嬉しいお申し出により、新たなリターン(30,000円)が追加されました!その経緯をお伝えしたいと思います。
「最後のひとりが仮設住宅を出るまで」を目標に、2016年6月創刊された、石巻市の仮設住宅や復興公営住宅に配布されてきた「石巻復興きずな新聞」。
その新聞舎の代表を勤める 岩元暁子さんより、今回「リヴオンの企画を応援したい!」ということで、新たなリターンを届けてくださいました。
岩元さんには、リヴオンが石巻でグリーフを学べる12回の講座「いのちの学校」をはじめた2012年よりお世話になっており、本プロジェクトのもとにもなっている、小冊子『大切な人をなくしたあなたへ』のこともご紹介してくださっています。
石巻はリヴオンがこれまでに行ってきた震災支援で一番縁が深かった土地でもあります。当時の副市長の方が娘さんを亡くされていたこともあり、全仮設住宅に『大切な〜』の冊子を配布してくださいました。
まもなく震災から10年が経とうとしているこのタイミング。みなさまに、本プロジェクトのみならず、今、改めて石巻のことにふれていただく時間になればと願っております。
★30,000円リターンの内容:石巻セット(限定10セット →現在残り8セット)
・木の屋の缶詰3缶
・書籍『かがやけ!虹の架け橋』
・石巻きずな復興新聞1部
・完成した『コロナ下で死別を経験したあなたへ』3部
・冊子・websiteへのクレジット掲載(希望者の方のみ)
・ミニリーフレット『大切な人を失くしたらどうしたらいいんだろう?』1部
・感謝のお手紙
岩元さんからそれぞれのリターンの説明もいただきました。ご一読ください★
◎木の屋の缶詰
木の屋さんは震災で工場が全壊し、岩元さんは震災の年、社員さん達と一緒に、倉庫から流れた缶詰を拾って洗う作業を手伝っていました。
「 社員さん達にとって、工場が全壊したことは大きなグリーフだったと思うけど、缶詰を拾って洗ってまた食べてもらうことは、その大きな喪失を埋める活動だったんだと思う」
そして、工場長の伊藤さんが震災の翌年に亡くなり、岩元さんにとって「石巻で体験した初めての死別で、ものすごく大きな出来事だった」そう。この10年でたくさんの死別を経験してきたけど、伊藤さんはとても特別な存在だからこそ「そんな伊藤さんの愛した石巻の缶詰を食べてもらいたいなぁって思ってます」とメッセージを寄せてくれています。
◎「かがやけ!虹の架け橋」
三人の子供たちを亡くした遠藤伸一さん、綾子さんご夫妻のお話を児童書にしたもの。 綾子さんはきずな新聞の配布ボランティアもしてくださっているそうです。 子供を三人亡くすって全く想像がつかないけれど、、、周りの人達のサポートで生かされたんだぁって、いつも言ってくださるとのこと。 「強さと美しさ」という言葉は二人のためにあるのだと思う。 グリーフに関わる人にぜひ読んでもらいたい、そして感想を聞きたい一冊。