皆様、こんにちは!ウズベキスタン共和国マルギラン出身のアジモフ・サルワルと申します。サルサルさん私は現在、日本で大学4年生です。私は小さいころから、親からの刺激も強く、国際関係に対する関心が高かったです。それを通して自分になかったものを得られると思っていたからです。日本留学を考え始めたきっかけは、中学校の世界史の授業で日本について学び、特に、第二次世界大戦後に、日本人が国を短い期間で復帰させた歴史的な背景を知り、日本へ留学して日本固有の知識、技術などを学ぼうと思ったことにあります。今までいろいろ経験して現在に至ったわけですが、日本留学をする前と今を比較すると、自分自身がいい意味で激変しているところが多いと言えます。まず視野が広がったのは一つで、もう一つ重要なのは、日本で習得した知識から、母国のさらなる発展に貢献できる自信や力ができたことが挙げられます。そして、日本の大学では国際学部に通い、グローバル人材になる一歩を踏むことができました。これらすべたが、日本留学をしたおかげだと言えます。現在ウズベキスタンには、私のような、高い目標を掲げ、日本で高い水準の教育を受けてグローバルな人材になりたい若者は多いです。しかし、来日するにあたっては、言語や金銭的な壁があり、夢を実現させるための第一歩が難しい人が少なくないです。UYAJとMasterOfがそのような人たちのために、無料オンライン日本語講座を開始したのは非常におめでたいことです。ウズベキスタンにいる若者が無料で、しかも、ネイティブの日本人の先生方に高い水準の日本語を教わるという貴重な機会です。しかし、本プロジェクトを継続的に実施するには、金銭的な土台が必要なようです。両国間の国家間関係や若者の成長に貢献したい方は、是非、本プロジェクトへのいかなるサポートをお願いします!アジモフ・サルワル
今回は、日本語教師の方から本プロジェクトで一生懸命勉強しているウズベキスタンの方々への応援メッセージを頂きました。(UYAJ)=====名取えい子です。日本の静岡に住んでいます。夫と娘が二人います。担当は初級クラスです。趣味は一人旅です。ツアーでなく自分で計画して楽しんでいます。2019年の5月にタシケント、ヒヴァ 、サマルカンドなどに行きました。ウズベキスタンの方々に素敵なおもてなしをしていただき、また行きたいと思っています。私のできる事で皆さまを応援して繋がりたいと思い応募しました。上手にできなくても大丈夫です。いっぱい話していっぱい間違えましょうね、ここで間違える事は全然恥ずかしいことではないから。私の人生に繋がっていただけたことに感謝します!生きている時間を大切に!人生を楽しんでくださいね。ありがとう。
こんにちは、鈴木早希と申します。以前、青年海外協力隊としてウズベキスタンのブハラで活動をしていました。協力隊時代にウズべキスタンの方々に大変お世話になったため、少しでも恩返しができればと思い、今回のプロジェクトに応募しました。いま私は、2グループある初級クラスを担当しています。学生たちは年齢や職業も様々ですが、「日本語を学びたい」という共通の思いから、みんなで協力しながら勉強に取り組んでいます。オンライン授業で意思疎通など難しいところもありますが、学生たちと一緒に勉強を進めていきたいと思います。
皆さんこんにちは、サマルカンド出身のバホラと言います。ウズベキスタンでは例年、年に何回か日本の音楽祭が開かれます。そこで聞いた日本の太鼓や琴といった伝統楽器の音に感動して日本に興味を持ったのが始まりです。サマルカンド レギスタン広場前(バホラさん:中央)そこから日本の映画やドラマをよく見るようになり、そこに映される日本の風景をとても美しいとお思います。いつか日本を自分の足でまわって、自分の目で見たいと思うようになりました。また、私の町サマルカンドにも日本センターがあって、着物の展示や茶道・書道の体験ができました。着物、茶器や書道の筆など、お箸などの日本の美しい伝統工芸品の美しさに心を打たれました。そのあと、日本の文化イベントでまるで美術作品のような和食と宝石のような和菓子を見て、実際に食べた際にはとてつもなく大きな衝撃を受けました。日本食の「うまみ」という感性を理解するのに時間がかかりましたが、そのような美しい料理を作る日本の職人の精神や文化をもっとよく知りたいと思い、調理師の専門学校を卒業してから日本語の勉強を始めました。バホラさん:左今の状況が良くなったら、実際に日本に行って日本で和食の勉強したいと思います。それまでに十分な日本語の能力をつけておきたいです。通っていた日本語学校や図書館は、コロナによって全て閉鎖されていて日本語の勉強がわからず、挨拶レベルのまま止まってしまっていました。そんな中、UYAJ・MasterOfが提供する日本語講座のお陰で日本語を学び続けることができます。わからなかった部分を質問することができるので、日本語の勉強がとてもはかどります。最後に、皆さんからの支援がたくさん集まっていると聞いています。たくさんの方からの応援がとてもうれしいのと同時に、真面目に勉強して和食を通じてウズベキスタンと日本の架け橋になりたいという夢に一歩ずつ進みます。どうか、引き続き応援をよろしくお願いします。サマルカンド出身 バホラさん(翻訳:UYAJ)
ウズベキスタンの新型コロナウイルス感染症対策レポート初感染確認ウズベキスタンにおける初の感染者は3月15日フランスから帰国者に確認されました。首相が委員長を担うコロナウイルス特別委員会が設立され段階的に政策を実施し、感染確認後水際対策として国際便運航の停止、出入国の制限等の対策を行いました。水際対策外国からの入国者を対象に全面的隔離の実施に加え、初感染確認後、入国制限、市中移動の制限、公共交通機関の運航の停止、夜間外出制限、曜日別の外出制限を実施し、世界でも初と言われている1万5千人を収容できる隔離施設を建設するなど、感染者の国内での広がりを防止する措置を講じました。ウズベキスタンのコロナ対策で特徴的なのは隔離期間が14日間あり、その間の治療は全て国家負担である事です。上記の政策を素早く実施できたため感染者の広がりを抑制しました。また死者も感染から3ヶ月は世界的に見ても低い水準を保持しました。様々な政策にも関わらず、感染者はタシケントをはじめ、全国に広がり、今現在では増加傾向は弱まったものの新規感染者は3桁を維持しています。感染状況:保健省が発表している情報によると2020年9月6日現在時点での感染者は53,447人、快復者49,832人、死者444人。上記のデータからも読み取れるように感染者・死者ともの約5割以上がタシケント州で発生しています。ウズベキスタンにおける感染状況(保健省発表)一般生活への影響: 感染状況の収束が見えないまま半年が経ち、人々は「With Corona」生活にも慣れてきていると言えます。それは毎日の食材をバザールではなく、自宅までの配送サービスの利用、オンラインでの授業、テレワークなど環境が整えられ始めました。ウズベキスタン人の生活面での一番大きな変化は結婚式です。通常は500人~600人が参加するのが通常のウズベキスタンの結婚式ですが、政府の規制により最大参加人数に30人までの制限が設けられました。若者が6割を占めるウズベキスタンではコロナの収束を待つことはできず、30人限定の結婚式は通常化しつつあります。経済への影響:世界的な不況はウズベキスタンにも影響を及ぼしています。輸出は18%減り、3月入ってから中小企業の85%がビジネスを止めざるを得なくなりました。徐々にロックダウンが緩和され、経済活動も復活してきています。IMFによるとこの間でもウズベキスタンのGDPは1.8%成長しました。このような状況下で低収入の家族を対象に政府から支援金が支払われました。また企業向けには免税措置が取られています。コロナの前は経済の柱になると信じられていた観光業ですが、大きな打撃を受けたままです。観光発展庁主催でオンライン観光やオンラインウズベク料理講座が開かれているものの、実経済への還元はコロナ終息後になるとの見込みです。そんな中ウズベキスタンの野菜や果物が輸出への期待が高まっています。学業への影響:ウズベキスタンの人口は現在約3,400万人で、そのおよそ60%を27歳以下の人口が占めています。若者が多いからこそ大学や専門学校へ進学を希望している者も多くいます。長年国立大学が主な進学先でしたが、近年私立大学も進学先として注目されています。例年8月1日は全国一斉の大学試験日でしたが、今年はコロナの影響で遅れて開催。感染予防の観点から100万人以上のウズベキスタンの若者は全国大学受験をスタジアムで受けました。パンデミックは生活のあらゆる場面で困難を生じさせており、人々は一つひとつ乗り越えてきています。2年生、3年生、4年生は大学の授業はオンライン及びリモートで開催しています。しかしインターネット環境が整備されていない学生もいるため、急遽なインフラ整備が求められています。さらに、塾や語学学校は運営を再開できていません。また、大学における日本語クラブのような活動も続けることができなくなってしまいました。そんな中、ウズベキスタンにおける日本語教育の灯を消さないために我々が提供している日本語講座は、ウズベキスタンにおける若者の支えになっています。続々と集まりつつある皆さまからのご支援のお陰で、ウズベキスタンと日本の未来に明るい希望を感じます。皆様の引き続きのご支援宜しくお願い申し上げます。まだ不透明な状況は続くが引き続き世界人口一体となって乗り越えていければと切に思います。UYAJ(在日ウズベキスタン青年協会)会長ジュラベク・ハサノフ