カヘティ地方カカベティ地区に位置するVELLINO – Jimsheladze Wineryは2015年、かつて世界4大会計事務所BIG4に勤めていたBeka Jimsheladzeにより正式に設立されました。
家族経営のマラニのすぐ脇に新たなマラニを建設途中で、新たな畑も確保し、地質や水質への理解も高い彼は、ビオディナミ農法を視野に入れたナチュラルワイン造り目指しています。
国際的な評価も高く生産量の増加を目指す一方、品質管理には抜け目なくファミリーワイナリーとしてのプライドを強く持っています。
葡萄の収穫時期は9月下旬頃から10月中旬にかけて行い、クヴェヴリでの醸し・熟成期間は約4カ月から1年間に渡ります。
これまでの輸出国はアメリカ、イギリス、オランダ、オーストリア、チェコ、香港と裾の尾を広げており、国内外から高く評価されています。
彼の代表的なワインは「Mtsvane&Rkatsiteli=ムツヴァネ&カツィテリ」で、ジョージアを代表する東部カヘティ地方の両土着白葡萄品種。
桃やアプリコットなどの濃厚な甘さを連想させるアロマが特徴で、ジョージアでは女性から人気の高いカフリムツヴァネと、漢方の様な程良い渋みと柑橘系のニュアンスが強く、ジョージア人男性から人気の高いカツィテリのブレンドワインです。
【以下、Bekaより】
最初のワインを造ろうとした時、私はBIG4-KPMGで会計監査人として働いていました。
毎年の秋の収穫は家族の中でも大きな祝賀会であり、ワイン醸造は私の子供時代の一部でした。
国際的な会社での働きを辞め、村に戻る最大の動機になったのはこの「伝統」の灯火が私の心の中で燃え続けていたからです。
ワインを造る事は一種の芸術であり、私にとっての最高評価は私達のボトルを開ける人々からの感情です。
私は家族で造ったワインを世界に紹介する事、それを実現した最初の世代である事を誇りに思います。