4月25日(土)オンラインにて「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」の活動報告会を開催しました。基金の助成を受けた12団体のうち下記9団体が登壇し、基金で実施した活動とその成果、活動を通じて発見した課題について報告いただきました。その後、質疑応答を交えながら、コロナ禍で起きている課題を参加者で共有しました。<報告団体/活動内容>※当日発表順・ごはんで元気!プロジェクト/ごはんで元気!プロジェクト・生活困窮者支援・Dフレンズまちだオンラインサポーター実行委員会/地域のシニアを対象としたオンライン認知症カフェへの参加補助及び情報格差を解消するためのオンラインサポーター事業・今年も相原を盛り上げるぞプロジェクト2020/コロナ禍における、多世代間交流・体験型交流などの地域活性化事業・探求フリースクール・マチラボ/不登校に関するオンラインサロン事業及び、不登校経験者によるサンプリング事業・生活困窮者支援りぼん/新型コロナウイルスの影響により、収入や住まいを失った人、心身の健康が損なわれている状態にある人への生活相談事業・つるかわ無料塾 結い/新型コロナウィルスの影響によりオンライン学習を開始した結いの子どもたちと一緒に考える「結いのネットリテラシー講座vol.1」・NPO法人ゆどうふ/生きづらさを抱える若者がコロナ禍でも安心して通えるフリースペースの整備事業・特定非営利活動法人日本ペルー共生協会( AJAPE )/外国にルーツを持つ子どもへのオンライン支援事業・ゆうやけプロジェクト/町田市相原町を中心とした子どもたちと地域の人をつなげる放課後支援の居場所づくり事業報告を伺い以下3点の気づきがありました。一点目は、コロナ以前から弱い立場にあった方に影響が大きく表れていること、二点目は、対象は違っても共通する取り組みや課題がいくつか見られること、三点目は、課題が重層化していることです。例えば、無料塾結いと日本ペルー共生協会AJAPEは、ともに学習支援に取り組んでおり、4月の緊急事態宣言以降は、オンライン学習を導入しました。その中で、偶然にも共に急速なオンライン化による子どもへの影響を鑑み「ネットリテラシー」特に「性」に関する学びの場を開催。急速なオンライン化は、ネット環境による格差を生み出しているだけでなく、新しいリスクも内包していることについて気づかされる報告でした。その他の団体からも人と人の接点が減ることや社会経済状況の悪化によって起きている様々な課題について報告があり、このような状況の中でも柔軟できめ細かい支援を実施している市民活動団体の取り組みの価値を再確認しました。質疑応答では、報告者から報告者への質問もあがりました。その中でも印象的だったのは、探求フリースクール・マチラボ広田氏からの「活動の持続性」についての問いです。その質問に対してNPO法人ゆどうふ三井氏は、「得意や強さではなく、自分たちのできないこと(弱さ)で他の団体と連携すること」、無料塾結い福田氏は、「メンバーとの徹底した情報共有」と回答していました。一つひとつの活動は小さくても、足りない部分を補いあうことで確実に社会を変える力になるのではないでしょうか。また、活動継続のために必要な活動場所の確保といった公的支援への期待の声もありました。報告会終了間近には、AJAPEの学習支援に通う生徒から「英検準2級」合格のお知らせと感謝の言葉があり、助成活動の先にいらっしゃる当事者の方からの声に参加者から笑顔があふれる時間となりました。折しも報告会は、東京都に3回目の緊急事態宣言が発令される前日の開催となりました。新型コロナウイルス感染症拡大による社会への影響はまだまだ続きます。市民一人ひとりの参画によるきめ細かな支援と公的な支援の広がりのいずれも必要です。そのためにも現場で活動する団体からの発信に耳を傾けていくことが重要だと考えています。基金は資金集めと共にそうした機能を果たしたいと思い、実施いたしましたが、引き続き実行委員会構成団体それぞれがその役割を果たしていけるよう努めてまいります。
8月3日からスタートしたクラウドファンディング「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」本日をもって終了いたしました。おかげさまで多くの方にご支援いただき無事目標を達成することができました。あらためてご支援くださった方、SNS等でシェアしてくださった方、気にかけてくださった方、関心を持ってくださったすべての方にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!町田の中で支えあいの輪を広げたいという想いで始めたクラウドファンディング。資金集めはスタートだと思っております。みなさまからお預かりした貴重な資金を現場で活動する団体の方とともに活かしていきたいと思います。助成金の募集もスタートしております。市民活動団体の方には、ぜひコロナ禍の新たなチャレンジをご検討いただきたいと思います。ご関心のある方にご案内いただけますと幸いです。助成金募集は以下のページよりご確認ください。https://machida-support.or.jp/news/coronagrantinfo/
※ 皆様からお預かりする100万円で、町田の市民活動に最大10件(1団体あたり最大10万円の助成とした場合)に支援ができます! 今回のクラウドファンディングでは、資金集めとあわせて、町田でいま起きている社会課題とそれを支援する市民活動を多くの方に知っていただきたいと思っています。定期的に実行委員会メンバーが取材・実施した記事をお届けいたします。※9月10日(火)に傾聴ボランティアグループとデイサービスの利用者によるオンライン傾聴を行いました。現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止により、市内の各施設におけるボランティアの受け入れが難しくなるなど、傾聴を含む様々なボランティア団体や個人ボランティアはこれまで行っていた活動が出来なくなっています。中でも傾聴ボランティアは市内の様々な施設や個人宅で活動しており、特に一人暮らしをされている高齢の方にとっては大切な存在です。誰ともしゃべらずにテレビを見る時間や寝ている時間が増え、それが日常化することは認知機能の低下に繋がります。しかし、最も心配なのは、心の部分ではないでしょうか。誰ともしゃべらず、人とも会わない日が続くことを想像してみてください。孤独や孤立という状況に置かれてしまうだけでなく、気持ちが落ち込んでいってしまうのではないでしょうか。そこで、まずはデイサービス木曾(社会福祉法人 七五三会)さんの協力を得て、試験的にオンライン傾聴をやってみることにしました。画面越しに初対面の方たちが顔を合わせたため、初めは違和感や戸惑いの表情がみられましたが、次第に趣味や出身地の話で盛り上がり、童謡を一緒に歌うなど時間がたつのも忘れ、表情も穏やかになり笑顔が見られるようになりました。まるでこれまでの時間を取り戻すかのように楽しみながら言葉や気持ちを通わせていました。歌う際に若干の時差が生たり、声が聞こえづらいなどのオンライン特有の課題がありますが、それでもお互い話すタイミングを探り合い、呼吸を合わせ、距離を縮めていらっしゃいました。今回はWi-Fiや機器など、社会福祉協議会でオンライン環境を用意しましたが、今後継続してオンラインでの活動を続けるのであれば、団体ごとに準備する必要があります。その際には、タブレットやスマホなど機材の購入やアプリの使用料、オンライン環境の充実(ポケットWi-FiやWi-Fi環境のある場所の使用料)、使い方を学ぶ際の経費(研修費、講師料)などが必要となります。これらはいずれ一般化するでしょうが、急にオンライン活用の時代に突入したので、まだまだ環境整備が足りていません。また、団体にとっては予期せぬ費用となっているため準備が難しいのが現状です。今後は、オンラインでの開催を想定した機器の準備やITスキルの習得がどの団体でも欠かせなくなると想定されています。利用者さんの「話をしたい」、利用者のことを考えている施設の方の「何とかしてあげたい」、傾聴グループの「誰かのために何かしたい」、という思いを繋げ続けるためにも、活動費の確保、スキル習得の機会の創出は急務であるように感じました。====================== 今回のクラウドファンディングで集まった資金は、こうした様々な支援活動に助成金という形でご支援させていただきます。助成金の募集も開始しておりますので、ご関心のある方は下記より内容をご確認ください。また、周りにご関心のある団体等ございましたらご案内いただけましたら幸いです。助成金募集の詳細は下記よりご確認ください。https://machida-support.or.jp/news/coronagrantinfo/====================クラウドファンディング「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」は、9月16日23時59分終了です。現在までに133名の方から943,000円のご支援をいただいております。ご支援ありがとうございます。引き続き応援お願いいたします!
9月12日(土)、オンラインにてチャリティーセミナー 「町田のリアルから未来を描く」を開催し、20名上の方にご参加いただきました。本セミナーは、現在、町田市社会福祉協議会と町田市地域活動サポートオフィスが共催で実施しいてるクラウドファンディング「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」の一環で実施したものです。クラウドファンディングでは、資金を集めることとあわせて、町田の課題やその解決に向けて活動をしている市民団体を多くの方に知っていただくことも目的としています。本セミナーでは、行政、社会福祉協議会、市民活動家、それぞれの立場から今の町田の課題とそれに対する取り組みについてお話いただきました。セミナーの開催報告を町田市地域活動サポートオフィスホームページ活動レポートページに掲載しております。ご一読いただけましたら幸いです。=============クラウドファンディングは、9月16日23時59分で終了です。これまでに121名の方に865,000円のご支援をいただいております。みなさまのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。 最後の一押しとして本日19時~22時「ラストスパートシェアするイベント 」を開催させていただきます。すでに多くの方にシェアしていただいておりますが、最後にまだご存知のない方に情報が届けばと思っております。引き続き応援お願いいたします。★「シェアするイベント」とは?私たちのクラウドファンディングをご支援くださる皆さまに、個々人のタイムライン上で応援投稿をしていただき、SNS上で本プロジェクトを盛り上げていくオンラインイベントです。詳しくは、町田市地域活動サポートオフィスFacebookでご確認ください!
9月12日(土)、オンラインにてチャリティーセミナー 「町田のリアルから未来を描く」を開催し、20名上の方にご参加いただきました。クラウドファンディングでは、資金を集めることとあわせて、町田の課題やその解決に向けて活動をしている市民団体を多くの方に知っていただくことも目的としており、セミナーでは、行政、社会福祉協議会、市民活動家それぞれの立場から今の町田の課題とそれに対する取り組みについてお話いただきました。はじめにサポートオフィス喜田より「数字で知る、仕組みで知る」と題してお話をさせていただきました。町田市の課題の全体像として、人口の推移をはじめとする各種行政資料のデータをご紹介。その後、サポートオフィスが実施した町田市の市民活動実態調査、新型コロナウイルス感染拡大に伴うNPO向け緊急アンケートの結果をもとに町田市内の市民活動の現状について報告。その後に「寄付ってなあに」をテーマに寄付の果たす役割と日本の寄付の実態について簡単にご説明いたしました。公的な福祉の役割は大きいですが、一方でまだ気づかれていない社会課題に着目したり、当事者自身が解決の担い手となるなど、市民活動にしか果たせない役割があり、そのことが社会の隙間をアメーバのように埋めていくのではないかということをお話させていただきました。また、活動はできないけど何らかの形で参加したいという思いを実現する手段として寄付という選択肢もあるということをあわせてお伝えしました。セミナーのメインである3名の登壇者のお話や会場からのコメント質問について後日サポートオフィスのホームページにて報告いたします。