ランチ営業についての計画を御話致します。
Pranzo(イタリア語でランチ)
は小さなお子様連れの御家族が多いだろうことから、かしこまった形式ではなく
パスタハウスつまりはスパゲティ屋さんにしようと思っています。
数種類から好きなパスタを選んで注文して頂くと、
スープと島の野菜を使った前菜をブッフェ形式で召し上がって頂こうと思います。
価格帯は800円~1200円の幅でやるつもりです。
ランチとしての狙いは
★前菜では市場の野菜だけを使いイタリア郷土料理をおだしして、皆様にイタリアの食を知って頂くと同時に、島の野菜のすばらしさを再認識して頂き島野菜を御家庭でも使うきっかけに成って頂きたい。島の経済を島で回すきっかけに成って欲しい。
★どうしても実現したいのは、コロナの影響で不自由を強いられている子供達の手助けをしたい
以前も記しましたが高校生のボランティアに食事を無料で提供することで中学生、小学生、その弟さん、妹さんの勉強を見てもらい、見てもらう子供達にも食事を出す事にして、食事の時間は全員一緒にして絆を深め、手伝い片付けを通じて道徳含めた総合教育の手助けをする計画をしています。
その上で普段からブッフェの用意をしておけば、子供達の場合はパスタ含めて全部をブッフェにしますが、準備は簡単で、私の店としても負担は少なく、すぐにでも出来る準備が可能だと思っています。
以上をふまえて
ランチのパスタの試作をいくつか載せます。
スパゲティ屋さんとして和風スパゲッティをメニューに入れようと思っています。
【明太子と海老、ホウレン草の和風スパゲティ】
です。
ランチの価格はどんなに高価でも1200円以内にして、多くの価格帯は1000円以内にできればと思っています。
作り方です。
まずは出汁を作ります。
だしの素と味醂、酒、醤油、塩で薄目の吸い地を作ります。醤油は香りをつけるイメージで塩味の決めては塩にします。
薄目にする理由は折角の明太子を全面に押し出すためです。
海老は2%の塩水で解凍します。
殻を外して片栗粉をまぶしい揉み込んでさっと水洗いし汚れと臭みを流します。
日本酒につけて暫く置き、更に臭みを抜き背わたを抜きます。
無塩バターをフライパンにいれ海老をいれてバターを焦がさないようにソテーします。
海老に半分火が入ったら酒でフランベして、海老を取り出しておきます。
出汁をフライパンに加えて明太子の半分とホウレン草を入れます。
茹でたパスタを加えて軽く合わせ、海老を戻して皿に盛り付けます。
上に刻み海苔と明太子を飾り付ければ完成です。
明太子をやるならタラコも!!
石垣島のシークワーサー、マイヤーレモンを使ってみました。
以前1度、料理のご提案で作り載せました物を少し改良しました。
イタリア料理が日本人に受け入れやすかった理由の1つに、和食に通ずる素材を生かす調理法にあります。
いわゆる引き算の料理と言われ、あれもこれもと足していく料理とは違うのです。
個人的にですが足し算の料理は味も濃くインパクトは強いですが、それだけに飽きやすく、食べても途中で食べる事を止めてしまう事があります。
また調理人の意志として何を食べさせたいのかわからなくなり御客様に評価されにくいと思うのです。
しかし引き算の料理も万能ではありません。プロのコックとして何もしていない料理と言われてしまうと辛いですし不安に成る事もあります。
それでも私は食文化を御伝えする使命もある事からシンプルに美味しくを貫きます。
さんざん言い訳をして、このタラコのスパゲッティは、な~~~~にもしていません(笑)(笑)(笑)(笑)
では作り方です。
多めのタラコをほぐしておきます。無塩バターを溶かし、飾る分のタラコを残し、シークワーサー果汁と共にバターに加えます。
パスタを湯がき、少しゆで汁と一緒に先程のソースに加え良く和えます。
皿に盛り付けて上にタラコを乗せて、マイヤーレモンの皮を薄くスライスして裏の白い部分を削ぎ取って微塵切りして最後に振りかけてタラコのスパゲッティの完成です。