2017/08/21 12:59
工房:有明海に面す太良町 「田嶋ハム工房」
九州の北部、佐賀県で有明海に面し、長崎県との県境に位置する小さな自然豊かな町太良町、そこに生ハム職人田嶋氏の工房があります。西に連なる多良岳山系からの山の風と東に広がる有明海からの潮風を受けて、常温で長期熟成生ハムを生産しています。そんな田嶋氏、ねっとりとした食感、チーズのような香り、味付けは塩だけなのに深い味わいスペインのハモン・セラーノとの出会いに衝撃を受けたそうです。湿気の多い九州で、どうしてもプロシュート生ハムを作りたい!との強い思いで金子祐二氏に師事されました。佐賀県の気温条件の下、悪戦苦闘しながら生ハムを作られています。
田嶋ハム工房は、温屠体(オントタイ:屠殺後およそ6時間以内のまだ温かい豚肉のこと)と呼ばれる処理したばかりの新鮮な豚肉を使用した無添加ソーセージを作られる事でも知られていますが、新鮮な豚肉が手に入り安いという立地も応援して、田嶋氏の生ハムへの情熱は燃え続けています。
今回お持ち頂く生ハムは 長崎県産豚11 ヶ月熟成の生ハムの予定です。