岡田光太郎さん
一般財政法人国際情報化協力センター(富士通から出向中)
Planning&Coordination Division General Manager
メッセージ
日本に興味を持ってくれ、日本語を学んでくださっている若いウズベキスタンのみなさんを応援します。みなさん一人一人が日本とウズベキスタンをつなぐ架け橋です。特に漢字は難しいとおもいますが一所懸命に勉強してウズベキスタンの発展に貢献してくれる人材になってほしいと思っています。
わたしが初めてウズベキスタンを訪れたのは2014年春に家内が大病を患い大きな手術を経てようやく病気を乗り越えたときに「頑張ったご褒美に旅行に行きたいね」と言うことで旅行先を探していたところ、たまたま偶然フェイスブックで元駐ウズベキスタン日本大使をされていた中山恭子当時参議院議員と中山成彬衆議院議員のご夫妻が「ウズベキスタンの桜を見に行こう」と言う企画をされていることを知り、ご夫妻と元々お付き合いがあったのですぐに参加を決めました。
当時はまったくウズベキスタンに関する前提知識がなかったのですが現地での親日感情の深さとホスピタリティ、そして日本人抑留者との歴史的な絆のヒューマンストーリーに感動しました。
このことについてはわたしがコラムを書いていますのでぜひご一読頂けるとうれしいです。
https://tokujapan.co.jp/column/column-japanese-cemetery/
さらに言えることは「半世紀近く日本人として生きて来てこの歴史的な絆の物語を知らなかった」ことに衝撃を受け、これからのライフワークとして祖父の世代の日本人抑留者を大切にしてくれたウズベキスタンの人たちに恩返しをしたいというモチベーションで家内と一緒にTOKU株式会社を立ち上げました。さまざまな交流をコーディネートし、またウズベキスタンの天然生はちみつを輸入・販売するようになりました。
いままで10回以上ウズベキスタンを訪れましたが友達の結婚式やナヴルーズ、日本人学校や大学生との交流、日本政府と連携してIT企業のメンバーとして官民インフラ会議や日本ウズベキスタン農業共同作業部会にも出席する機会もあり、また昨年はウズベキスタンに興味を持った中小ベンチャー企業の経営者を募りウズベキスタンの経済と日本との絆を学ぶ研修旅行を実施しました。いまは世界的にコロナのパンデミックがあり何もかもが停滞している大変な時期になっているかと思います。コロナに負けず一緒に乗り越えて行きましょう。
ウズベキスタンの人たちは日本人と多くの共通点があると思います。ホスピタリティがあり、お年寄りを大切にし、職人気質でまじめに仕事に取り組み、人がなによりの財産だという考え方。
日本語を学んだ若い人たちが日本に関係のある仕事をしてくれるとうれしいです。特に日本は少子高齢化社会になるので介護関係はものすごく人手不足になると思います。お年寄りを大切にし、ホスピタリティに長けたウズベキスタンの文化が活きる分野だと思います。
これからもわたしたちは日本とウズベキスタンの交流に貢献する面白い提案をしていくのでウズベキスタンの若い人たちも一生懸命日本語や日本の文化、歴史、経済を学んで両国の友好関係に貢献してほしいと思います。