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さて。
本日は掲題の【飲食店を休業させるとどうなるか?】を焼肉・ホルモン料理とらじ亭が材料として扱う『肉』『野菜』『米』『酒』に分けて簡単に書きます。
肉
焼肉ホルモン屋であるとらじ亭が扱う国産の牛肉、国産牛ホルモンを作ってくれてる生産者様は、「長く飼えば餌代はかさむし、牛の事故のリスクも増す」とのこと。
つまり、価格が下落したからと言って、牛の出荷を見合わせることはできないのです。
さらに、とらじ亭の主力である『ホルモン』に関しては最悪です。
屠殺場は休場できません。
肉は卸売の冷凍庫で保管できたとしても、内臓は無理です。
内臓(ホルモン)はマーケットが小さいので、卸売の事業者は個人店が多く、われわれが仕入れをストップしたら廃業してしまいます。
内臓は流通が特殊なので、一度、仕入れを止めたら最後です。
もう2度と、最高の和牛ホルモンが手に入らないことを考えれば、私の判断はただ一つです。
野菜
農家の方は、学校給食も含めた業務用は減ったが、量販店やスーパーなどは動いているので、外食が減った分、内食が増え、全体的には変わらないと言います。
しかし、とらじ亭に納品してくれる卸売業者様は配送ルートの削減を余儀なくされており、従業員の方は雇用不安を抱えています。
米
外食用が減る一方、首都圏などで家庭の備蓄用とみられる購入が増え、品薄感も出ているとのことだが、とらじ亭の納入業者様はお取引先に都内中心部のお寿司屋さんなどが多数であり、そのお米は契約により仕入れている事から在庫の山ができてしまっているとのこと。
酒
国内のアルコール飲料メーカーは、業務用に依存度の強いアサヒビール以外は野菜と同じく内食が増え、影響は限定的かと思います。
しかし、先日の活動報告にも書きました通り、小、零細の卸売業者は廃業してしまいます。
以上の事から、私が焼肉・ホルモン料理とらじ亭を休業しない理由です。
私は、特措法が改正され、要請に従わないことで罰則・罰金を課されても、その額にもよりますが、営業を止める気がありません。
焼肉・ホルモン料理とらじ亭
4代目店主
音羽宏律