『たじま高原植物園』
樹齢1,000年以上の『和池の大カツラ』がシンボルツリーの自然公園『たじま高原植物園』。カツラの樹のふもとには1日、5,000tもの湧き水が流れ、水が命の源と分かる貴重な但馬の山深い場所なのです。その水質は一般細菌が0という極めて純度の高い腐れない水、これが当たり前かも知れないが、残念ながら現実はそうでない。だからこそこの水を未来永劫護っていかなければならないと、思います。
この綺麗な水が水路を通って田んぼに入り、その水から美味しいお米が穫れる。そのお米の藁を牛が食し、但馬牛となる。その牛の堆肥を田んぼに戻すという一千年以上前からの理想的な循環型農業が続いています。水と食べる物、水と人の生活には密接な関係があり、その事を考える機会になればいいのにと思います。
植物園は豊かな水に潤っており、そして森の中に光が差し込む場所。その環境を受けて、たくさんの植物(水中植物)、昆虫(水中昆虫)、小鳥がいる。『里山』といわれる豊かな自然環境、人と水と自然と関わる空間を改めて感じる場所、それがこの植物園だ。
普段の生活を少し忘れて森の景観、雰囲気に癒されることも大事な事と思います。日々の生活は小さな事、千年以上のスケールの大きな想いを持ってもらえればここに来た価値あると思います。
特に最近の猛暑にあって、この植物園はとても涼しく心地いい、リフレッシュの場所にはもってこいです。
但馬には水から起因する素材の食品が数多くある。農産品もそうだが、但馬海岸の海産物もそうだ。川を伝って豊かな栄養分を海まで運び、美味しい魚が獲れる。
素材の美味しいもがたくさんあるのは、但馬の自然環境があるからだと思います。これがベースにあって旨いものがたくさんあると思います。その事を踏まえて、広報活動もやっていかねばと、強く思っています。