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予約だけで完売する"ユニバーサルデザイン"なコーヒーをもっと多くの方に届けたい

誰もが平等に安心して飲むことのできるコーヒー豆を作っています。一切宣伝は行っていませんがクチコミのみでお客様が増え続け毎月予約の段階で完売するコーヒーを、専用の焙煎所を作ることで安定供給できるようにし、もっと多くの方にもお届け出来るようにしたいと考えています。

現在の支援総額

3,756,768

75%

目標金額は5,000,000円

支援者数

299

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/05/31に募集を開始し、 299人の支援により 3,756,768円の資金を集め、 2021/06/30に募集を終了しました

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3,756,768

75%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数299

このプロジェクトは、2021/05/31に募集を開始し、 299人の支援により 3,756,768円の資金を集め、 2021/06/30に募集を終了しました

誰もが平等に安心して飲むことのできるコーヒー豆を作っています。一切宣伝は行っていませんがクチコミのみでお客様が増え続け毎月予約の段階で完売するコーヒーを、専用の焙煎所を作ることで安定供給できるようにし、もっと多くの方にもお届け出来るようにしたいと考えています。

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皆様多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。現在70%達成、3,503,868円ものご支援をいただいております。本当に本当にありがとうございます。さて、間が空いてしまいましたが、「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第6回目にして本日が最終回。(バックナンバーはCAMPFIREの活動報告をご覧くださいませ)最終回はカフェインレスのお話。妊娠中や授乳中、あとはカフェインがどうも自分の身体にはダメみたい…と言う方に支持されているのがデカフェ、カフェインレスコーヒーです。私もわざわざ選んで飲んでいたこともありましたが、今は100%選ばないコーヒーになりました。そして私たち「ほんとうにおいしいコーヒー」でもカフェインレスコーヒーはお作りしていません。本日はそんなところをお話しさせていただこうかと思います。カフェインの代名詞とも言えるコーヒーですが、近年カフェインレス、デカフェを好んで選択される方が増えてきました。コーヒーからカフェインを抜く方法には様々なやり方があり、昔はジクロロメタン、ベンゼンと言った化学薬品を使った方法で、「これ、カフェインを気にするよりも、それ以上に良くないものを身体に取り入れる事になってしまうよね?」と言うもので処理されていたそうですが、現在はそのように処理されたコーヒー豆は日本国内においては輸入も販売も禁止されています。(が、海外でお土産として購入したり、抜け道はいくらでもありますので日本に全く存在しないわけではありません)現状でのカフェインを抜く方法として一般的なものは、浸水させる方法。ごく簡単に説明いたしますと、水につけてカフェインを抜き、水から引き上げて乾かしてから出荷できる状態にするのですが、この過程を経ると、本来のコーヒーの生豆の色とは全く異なる茶色に変わってしまいます。これでは欠点豆かどうかの判断がより難しくなり、結果、普通の豆よりもカビ豆等の混入率が高まってしまうのです。結局薬剤は使わないにしろ、身体に気を使っていたつもりが逆に身体に良くないものを取り入れることになっていたなんて…。そんなわけで、「ほんとうにおいしいコーヒー」ではカフェインレスコーヒーをお作りしていません。・確実に安全であることを担保できないことが大きな理由です。皆様にもお伝えしていますように、「ここのコーヒーだけは具合が悪くなりませんでした!」と言ってリピートしてくださるお客様がたくさんいてくださる現状で、カフェインを抜いてカビを故意ではなくても混入させてしまう事はやはり考えられないのです。「カフェインレスは作られないのですか?」とご質問いただくことがありますし、きっとそういう方は色々な知識や経験を得てカフェインレスをお選びになられているのだと思いますが、世の中には広く伝わっていない、「でもカフェインレスコーヒーって結構おっかない飲み物ですよ?」と言うことを、せめて皆様だけでも知っていただけたらと思い最後にお伝えさせていただきました。でもきっと近いうちに美味しくて安全なカフェインレスコーヒーも作られるのではないかなと思っておりますよ。その際は柔軟に「ほんとうにおいしいカフェインレスコーヒー」もお作りできたらと思います。知っているようでそう言えば知らないことが多いコーヒーの素顔を、少しでも知っていただく機会となっていたのであればとても嬉しいです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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皆様多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。現在51%達成、¥2,589,468円ものご支援をいただいております。本当にありがとうございます。さて、「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第5回目。(バックナンバーはCAMPFIREの活動報告をご覧くださいませ)前回の第4回目では、濃い目に抽出できるドリップ方法と、その淹れ方で飲むコーヒーは身体に良いと言う研究結果が出ているお話をしました。使うコーヒーの粉の量にもよりますが、私の場合は40g使って100mlのコーヒー抽出液を作るので、それを2〜4倍に割るとなると結構な量になるので、やはりどうしても淹れたてをひとりで一気に飲むことは出来ません。そんな時はドリップした濃い抽出液を常時冷蔵庫に保存しておくのですが、これがとっても便利なのです。クラウドファンディングのご説明の際にも触れた通り、我が家にはこどもが5人います。家事をしたりこどものことをしたりのドタバタな毎日の中で、ふいに出来たスキマ時間。自分のためだけにその都度コーヒーをドリップして飲む、と言うのはちょっと難しかったりします。なので、今すぐ飲みたい!と言うタイミングで、5秒で美味しいコーヒーが飲めるのはこれ以上ない束の間のリラックスタイムになります。以前はパウチに入ったコールドブリューコーヒーをストックして飲んでいましたが、味がねぇ。なんか薄いんですよねぇ…。3年前の夏にロサンゼルスに行った時に、スーパーの冷蔵庫一面にズラーーーーーーーーっと並んだコールドブリューコーヒーの数々にそれはそれは驚き、種類の多さに感動。その普及率と支持の高さを垣間見たわけですが、コールドブリュー(水出し)コーヒーの良さは、・熱を入れないので旨味などの良さも出づらい反面、タンニン成分など雑味やエグ味につながる成分も出づらい・焙煎が今ひとつだったとしても欠点が出にくい抽出方法なため、無難な味でそつのないコーヒーが簡単にできるつまりは、水ではコーヒーの良いものも悪いものもなかなか引き出されにくいため、可もなく不可もなく変に突出した味にはならない、と言うイメージでしょうか。企業にとってもお手軽に作れてラインナップが豊富に出来、味もそこそこ。消費者も、手軽においしい、が色々選べるWIN-WINの関係によるマーケットの拡がりだったよう。多くの人が香りや旨味のメリットを後回しにしても雑味の少ないコーヒーを好み始めている傾向はありますが、とは言え、コーヒーのあのなににも代え難いアロマはやはり皆がコーヒーを好む最大の理由になっていると思います。コーヒーには香りの前駆体が約1000種類もあるそうで、熱を入れる事でどんどん香りとして花開いていくそうです。なので浅煎りよりは深めに煎るほうがよりたくさんの香りの種類が花開くのだそうで、例えば同じように焙煎するタンポポコーヒーやチコリコーヒー、大豆コーヒーや麦茶などコーヒー以外をいくら深く煎ったところで、「コーヒー様の茶色い焦がし味の飲み物」にはなれど、コーヒーのような香りが出ないのは、内包する香りの前駆体の数がまるで違うからだそうです。好みや体調の良し悪しなどもありますが、一般的にコーヒーの香りは「う〜ん、いい香り」と感じる人が多いです。杏林大学医学部の教授の実験によると、・挽きたてのコーヒー豆・レモンオイル・蒸留水を嗅いでもらってα波を測定したところ、コーヒーの香りを嗅いだときのα波の出現が飛び抜けて強かったそうです。また、静かな環境とざわついた環境での知的作業をやってもらったところ、どちらの環境もコーヒーの香りがあるだけで成績が良くなったそう。コーヒーの香りはリラックスしたり、作業効率を高める以外にも、嗅ぐだけで糖尿病を防ぐ薬と同じ作用もあるとか!コーヒーは毎日飲むと病気を予防すると言われていて、アルコール漬けになって壊れる肝細胞を保護してくれたりもするそうです。それにはカフェインが大きく関わっているそうで、カフェインについてを書くとまた長くなってしまうので、ここら辺はまた別の機会にでも。一日一杯、コーヒーを飲んで、「う〜ん、いい香り」と日々の英気を養ってみてくださいませ。


皆様多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。現在50%達成、¥2,524,468ものご支援をいただいております。本当にありがとうございます。さて、「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第4回目。前回の第3回目は、本当に美味しいものは数値ではなくて実際に口に入れた時に分かるのであり、難しいことは何もない。綺麗に洗った豆を濡れたまま焙煎することで初心者でも美味しくコーヒー豆を焙煎することが出来るので、ご興味のある方はせひぜひ一度、と言うお話をしました。本日は美味しく焼けたコーヒー豆をより美味しく、そして健康的に飲める抽出の仕方をお伝えいたします。このコーヒーの淹れ方ですと寒い時期であれば数日は常温保存可能。暑い時期でも冷蔵すれば1週間は美味しく飲めるため、香りや甘みや酸味やコクのバランスが刻々と変化し熟成を楽しめるものとなります。あまりにも甘みなどの味わいが違ってくるので、これは絶対に勘違いとかではないはず!と思い、たまらず糖度計を買ってみました。早速使ってみたところ、・ドリップしてすぐのコーヒー抽出液・ドリップして冷蔵保存で1週間経過したコーヒー抽出液どんな豆の種類・焼き方で比べてみても必ず0.5度ほど糖度が上がっているのです。さて、ではおすすめのドリップ方法とはいったいどんな方法?と言うことですが。簡単に説明すると、多めの粉を使って少量の濃いコーヒー液を抽出します。(40gの粉で100mlの抽出液をおすすめしています)ハンドドリップなのに、まるでエスプレッソのように濃く抽出出来るのですが、その濃いコーヒー液をコーヒーが飲みたいタイミングで、・お湯で割ってアメリカン(ホットコーヒー)・水で割ってアイスコーヒー・牛乳で割ってカフェオレ・アイスクリームに垂らしてアフォガートなどなど、それぞれのお好みでお楽しみいただけます。詳しいドリップ方法は「ほんとうにおいしいコーヒー」のInstagramアカウントにて動画でご覧いただけます。https://www.instagram.com/tv/CECKaQph-07/?igshid=z6r1fpgrqrjsさてこのドリップ方法と飲み方をお伝えすると、「え?コーヒーを割るの?薄めるの?」と驚かれる方がほとんどです。しかし喫茶店ブームが始まる前はこの方法でドリップされ、コーヒー液を割ってお客様に提供するスタイルだったとか。喫茶店ブームが到来し、オーダーが入ってからそれぞれ一杯ずつ抽出するやり方はとても特別感が出る演出だったため、次第にそちらが広まって行ったと聞いていますが、未だに濃いコーヒー液を割って供してくださる喫茶店もちらほらと存在はしています。また一般的なドリップの仕方は、10g〜20gで300mlを抽出しますので、「40gで100mlだけ?もったいなくない?」とも思われる方がほとんどなのですが。いやいやいやいや!!少ないコーヒーからたくさん抽出する方がもったいないのです。もったいなさすぎるのです。なぜなら、コーヒーを抽出し始めると最初の1分半から2分の間に甘味や旨み、有効成分(コーヒーは健康食品なのかな?と思えるほど身体に嬉しい効果のある成分が多数含まれています)が出て来ることが研究の結果判明しています。その後それらが出終わったあとは、雑味や苦味や出がらしが出てくるのみ。2分以降のドリップは、いくらがんばったって念じたって、雑味と出がらしの茶色いお湯しか出てこなくなるのです。つまりはですよ。一般的なドリップは、せっかく出てきた美味しくて身体に良い部分を、雑味と出がらしのお湯で割って飲んでしまっている、と言うことです。その方がもったいない!と感じるのは私だけでしょうか。そしてコーヒーと予防医学について研究をされ、コーヒーは身体に良いと発信され続けている、「がんになりたくなければ、ボケたくなければ、毎日コーヒーを飲みなさい」(集英社)の著者で知られる、東京薬科大学名誉教授で薬学博士の岡希太郎氏の別の著書、「珈琲一杯の元気」(医薬経済社)によると、この方法で淹れたコーヒーはあらゆる研究結果を精査した結果、身体にも良いとの事。(血中コレステロールを増やす成分を除き、加齢防止、しわ予防などなど)美味しい上に身体にも良いなんて、なんて素敵なコーヒーなの!と八方良しなコーヒーに思えます。が、ドリップしたては良いものの、それを保管しつつ飲んでいく方法のたった一つの欠点。それは…。香りが立たないこと!あのコーヒーを淹れたての香りはなんとも言えないものがありますよね。人を惹きつけてやまないコーヒーのアロマについての意外な効能などがこれまた長ーーくなりますので、それについては次回詳しくお話いたしますね。コーヒーの抽出の仕方も、器具が揃ってコツさえ掴めば何も難しいことはありません。抽出に必要な道具とコーヒー豆をお持ち帰りいただき、ご自宅に帰られてもすぐに実践出来るドリップワークショップもリターンでご用意しております。焙煎所が出来てからお好きなタイミングでご予約いただきご体験いただけます。ご興味ある方はぜひこちらもご検討くださいませ。


皆さま多大なるご支援を本当にありがとうございます。現在50%、¥2508168のご支援をいただいております。本当にありがとうございます。「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第3回目。前回の第2回目は、遠路はるばる日本までやってきてくれたコーヒー豆たちをねぎらうべく、温泉接待ならぬ、お湯で洗って汚れを落とし、さっぱりきれいになっていただく事をお話しました。コーヒーの生豆を扱った事がある人であれば、豆が汚れていることや、輸送されてくる段階でカビが発生する事は当たり前の事実です。でもそのほとんどが豆を洗わずに使っている。それはなぜか。「だって汚水処理設備が必要になってくるじゃないですか」とは、とある大手コーヒーメーカー社員が放った言葉だそう。手間がかかるから、工程が多くなるからではなく、汚水が出るからと言う答えは…大変示唆的で良いですね。全国に名が知られているようなコーヒーメーカー、ロースターであればあるほど、たくさんのコーヒー豆を焙煎しますから、水やお湯で洗ってしまったらその度にたくさんの汚れた水(お湯)が出てしまいます。洗った方が良いとは分かっていても、・設備投資やランニングコストのためにお金がかかる・水に浸かってしまうと乾いた状態では見えていなかった欠点豆がはっきり浮き出てきてしまって使える豆が少なくなるなどの理由で二の足を踏んでいることもあるのでしょうか。「おいしさ」「安全」の前に利益の追求が先立ったり、おいしさを追求している小さなロースターでも、そもそも「安全」という概念がなかったり。だから知らずに口にした我々消費者の身体を経由して、それぞれが排泄するときに汚水処理しといてね、と言った感じでしょうか?安全で美味しくするためのお金がかからない分、安くしとくからさ!みたいな。あとはスペシャルティコーヒーと言って、「生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること」と定義づけられた豆を扱っているから大丈夫なんですよ、と主張される方もいらっしゃいます。が、欠点豆が「ほとんどないから大多数は大丈夫」と捉えるか、「ほとんどないけど0ではない」と捉えるかでは、意味が違ってきますね。「ほんとうにおいしいコーヒー」では、そのスペシャルティコーヒーも使用していますが、それでもやっぱりカビが生えている豆はちゃんと混入しております。さて、こんなお話をすると、安全かどうかとはまた別の次元で、「生豆を洗うなんてとんでもない!旨味や水溶性の成分が溶け出して美味しくなくなるでしょう??」とおっしゃる方がとても多いです。えぇぇ、そんな、ホコリとかカビの胞子とかで覆われたままで、旨味や甘みやコクなんかをクリアに感じられるの??なんて私だったら思うわけですが、でも、旨味がなくなっちゃう、水溶性成分が溶け出しちゃう、とそっちのほうが心配な方もおられるのは事実なわけで。「とても信頼できる農家さんが農薬も使わず、田んぼの中にこどもが飛び込んだって安心な所で育てたお米を、安心安全で薬の心配もないし、旨味が逃げるからって、あなたは研がずに炊きますか?」「旨味がどのくらいとか、成分がどのくらいと数値で測って本当に美味しいものが作れるなら、美味しいものは全部、研究機関なんかで作ったら良いんですよ。それで本当に美味しいものが作れるならね。本当にうまいかどうかは、数値じゃないでしょう?実際に口に運んだ時に美味しいと感じるかどうかでしょう?洗ってみたら明らかに美味しくなる。何十年も焙煎して来た人の豆よりも、初心者がきれいにお湯洗いして焼いた方が美味しいコーヒー豆が出来上がるってどう言うことだろう?」とは、以前ご信頼申し上げていた焙煎士の方の弁。汚れているなら綺麗に洗って、それを乾かさずに焙煎を始めると初心者でも美味しく焼ける焙煎は、焙煎体験として皆様にもご体験いただけるようリターンでもご用意しております。焙煎所が出来てからいつでもお好きな日時で調整させていただきますので、ご都合の良い日にご自身のお好みのコーヒーを焼いていただくもよし。父の日や母の日、どなたかの誕生日などに合わせて、ご自身で焼いたコーヒー豆をプレゼントされてみるのもよし。ご興味ある方はぜひお待ちしております。


皆さま多大なるご支援をありがとうございます。現在48%、¥2444868のご支援をいただいております。本当にありがとうございます。さて「ほんとうにおいしいコーヒー」とそのほかのコーヒーとの違いとは?第二回目です。(バックナンバーはクラウドファンディングの活動報告ページをご覧ください)前回は、コーヒー豆の正体と、栽培方法がオーガニックであってもそうでなくても、コーヒー豆たちが日本に連れてこられるまでの輸送方法によってカビが発生してしまうので、ポストハーベストによる薬の心配以外にも、カビ毒という心配がある、と言う事を書きました。えー、もう、そんなん聞いたらコーヒーなんて二度と飲めないわ…なんて思ってしまうような内容でしたが、決して脅したいわけではなく、・知らなかったから選べなかった(=選択肢なし)から、・知った上で選んでいる(=選択肢がある中から自分の意思で決定)そんな消費者になれた方が幸せではないですか?これは何もコーヒー豆に限った話ではないですが、ひとまずここはコーヒー豆で話を進めて参ります。私は人生で二回だけ、「あ…このコーヒー、美味しい」と五感に響くコーヒーを飲んだことがあるのですが、私たちが手掛けているコーヒー豆は、まさにこの五感に響く「本当に美味しいコーヒー」です。この美味しいコーヒーを作るべく、薬を浴びたりカビたりしたコーヒー豆の本来の良さや特徴を引き出してあげられる方法、それは。「流水での50度お湯洗い」です。赤道近くの南国で育ち、かの地で身ぐるみはがされ発酵・乾燥させられ、現地のホコリやチリなどをまとわせながら袋に詰め込まれた後は、狭い船内にぎゅうぎゅうに積み込まれ汗をかきながら船に揺られて輸送されます。(もちろん航空便を使ったり、低温コンテナで運ばれてくる高価格設定されるコーヒー豆もありますので全てがそうではありません)ようやく日本に到着したと思ったら、虫がいたから、はい、燻蒸〜で、コーヒー豆さんたちはもうクッタクタでお疲れです。(燻蒸処理はあまりされる事はないとの事ですが、でも0%ではありません)そこで温泉ならぬ、熱いお湯を用意してあげまして、「長旅お疲れ様。さっぱりしてね!」と源泉掛け流しの温泉のようにお湯をせき止めず、流水ですっきり洗い流してあげます。これが水だったり、人肌程度のぬるま湯であったりすると、コーヒー豆についた雑菌たちの心地よい温度帯になってしまい、活動がさらに活発になるため、さっぱりさせてあげられません。前回、「カビは凍結しても、300度の高温で1時間熱したとしてもなくならない」事は書きましたが、カビ菌が付いたものを除去して捨てる以外の解決方法はお湯で洗う事なんだそうです。(あくまで付着だけしている場合です)公衆衛生の第一人者であり、カビ毒なんかを研究してこられた方からも、「お湯で洗うのは大変理にかなっている!」と太鼓判を押されたと言うこの方法。コーヒー豆さんたち、長旅お疲れ様♪とすっきりさせてあげている途中のお湯は、まるでかつおだしでも取ったかな?と言うくらいに色づきます。("コーヒー豆 汚い "で検索されると色々と写真も出てきますよ)これを初めて目の当たりにしたとき、「そこら辺のコーヒーはこの汚れごと焙煎して飲んでいるんですよ」とにこやかに説明されて絶句しました。コーヒー以外の身近なものでも、知らない世界、知ろうともしなかった世界はまだまだたくさんあるのだろうけれど…。コーヒーもなかなかどうして、ものすごい事実がありますでしょ。と言うわけで、まだまだ続きますが今日はここまで。明日は、大きな企業、ロースターだって、豆を洗いたい?でも洗えない?それはなぜ??と言うところを詳しく。それではまた明日に。