神奈川の私鉄沿線の瀟洒な街の一角。近所で開催する写真展のポスターを貼っていただこうとお願いに伺った街の雰囲気にピッタリとマッチしたちょっとおしゃれなラーメン屋、「雅楽」さん。「いらっしゃいませ！」とマスク越しの大きな声。この店を仕切るママ、角野薫さんだ。まずは駆け付け一杯。こってり味噌のスープに具材がたっぷりのった特みそラーメンをいただく。７種の味噌と臭みのない鳥、豚、魚介スープが絶妙に混じり合い、なんとも奥深い味。久しぶりにまた食べたいなというラーメン屋さんに偶然にも出会ってしまった。２０１４年にオープンしたこのお店のモットーは安全な食材。それに関する勉強は日常の仕事の合間に続けてきた。全国から丁寧に作られた安全な素材を集め、それらを丁寧に調理して気取らず普通に食べていただく。それを看板に商売をやっていた。その気持ちを深めたのがお店をオープンさせる前の原発事故だった。「落合恵子さんの記事でチェルノブイリのことを知ったのが、１９９０年代、、。それがまさか日本で現実になるなんて、、」チェルノブイリの子供達の助けになれるようとささやかながら支援もしてきた彼女は、日本の子供たちを守らねばと、食品の測定や地域の線量を測定し発信し続けてきた。ある時はホットスポット付近で遊んでいる子供を諭したりしたこともあったそう。「放射能おばさん」と呼ばれることも気にせずに、、、。食べ物は未来の体を作る一番大切なもの。時が過ぎ人々の関心が薄くなっても、勉強は続け発信していく。それは食を扱う人間の矜持だという。そんなママさんから「もやい展２０２１東京」への応援メッセージをいただきました。ありがとうございます。どうして忘れられるのだろ？どうして原発事故の話はタブーなの？どうして目の前の子供たちを、本当の意味で護りたいと思わないのだろ？そんな思いで生活しています。だけど何も出来ないな…悔しいけど、何したら良いのか分からなくなって来てました。そんな時「放射能と言ったら、雅楽のママ！と紹介されてきました！」と、もやい事務局のあやさんが訪ねて来てくれました。ありがたいご縁がまた、繋がりました！熱い想いの純粋な方達とのご縁。大切に紡いで行きたいと思いました。お手伝いできることがあることの幸せ。原発事故を風化させない福島の悲しみを忘れない今も続いている現実を、沢山のアーティストさん達が形を変えて、想いを伝えて下さる。そんな素晴らしいもやい展を、どうか成功へ！コロナ禍の中だけど、お手伝いの仕方は沢山あると思います。雅楽も店内に、もやい展のパンフレットを置かせて頂いています。お立ちよりの際には、どうか手に取ってご覧になってください。◇お店の情報◇らーめん雅楽神奈川県横浜市青葉区新石川2-15-1食べログ https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140201/14055006/お店のブログ https://ameblo.jp/mens-garaku/ Twitter https://twitter.com/ramen_garaku?s=21プロフィールあざみ野 らーめん雅楽オーナーの横にいる、賑やかし的存在のママです。原発事故後、正しく知って正しく怖がって、家族を守りたい！と。あちこちのセミナー参加、あちこちの測定室訪問。ガイガー片手に犬の散歩。雅楽店内にて、色々と情報発信させて頂いています。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から１０年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が東京都江戸川区タワーホール船堀で結ばれます。絵画、彫刻、写真、造形、詩、歌、舞……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。未来へ語り紡ぐメッセージ発信の場を、皆さんと創造したいと願っています。一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。クラウドファンディングページ https://camp-fire.jp/projects/view/338425Twitter https://twitter.com/2019moyaiInstagram https://www.instagram.com/2019moyai/Facebook https://www.facebook.com/2019moyaiもやい展HP http://suzyj1966.wixsite.com/moyai★もやい展2021東京スケジュール★場所：江戸川区 タワーホール船堀 １F展示ホール・５F大ホール (東京都江戸川区船堀4-1-1)日時：2021年4月1日(木)〜8日(木) 1-6日／10時～20時 7日／10時〜21時 8日／10時〜17時入場料：展示ホール入場無料！！
