しでも、この感動を共有して頂けたら幸いです。2.企画を終えて感じること改めて、歩いた約17日間を振り返ってみると非現実的で、夢だったのではないか?と思います。企画自体、私一人の力では発足出来ないものでありまた、私たち3人だけの企画であったらきっと2日目に諦めていたと思います。皆様の応援や、コロナの状況下でた戦っている方々の生の声を聞かせていただき歩ききることができました。歩ききり、皆様からよくキリマンジャロ登山とどっちの方が辛かった?と、質問を頂きます。結論から言うと、辛かったのは今回の企画だと思っております。期間が長いということ以外に、責任と言う点が大きかったです。キリマンジャロ登山も確かに辛い事もあったのですがその辛さは、あくまで自分との戦いでした。一緒に登ってくださった仲間やサポートしてくださったガイドさんやポーターさんもいましたが登れなくても、自分が悔しいだけ。責任も、自分だけでした。しかし、東海道五拾三次はこのクラウドファンディングを通して皆様から応援して頂き普段は聞けないような、生の声をインタビューを通して伺いその声をできるだけ多くの方々に届けるという使命ができました。しかも、その責任は歩く日を追う事に大きくなっていきました。そんな責任感のお陰で私は成長させて頂き歩ききる事ができました。今回一番感じた事は、自分の為にやる挑戦より誰かの為にやる挑戦の方がより頑張れると言うことです。これからも、出来るだけ自分一人の挑戦ではなく少しでも誰かの為に繋げることが出来るような挑戦をしてきたいと思います。3.一番楽しかったこと3人で毎日歩いている時にする話や応援に駆けつけてくださった方とのお話美味しいご飯をいただいたり素晴らしい宿に泊まらせて頂いたりと楽しかった事は沢山あります!しかし、一番楽しかった事はお店や宿の方々の生の声を聞かせて頂けたことです。最初は、そんなインタビューをしたらお店に迷惑になってしまうのではないか?断られる事も多々あるのではないか?と思っていました。しかし、皆さま快くインタビューを受けてくださり無名の私達に対しても、お店の現状や想いをしっかりと答えて下さりました。色々なお店や宿をインタビューさせて頂きそのお店や宿それぞれ違った想いでお店を経営されておりそのリアルな想いに毎回心を動かされます。また、そんな想いを聞いた後はお店の見え方が変わってきます。ますます、ファンになり遠くからでも行きたくなるお店が沢山増えました。そんな想いをそのまま、活動報告にまとめさせて頂いているので是非、目を通していただけると幸いです!4.一番辛かったこと足の痛みが一番辛かったです。特に、2.3日目。足裏がこれでもかと言うほど痛くなりました。歩くたびに、痛みで鳥肌が立つほどです。そんな痛みの中でたてた私達の目標は足の痛みに慣れ、最終的に快感になるという事。そんな目標を立てるほど、痛いと思って下さい!しかし、快感にはならなかったものの、最後の方では足の痛みに慣れ、余り痛みも感じなくなっていました。私は歩いている間、やらないといけない事は、キャンプファイヤーに上げる活動報告のみでしたが一緒に歩いた二人はカメラマンとして撮影してくださったりそれぞれの仕事をテレワークしながらともっと大変だったと思います。5.一番おすすめのご飯歩き疲れて食べるご飯は最大のスパイスであり実際に、何を頂いても美味しかったと言うのが実際の感想です。その中で一番を選ぶとすると私は甘酒茶屋さんが一番印象に残っております。創業400年続く老舗の、箱根の峠にある茶屋さん。箱根観光の際に、利用させて頂いた事はありましたが車で伺った時と小田原から歩き、七曲を通って辿り着いた時とは、全然違うお店の様に感じました。私達が、峠を越えた時に営業されていたのは甘酒茶屋さん一店のみでした。元々伺おうとしていたお店は営業されておらず絶望し、バスに乗ってしまえと言う悪魔の囁きが聞こえた時甘酒茶屋さんの暖簾がとても神々しかったです。そんな旅人の為に、お店を続けてきたとおっしゃる若旦那の話を伺い昔の旅人の気持ちも味わえ冷たい甘酒やかき氷に心も身体も癒されました。400年という長い歴史の中で言ったら、今回の不況でお店を閉められない。そんな想いに感動致しました。また箱根を訪れた際は下から峠を越えて甘酒茶屋さん目指して足を運びたいと思います!6.一番おすすめの宿場ビジネスホテル等のチェーンのホテルや旅館が増える中、個人で営業されている旅館にとって今回のコロナの打撃はとても大きく計り知れないものであると思います。そんな中、老舗の旅館や個人経営の旅館、ホテルでは皆さま、お客様が安全に泊まる為に対策されてたり経営を変えたりと物凄い努力をされていました。どこも、素晴らしい宿で一番を決められなかった為皆様が共通して思われている事を書かせて頂きます。この打撃を受けて、どんな目標•目的を持ってお店を続けられているのか伺ったところ、皆、地域を盛り上げる為。地域へ恩返しする為。とおっしゃっていました。自分達の利益の為だけでは、続ける事ができないと言います。自分の他に何か守る物があったからこそ、踏ん張れているそうです。そんな、想いで厳しい状況の中お店を続けていらっしゃいます。今後も、迷惑にならない程度に私自身何かお手伝いできる事はないか探して行動していきたいと強く思いました。7.最後に一言企画を通して、色々な方々の応援により貴重な経験をさせて頂いた事に心より感謝致します。辛い事も沢山ありましたが、それ以上に楽しいことや成長出来たことがありました。歩き切りましたが、まだこの企画は終わっていないと思っております。今回学ばせて頂いたこと聞いたことを出来るだけ多くの人の役に立たせる事が出来る様に自分に何が出来るのか考え行動していきたいと思います。また、改めて新幹線や電車、車の技術の発達に感動しております。17日間掛けて歩いた道のりが、新幹線でたったの2時間30分。Googleマップも景色も飛ぶように移動していました。電車も車も当たり前だった事に今は感謝する事ができています。当たり前の事に感謝する大切さを改めて気がつかせて頂き他の当たり前となっている事にも感謝していきたいと思います!!!今回の企画によって少しでも東海道五拾三次や、東海道にあるお店や宿に興味を持って頂き足を運んで頂けたら幸いです。
こんにちは、町田健登です。東海道53次を始めて、17日目。8月11日(木)日本橋から京都三条大橋の合計492キロ。3名とも無事に、歩いてゴールすることが出来ました。 体感温度40度を超えるような猛暑。硬いアスファルトの中、毎日平均30キロ以上の移動。休憩最中でも、必死に取材し、毎日活動報告を浴びる日々。 過酷な環境に、心が折れそうになる日もありました。 一人では決して歩ききることはできかったと思います。 一緒に企画してくれた、佐々木栞奈さん。必死にカメラを回してくれた、秋元唯さん。 ご支援頂いた皆様、取材に快く応じてくださった皆様に心から感謝をお伝え致します。本当にありがとうございました。 歩くことはここで、終了ですが、本企画としては、道半ば。 少しでも多くの方にこの活動を伝え、取材に応じてくださった、飲食店や旅館の皆様を応援するだけでなく、お土産代行の連鎖を広げ、少しでも、草の根の経済支援を拡大していければと考えております。 明日以降、3人それぞれ、何を思い、何を感じたか。率直な気持ちをまとめさせていただき、活動報告にて共有させて頂きます。 最後に、1店舗、終着地京都のお店のご紹介です。 ミシュラン星を獲得する、割烹屋さん。めったに入れないお店ですが、最後、一緒に伴奏いただいた支援者の方にご馳走頂きました。私達だけでは入れないお店でしたので、貴重なご経験をさせて頂けましたことに、深く感謝しております。1.どんなお店?祇園 丸山"これぞ、京都"と感じることのできる、京会席料理屋さん。四季折々の食材で作る、美しい料理はもちろん、音、光、風を感じ、空間ごと楽しめるお店です。2.場所京都府京都市東山区祇園町南側570-171祇園四条駅から徒歩5分3.連絡先075-525-0009http://gionmaruyama.com/index.html4.おすすめの一品季節のお料理11月〜2月 松葉蟹・河豚3月:子持ち諸子4月:筍5月:桜鯛6月:鮎7月〜8月:鱧9月〜10月:松茸・子持ち鮎を使用した季節のお料理。二階のお座敷で、風鈴の音を聞きつつ鱧料理を頂きましたが、味はもちろん、盛付けも美しく、歴史ある日本伝統の味を、美味しく頂けました。5.コロナの影響と地域にかける思いコロナの影響で外国人観光客が減ったのはもちろん、歴史あるお祭りも自粛。売上が下がる飲食店等も多いけれど、だからといって、自粛を無視し、自身の利益ばかり追求していては、京都の歴史や伝統は守れません。お客様が来ないからと、楽してTシャツを着て過ごすような考えはもってのほか。一方、形だけ浴衣を着るというのも、少し違う。 昔は、この暑い夏、浴衣が涼しい服装だったから着たのであり、必然性がありました。 飲食店内では、車の音が鳴り響くこともなく、虫や鳥のさえずり、太陽の光、風の音を感じて、食事を食べていた。 五感を通して、初めて本物の良さが感じられます。 皆さんも、車を使わず、徒歩で東海道を歩いたことで、違った視点で日本を感じられたのではないでしょうか? 京都の歴史的町並みや、日本の文化を守るためには、私達一つのお店だけでは、なりえません。 この街の通りも、他のお店の理解や協力があり、保たれています。コロナの影響は大変ですが、易きに流されない。自己の利益ばかりを追求しない。こんな時だからこそ、地域で支え合い、しっかりと伝統、風土を守り、昔ながらの丁寧なおもてなしをさせて頂ければと思います。6.私から一言旧東海道とはいっても、様々な顔がありました。地域と協力し、町おこしのために、昔の町並みを、保全し、観光制作をすすめる街。観光地化せずとも、古き良き町並みが残る街道。 看板一つなく、ネオンが、ギラギラ輝き、ただの車道となってしまった道。歴史や伝統を守ると、言葉にするのは簡単ですが、実際に日本の歴史の中でも、戦争や経済危機、地震等の天災、疫病、飢饉など、コロナに負けない大きな事件が数多くありました。その最中では、お店を畳んだり、廃業するほうがよっぽど合理的であり、悩ましい、苦しい決断を余儀なくされた当主の方々がいたに違いありません。 今、私達が見ることができる、体験することができる、伝統文化や食事があるのでは、偶然の産物だからではなく、先祖代々の方々の想いと、類まれない努力の積み重ねがあったから。日本に生まれた一人の人間として、このことへの感謝は絶対に忘れてはならない。大将のお話が東海道五十三次の企画を締めくくるにふさわしく、とても考えさせられる取材となりました。貴重なお話、本当にありがとうございました。
そこんにちは、佐々木栞奈です。東海道53次、歩き始めて16日目となりました。残すところ、あと1日です。本日は、水口を出発し草津を目指しております。東海道を歩き感じることは東海道沿いは、当時の景色が残っている家が多く、当時の東海道を感じる事ができます。歴史博物館や、当時の日本の様子を展示している施設に行かなくても建物を実際に目で見て、老舗のお店に入り食事をし、この場所には昔何があったのか看板の説明を読む事で当時の風景を想像し、色々な思いを感じる事ができます。東海道の通る地域に住んでいても、何処が東海道か知らない方も多いそうです。当時の建物を維持することは不便な事や、お金も掛かる事も多いと思いますが当時の風景を地域全体で守るために行なっている地域の方々の様々な努力を感じる事もできます。そんな、思いや努力を少しでも応援したいと改めて感じました。そんな、昔ながらの街並み残る東海道の通り沿いにある、歌川広重さんの絵にも描かれている田楽茶屋さんに寄らせて頂きました。通り含めて、東海道を感じる事ができるので石部をお通りの際はお立ち寄り下さい!1お店の名前石部宿 田楽茶屋2どんなお店?石部宿は東海道五十三次の五十一番目の宿場町で、古くから伊勢路への街道として多くの人の往来がありました。最も栄えた頃には商家や旅籠が建ち並び、京都から江戸へ向かう旅人が最初に泊まる宿場町として栄えました。田楽茶屋は、江戸末期に人気を博した浮世絵師・歌川広重の「東海道五十三次」で石部の田楽茶屋が描かれています。平成14年、湖西市によりその絵をもとに再現されました。日替わり定食や、うどん、そば地元の郷土料理もあり旅の疲れを癒す事ができます。3場所〒520-3105滋賀県湖南市石部西1丁目8番19駐車場 お店の前2台4連絡先やSNS情報【営業時間】 10:00~16:00【休 業 日】 月曜日(祝日の場合はその翌日)、 12月27日~1月5日http://www.burari-konan.jp/kanko/dengakuchaya.html5絶対に外せない、おすすめの一品石部の郷土料理である『芋つぶし』です。昔は、お米が貴重であった為里芋とお米を混ぜて田楽味噌と甘辛醤油で頂きます。食感は、おにぎりとお餅の中間。五平餅とはまた違った食べ物でした。そのほかにも、お店の名前にあるように田楽味噌を乗っけた豆腐やこんにゃく等もおすすめです。6コロナの影響コロナにより、東海道を歩いている人も減りました。湖南三山が有名で、そのツアーのお客様も以前はいらっしゃっていましたが、ツアーも中止に。去年の4月にチーフとなり、メニューなど工夫して頑張っていたところで、大きな打撃を受けてしまいました。しかし、幸いにも地域の方々も利用してくださるので東海道を歩かれる方や地域の方の為にも頑張っていきます。7飲食、地域にかける思いチーフ 渡邊明子さん古き良きこの、石部宿の景色を残していきたい。石部の郷土料理を残していきたい。と言う思いで頑張っております。お店の看板メニューとして残していければ次お店を引き継いでも石部の郷土料理を残していく事ができ地元の方や観光客にも広める事ができると思っております。また、この東海道の昔ながらの景色を残す為には地域の方々の協力が必要です。その為の、地域の方々の集まる場所としても活用していきたいです。