今回が制作秘話インタビュー最終回です!フィナーレの曲である、♪Who You Are。このシーンについてお聞きします!ついに最後のシーンですね。アルファベットたちの冒険はここ、クリスタルシティで幕を閉じます。この曲で伝えたいことは“自分が自分であることを知るためには まわりの人の存在や関係性を感じ、 その大切さを認めることが必要”ということ。英語のことわざにNo man is a island. という言葉があります。日本語で訳すと、『人は誰も島ではない』となりますよね。はい。もちろん、人は島ではないです(笑)この言葉には人は、海に1つ佇む島のようには1人で生きていくことはできないという意味が込められています。wordplayにもたくさんの島があります。そしてその島に住むアルファベットたちのほとんどが自分一人で生きていけると思っていました。でも本当はそうではなかったですよね。そうですね。みんなで力を合わせなければ達成できなかったこと、今までにたくさんありましたね。26文字が揃って、初めてアルファベットになります。1文字でも欠けると大変です。一人ひとりの持つ小さな光が集まって大きな光となり、世界は明るくなる。暗く、怖い世界だった♪Dark Outside のシーンからは一転しましたね!そうなんです!♪Dark Outsideでは“知らない外の世界は暗くて怖い”と歌っていましたが、この♪Who You Areでは“皆であつまるとその輝きは更に増す”と歌っています。いろんな考えや個性に出会い、積極的に新しい価値観に触れていくことで“自分”というものも磨かれていく。その素晴らしさに気づくことができたアルファベットたちは本当に素晴らしいですね。ありのままの自分でいながらありのままの相手を受け入れる。多様性を謳歌する楽しさを知ったアルファベットたちにはこの先 もっとワクワクする未来が待っていますよね。このwordplayという作品が友だち同士や家族など、周りにいる人といろんなことを考えたり話をしたり。そんなきっかけになればいいなと思っています。そうですね。私たちも、この作品をもっとたくさんの方に知ってもらえるようこれからも楽しく頑張りましょう!全13回に渡ってお話を聞かせていただき本当にありがとうございました!こちらこそ!とても楽しかったです。これからもよろしくお願いします!*************************最後までお読みいただきありがとうございました!wordplayプロジェクトは引き続き、邁進してまいりますので今後とも どうぞよろしくお願いいたします。wordplay プロジェクトチーム
動画をご覧いただきありがとうございました!今回は“wordplayの世界”についてお話をしました。私たちの住む世界も、もっともっと多様性を楽しめるようになることを願って。引き続き、チーム一同 尽力してまいりますので皆さまの温かいご支援心よりお待ちしております!wordplay プロジェクトチーム
今回は♪X Explain のシーンですね。インタビュー企画も残りわずかとなりました。そうですね。この曲はAが探し続けていた、“THE QUICK BROWN FOX JUMPS OVER THE LAZY DOG.”この文章の謎が解ける大事なシーンです。そうですよね。Aが一人で泣いていたところにXが来て、この文章には「アルァベット26文字、すべてが入っているんだ」と教えてくれるのですよね。やっと謎が解けました!そうそう!だから、26人で集まってひとりずつ当てはめていけばAも自分の名前を見つけられます。そのためには全員で協力する必要がありますよね。そうですね。やっぱり、グループや島に縛られずにみんなで協力し合うことで乗り越えられることはたくさんありますね。そうですよね。その大切さをXが教えてくれる曲です。Xも実は、疎外感を感じていた部分があったので。どうしてですか?他のアルファベットたちは意味を持っているけれど、自分は意味を持っていない。Xには、Xという名前しかないのです。そうかぁ…。だから、G26サミットから姿を消してしまっていたんですね。でも、言葉以外の感情表現方法をたくさん知っていたり人に愛を伝えることが上手なX。自分にないものが人にはあっても、人にないものが自分にはあります。Xはそれに気がつきました。そのアイデンティティをお互いに受け入れ合うことがどれだけ大切なことか。そんな世界になってほしい。彼の強い気持ちがこの曲に込められています。次回は最終回!お楽しみに★
今日お聞きするのは、♪Never Know My Nameのシーンです。Aがソロで歌う、少し切ない曲ですよね。はい。ひとつ前の♪Where is Xでみんながどこかへ逃げてしまいAは一人ぼっちでしょんぼり。“自分の名前がわからない”これってとてつもなく悲しいことですよね。Aの心を覆う、悲しくて苦しい気持ち。それをアコースティックな曲調の中にも強さのある音を入れて表現しました。たしかに。静かな曲ながらも、「どうしたらいいかわからない!」という怒りのようなものも感じられます。イメージで言うと、パンクロックだったり強い曲を歌うスタイルのバンドが自分たちの曲をアコースティックにアレンジしたような。伝わりますか?(笑)わかります!爆発する気持ちをあえて優しく伝えることでその感情が、じんわりと感じられます。よかった。これはAにとって本当に大切な曲なので・・・次のミュージカルでもキャストがどんな風に歌ってくれるのか、すごく楽しみです。次回もお楽しみに★
今回は♪Where is X?のシーンのお話を伺います!G26が開催されるというのに、Xがどこにもいなくて大混乱!の場面ですね。この曲は、イントロを聞けばわかると思うのですがタンゴの雰囲気を意識しています。“タンゴロック”という感じですね。確かに、そうですね!コミカルで楽しい曲ですよね。はい。ミュージカルではロマンスなシーンがのタンゴのこともあるし、笑って面白いシーンがタンゴなことも。スタッカートな曲調なのでいろんな感情を表現することができるんです。このシーンではG26は全員が参加しなければ恐ろしいことが起きる。それなのに・・・Xがいない!どうしよう〜!!という、“大混乱”を表現したいです。大慌てですね・・!そしてみんな、その恐ろしいことが起こるのが怖くなって逃げてしまいますよね。そうそう。でも、いま実は台本を少しアップデートしているところなんです。元々はXがいない!恐ろしいことが起きるかも!と全員が逃げてしまう、という話の流れでしたが最新版ではXがいない!と気づいた瞬間、全員が自分の名前を忘れてしまう。恐ろしいことが起きるかも、ではなくて、起きてしまいます。え〜!面白い!じゃあ、自分の名前がわからないのはAだけじゃなくなるということなんですね。はい。そのほうがもっと作品として楽しいかもと思ったんです。もっと面白い作品にするぞ!という想いで他のシーンも含めて 考案中です。そうなのですね。次の上演が楽しみです!僕も待ち遠しいです!次回もお楽しみに★