マオポポkidsの大切なおもちゃの一つがジェンガ。このジェンガ、実は手作りなんです。マオポポkids開所直後に、子どもたちが遊べるおもちゃが少ないからと、スタッフのSちゃんが中原工房さん<https://nakahara-koubou.com/>におじゃまして、中原工房の方に協力していただきながら作ってくれました。マオポポkidsではジェンガを組み立ててビー玉転がしを作る子も。ちょうどよいところに節目の穴が開いているジェンガがあって、その穴がゴール♪ HくんとIくんが何度も何度も改良し、根気強く微調整して…カチッとうまく穴に入った時には満面の笑み!中原工房さんは、ジェクト株式会社さんが運営する、地域に開かれた個人利用できるものづくり工房です。kids開所時に、子どもたちの棚や学習机が(もちろんお金も)なくて困っていた時に、中原工房さんにはものすごくお世話になっていて…。今もまだご厚意に甘えている状況、まだ何一つ返せたものはないですが、いつかきっと恩返しできるよう、まずは子どもたちファーストの学童保育になるよう、日々努力していきたいと思います。
マオポポkidsの階段脇の柵には以前、元オーナーご夫妻が手塩にかけて育てていたバラが咲き、いい香りに包まれていました。ところがマオポポkidsがオープンして少し経った頃、階段のふもとに植えられていたバラのねっこが防火水槽に食い込んでしまっていることに大家さんが気づかれて、バラのツルを撤去されました。落下防止も兼ねて植えてくださっていたバラのつるがなくなってしまうと寂しいのはもちろん、むき出しの柵はちょっと心もとなくて、大家さんは階段に落下防止のための黒いネットを仮設でかけてくださいました。なるべく早く、仮設ネットではなく落下防止用の安全ネットを設置しなくては…と思いつつ、先立つものがなくてまだ設置できないでいます。ところが先日、階段下の配電盤などが置かれている空間に、子どもが入ってしまったとの報告が!なんでも公園に遊びに行く際に、スタッフが後から出る子に付きながら「ちょっと待ってね~」と外に出たところ、待ちきれなかったのか? ついつい柵に足をかけてしまったのか? この狭い空間に入った子がいたのだそうです。2人も。おまけにこの四角いBOXの上に登ろうとする輩まで出てきて…。確かに、足をかけたくなる気持ちはわかる、でもここには入らないでほしいのです。子どもたちに入らないように伝えつつ、それでも気の迷いから入り込んでしまうと危険なので、急遽、安全柵設置の工事費用の見積もりをお願いすることになりました。見積金額にもよりますが、足がかけられない形状に変更したいのです。スタッフとしては公園に行く際に、子どもたちを外で待たせる時間を短くすることも心がけなくてはと思っています。
旧学童保育で働いていたスタッフたちから「補食としてのおやつを出してあげたい。駄菓子ばかりでなく、身体によいものを」という意見をもらったこともあり、マオポポkidsのメインおやつは菓子工房ichieさんと新城テラスさんにお願いすることに決めました。2店とも武蔵新城駅近くにあり、地域的にもいろんなつながりのある素敵なお店です。新城テラスさん<http://terrace.seses-ishii.jp/>からは、マフィン、ホットドッグ、チョコチップクッキーが届きます。こどもたちに安全でおいしいおやつを提供しようと、添加物なしのおやつを、時間指定で届けてくれています。ハロウィンの時には、おやつのパッケージに手描きのコメントを一つ一つ描いてくれたり、マフィンを残す子がいると聞くと、小さいマフィンを2種類、味を変えて提供してくれたり…。kidsの子どもたちのことを大切に考えてくれているのだな、と幸せな気持ちになります。店舗は子育て世代のパパママが安心して利用できる、地元の憩いの場。店内には無垢の杉がふんだんに使われていて、木の温もりを感じる空間です。他では味わえない、店長さんが考えた毎月限定のオリジナルドリンクや、地元川崎の自家焙煎コーヒーも楽しめます。最近はコワーキングスペースとして活用されるなど、さらに幅広い層に愛されています。とにかくスタッフの皆さんが温かく、店長さんとおしゃべりしたくて通うファンの方々もたくさんいるそうです。 武蔵新城においでの際にはぜひ、お立ち寄りくださいね♡
公園に行こうとしていたEくんとFくんが戻ってきました。聞くと「オレたちは何にもしていないのに、スタッフから、公園に連れていけないから部屋に戻ってと言われた」と。(スタッフからは、入っちゃいけない柵の中に入り、注意したら今度は道路に飛び出したりして、危なくて連れていけないから帰すね、と連絡が入った後でしたが。)戻ってきたEくん、机の上に置いてあった鉛筆をテープでグルグル巻いて、それを太いストローの中に入れて割りばしとくっつけて…「〇〇(スタッフ)のやつ~、帰ってきたらこの剣でやっつけてやる~」と怒っていたので、「そんな細い剣より、新聞紙で作った剣の方が強いよ、きっと」と、剣をチャチャッと作ってみたところ…。「つくる~」「オレも~」と公園に行かなかった子たちがみんな作り始めました。強い新聞紙の剣を作るには、きれいに広げた新聞紙を、端からしっかり丸めなくてはならず、これがけっこう難しい。「まるめて~」には「自分でやりな、手伝ってあげるから」と声かけながら少しずつお手伝い。テープで止めたら、今度はビニールテープでデコレーション。それとは別に、鍔(つば)の部分を作って、ビニールテープでくっつけたら出来上がり。つくりながら「剣で戦えるのは、剣を持っている子とだけ。もしまちがえて、剣持っていない子のことを叩いちゃったら、あっという間に私がもらって捨てちゃう!からね!」とお知らせ。剣が出来上がる前に公園組が帰ってきて「え、なに作ってるの?私もやりたい~」と加わってきました。女の子もこういうの、大好きですね。スタッフも戻ってきたけど、Eくんは剣づくりに夢中。しばらくしてできあがり、戦いごっこが始まった。自分たちで範囲を決めて、戦おうぜ!と声をかけて、戦い開始!4年生に小さい子たち4人くらいでかかっていこうとするのは止めて、基本1対1だよって声かけたら、自分たちで話し合って1(4年)対2でやりあいはじめ、しばらくすると、背中に4年生の剣が当たって痛かったとうずくまるE。「大丈夫?」と抱きかかえながら「戦いごっこは痛いからやめておきなよ、Eのことが心配だよ」とささやくと、1分くらいの沈黙の後で、「だいじょうぶ~」とまた戻っていきました。1対1の真剣勝負は、まるでスポーツみたい。シュンッ、シュンッと剣が空を切る音がして、子どもたちの息づかいが荒くなっていく。汗だくになって遊ぶ子たち。しばらくすると「ちょっとこの剣が弱いから、もっと強い剣作りたい!」と戻ってきて、今度は新聞紙の枚数を増やして再挑戦。中には剣のさやを作り、身体に固定する子まで出てきました。女子は戦うためでなく、ひたすらかっこいい剣をつくる。Gちゃんは、「鬼滅の剣を作りたいから検索して~」と来ては、画面とにらめっこして剣づくりに戻りました。しばらくすると、段ボールで鍔(つば)の部分を見事に作り、低学年のHちゃんにプレゼント。Hちゃん、ものすごくうれしそうでした。それを見た子たちの間では、今度は段ボールで鍔(つば)を切り出すのが流行り…。1週間くらい続いた剣づくりブーム。こんなに素敵な剣ができましたよ。
マオポポkidsで事務仕事をしていたら、棚の上から何か下りてきた。お手紙ボックスのようです。じゃがりこの空き容器に黒いビニールテープでひもがくっついていて、その容器の中に、ふた付きのヨーグルトカップ。中を開けると、なんともかわいいお手紙♪ いや、お手紙じゃなくポイントカードなのかな?高い棚の向こうからお手紙ボックスを投げ入れ、手元の紐を引きながらゆっくりゆっくり下ろしているのはAくんとBくん。さてはこども用ロッカーの上に登っているんだな。。と思いつつも、今はそこには目をつむり、何度かお手紙を受け取りました。するとそれをみていたCくんの工作心に火が付いた!?「そうだ、事務所に何かを送らなくちゃならない時に、こうやって紐をつけてスタッフルームとこっちをつないで、カプセルみたいなのを移動させられたらいいよね!」と言うなり、工作材料BOXからきれいな黒い箱とトイレットペーパーの芯を取り出し…。完成したのがこちら。ロープウェー方式。毛糸を事務所のカーテンレールに結えつけたのはスタッフです(笑)。その後事務所への出入りができるようにちょっと場所移動をお願いしました。Cくんは向きとか高さとかを調整し、邪魔にならないようにもう片方の毛糸をハンガー掛けに結びつけ…。「わ~これなに?なに作ったの??」と他の子たちも興味津々。ロープウェー本体を手で力いっぱい上に押し上げると、ツーッとゆっくりゆっくり下まで下りてくる。「やらせて~」「わたしも~」と大賑わいでした。みんなが一通りやってみて満足した後で、Cくんと同級生のDくんが、今度はそのツーッと降りてくる様子を寝転がって見ながら大爆笑。「これスゲー」「おもしれ―」と盛り上がっていました。事務所に届くお手紙、これからも楽しみにしてます♡