カヘティ地方クヴァレリ地区に位置するMikheil’s Maraniは2018年、Giorgi Japiashviliにより正式に設立されました。
ワイナリーは従兄弟である建築家によって建設され、細部にまでこだわりとワイン造りに配慮のある設計が施されており、セミナーが開ける程の広いテイスティングルームも備えられています。
ドゥルジ川からの恩恵を受けた畑で育つ葡萄には豊富なミネラルが含まれ、クヴェヴリで醸造されたワインはオーク樽やステンレスタンクで更に熟成された後に瓶詰めされます。
葡萄の収穫時期は9月中旬頃から10月中旬にかけて行い、クヴェヴリでの醸し・熟成期間は約6カ月に渡ります。
これまでの輸出国はギリシャ、ドイツ、ロンドンとまだ国外への展開は少ないものの、家族一丸となって虎視淡々とファインワインを丁寧に醸造し続けています。
彼の代表的なワインは「Rkatsiteli&Mtsvane=カツィテリ&ムツヴァネ」で、ジョージアを代表する東部カヘティ地方の両土着白葡萄品種。
桃やアプリコットなどの濃厚な甘さを連想させるアロマが特徴で、ジョージアでは女性から人気の高いカフリムツヴァネと、漢方の様な程良い渋みと柑橘系のニュアンスが強く、ジョージア人男性から人気の高いカツィテリのブレンドワインです。
【以下、Giorgiより】
ワイナリーは主に伝統的なQvevriワイン製造に重点を置いており、ジョージアの素晴らしいワイン文化を可能な限り多くの方々に知っていただく事をモットーに掲げています。
高品質のワインを生産する為に日々葡萄の世話をし、8000年の伝統を継続する事は大きな責任だと感じています。
私達の生産の特徴は、葡萄の栽培とワイン醸造ピロセスにおける全てのステップに細心の注意を払う事による品質への永続的な取り組みです。
これが、ミケイリのマラニが手作りの限定生産のみを行っている理由です。
天候や害虫、醸造や保管などと向き合いながらも、完成した時はそれを忘れさせる程の幸福感があり、ゲストに最高のおもてなしを届けたいと思っています。
ワイン造りは私達の情熱や魂であると同時に、歴史や文化、ジョージアの新旧の融合を表現するものだと思っています。