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こんにちは!「珊瑚の産卵観察プロジェクト」のヒロシです。今回はサクラマリンのユミコさんから届いた「第3回調査報告」のいよいよ最終回です。ご覧ください☆第3回調査報告3日目の今日は『7月との比較』についてです。☆7月期との比較◎今回の調査では、新月周りでの産卵はとても少なく、それに遭遇できる可能性はとても低いと言う事がわかった◎満月周りでは7月と8月で類似点が多い⚫︎満月当日はプランクトンが大量発生している 内ピンク種は翌日から減って行く⚫︎中潮に入るとプランクトンや虫などの浮遊生物が増え始め、大規模産卵当日がピーク⚫︎大規模産卵は下弦の月前日(中潮最終日) その前後3〜4日は小規模の産卵が見られる⚫︎大規模産卵当日は太平洋パロロの数がハンパない◎産卵が見られた月と時間⚫︎コモンサンゴの仲間(8月)・・・・20:00〜20:55⚫︎ミドリイシサンゴの仲間(7月&8月)・・20:30〜21:30⚫︎ハマサンゴの仲間(7月)・・・・21:15〜⚫︎キクメイシサンゴの仲間(7月&8月)・・21:30頃〜⚫︎ナガレサンゴの仲間(7月)・・・22:00以降〜◎感想サンゴの産卵をまだ見たことがなかった調査開始当時、私達はサンゴに産卵の兆候を探そうと一生懸命でした。でも私達がサンゴに見つけたものはどれも産卵の兆候ではありませんでした。サンゴはバンドルを出してくるその時まで大きな変化を見せてくれません。また産卵後も変化を見せてくれた群体はごく僅かで、ほとんどは変化がありません。なのでどの群体が産卵するかを事前に見極めるのは非常に困難だと言う事が今回の調査でよくわかりました!そんな状況でも、最初に調査員内で特定観察した14個のサンゴのうち2つが産んでくれた事が、たとえ偶然だとわかっていても嬉しい結果です☆ただ今回の調査によって、水中の様子の変移やいつ頃産卵するのか、そしてサンゴの種類やタイミングについてはだいぶわかりました。それとミドリイシサンゴの仲間のバンドルを見つけるのも上手になりました☆これらが一番の収穫であり、来年以降ゲストの皆様をご案内できる基になるデータです。でも来年はまた変わるかもしれません。それもまた追加データとなっていくでしょう。そしていつかサイパンも、サンゴの産卵ツアーなどを提案している他の地域のような案内が皆様にできると良いなと思います。私達は長年サイパンでダイビングガイドとしてやってきましたが、今回初めてサンゴの産卵を見ました!本当に感動しました!興奮しました!今度はその感動を皆様にも届けたいです☆今まで私達を応援しサポートし続けてくれた皆様に心から感謝します!本当にありがとうございました。