2021年春完成予定の新工場「SIMANTO ZIGURI工場」では、栗・芋・お茶などの地元資源をつかったお菓子を製造します。
何といっても一番人気は『しまんと地栗モンブラン』
一般的なモンブランとは異なり、スポンジ生地やブランデーなどを使わず、モンブランクリームと生クリームだけの非常にシンプルかつ濃厚で”究極のモンブラン”とも呼ばれています。もちろん香料や保存料などの添加物は使っておらず、素材の美味しさを生かした製法がこだわりです。
▼しまんと地栗モンブラン
中身はシンプルに、モンブランクリーム → 無糖の生クリーム → モンブランクリーム。製造スタッフがカップに”ひとつひとつ手絞り”で作っています。
年間10万個以上販売しているこの商品が誕生したのは、今から7年前の2014年。実店舗「shimantoおちゃくりcafé」が開店したタイミングでした。
▼道の駅四万十とおわに隣接する「shimantoおちゃくりcafé」
この商品に使用する「しまんと地栗」は四万十川流域で栽培され、現在は地域で40~50tほどしか生産されていない資源です。
実は、50年程前の最盛期は800tほどあり余るほどの一大産業でした。それが、高齢化や後継者不足に続き、食文化が多様化するなかで生栗での販売が低迷し徐々に衰退していったのです。
そこで弊社が生産者と連携し、素材の美味しさを生かした加工品を製造・販売することで、他産地や量産型の安価な商品との差別化を図って、年間販売数10万個を超える人気商品に成長しました。
四万十の資源の源には豊かな「四万十川」があります。その恩恵を受けて育った栗を使用した「しまんと地栗モンブラン」が、これからも地域を支える商品であり続けますように。