大学2年生の冬、大学生活に物足りなさを感じ、なんとなく居場所のなさを感じていた頃、SEKIYAと齋藤さんに出会いました。SEKIYAに行かなければ出会えなかったであろう個性豊かな皆さんや、福大の他学部や他学年の仲間との出会いがあり、私の大学生活は素敵な方々に恵まれたものとなりました。SEKIYAに集まる皆さんと、珈琲を片手に時間を忘れて語り合うあの時間がとても好きでした。人生の選択に迷った時は必ずSEKIYAへ行き、齋藤さんの珈琲を飲みながら相談するのがいつしか私のルーティンとなっていました。どんな時もお店を開けて待っていてくださる齋藤さんとSEKIYAの存在は、金谷川で生活する福大生にとって、とても心強いものだと思います。まわりには、私と同じように、何かに悩んだり迷ったりした時はSEKIYAに行くという友達がたくさんいます。個人的には、これからも、後輩たちや必要とする誰かにとって、そういう場所であってほしいと思っています。 火災の知らせを聞いた時は本当に悲しくて悔しくて辛くて、当たり前に通っていたお店の変わり果てた姿に思わず涙を流しましたが、今は、前を向いて進んでいく齋藤さんの姿を見て、大学時代の思い出の場所であり、たくさんお世話になったこの場所を守りたいという気持ちでいっぱいです。 SEKIYAに灯る明かりは、いつも私を灯台のように見守り導いてくれました。私はこれから就職で県外へ出ますが、SEKIYAはこれからもずっと第2の故郷として、帰る場所だと思っています。一日も早く、齋藤さんの珈琲を皆で笑って飲める日が来ることを願っています。
田村遥さんへの返信コメント
2018年12月2日の夜SEKIYA-COFFEEオープン二日目にひょっこり現れた大学生。
店から見えるすぐ近くのアパートに住んでいて、小動物みたいな頼りなさ。そんな最初の印象から、後輩たちや大人の方々にまで一目置かれる姉御感が増してきた遥さん。
しっかりと自分の目標をもって進路を決めて、この春卒業していきましたね。
コロナ過で卒業式も無くなってしまったため、感染対策をして、少人数で卒業式のようなことを当店で行う計画も考えたていた矢先の火災に申し訳なくおもいました。
でも、第二の故郷になったこの地に、いつでも戻ってこれるように、店の再建を手伝いいただきましたね。必ず再建して、より心地よくなったお店で再会出来ることを楽しみにしています。