森の紅葉が深まり、朝に霜が降りるようになってきた厚真町。椎茸たちは、モリモリと収穫量が増えてきました。少しずつ、リターンの配送を進めておりますので、「まだ届いていないよ!」という方は、もうしばしお待ちください。朝採りもぎたてたのしいたけをお届けいたします!クラウドファンディングのリターンには、おまけの三種類の塩食べ比べセットを一緒に送っています。肉厚で香りが豊かな原木栽培の「たのしいたけ」は、シンプルなオイルソテーに塩をふりかけるだけで味わいが深まりますよ。(※生椎茸の食べ方は、動画よりご覧ください〜!)今回、一緒にお届けしているのは、こちらのお塩たちです↓北海道八雲産海洋深層水をじっくり釜で煮詰めてつくった「万葉の詩塩 藻塩」 ▶︎ http://hokkaido-dabeya.shop-pro.jp/?pid=31382157北海道旭川のリアンファームで種から育てたバイオダイナミック農法ハーブとフランス産ゲランドの塩「Lien ハーブソルト」 ▶︎ https://ec.tsuku2.jp/items/20000338220802-0001不純のない太古の昔の海水岩塩層から採掘し、豊富なミネラルと必要な電解質を含む、BRC認証のヒマラヤピンク岩塩 ▶︎ https://www.amazon.co.jp/dp/B07PRQ2SR6/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_SAG6XX102HX35NC8ANS3?_encoding=UTF8&psc=1北海道八雲産の藻塩は椎茸の旨味をそのままに、Lien ハーブソルトは旭川産ハーブの強い香りが華やか、ヒマラヤピンク岩塩は椎茸の甘味を引き出します。ぜひ、食べ比べてみてください!乾燥椎茸を水やオイルで戻して、ソテーするのもおすすめです。どうか、おいしく、たのしく、召し上がれますように!株式会社たのしい
楽しい贈りものをくれる人を、私は尊敬します。それは、心が軽くなるような音楽や、ハッとさせられるような芸術作品、痛快で笑える映画、どこか違う世界に連れて行ってくれるような本だったり。それは、親しい人からの手紙や、言われてうれしくなるような言葉、ささいなおすそ分け、こっそり教えてもらうおすすめのお店や場所だったり。今回、このプロジェクトで私たちが「たのしいたけ」を贈ろうと思って始めたはずのに、終わってみたら、なんだか贈りものをもらったような気持ちになっています。個人情報保護上の問題で、プロジェクト終了まで支援者の方々のお名前やご住所は見られないようになっていたのですが、終了日に始めて支援者リストを眺めたときに、なんとも言えない感動に包まれました。「これだけの人たちが、応援してくれたんだなあ」と、ひとりひとりの名前を見ながら喜びを実感しています。と、同時に「これからも、応援してもらえるように頑張ろう」と励まされました。いいものをお届けできるように励みますので、お付き合いいただけるとうれしいです。楽しい贈りものをくれる人に、私は感謝します。楽しいから。
おかげさまで目標金額を達成することができました!!ご支援いただき、本当にありがとうございます!!もうひとつの目標、支援者100人まであと少し。残り2日となりましたが、もうひと応援いただけるとうれしいです。さて、先日リターンに追加した新商品ですが「すごく気になってる」「ギフトに良さそう」というお声をたくさんいただいていますので、ほんの少しだけ種明かしとして、予告動画をお見せしますね。レシピ監修を憧れのand recipe さんにお願いしました。 贈り物にうれしい、たのしい3種類のソース。 どんな内容になるのか、どんな風にお届けするかを 12月の発売までにSNS等でご紹介していきますので、お楽しみに。この新商品をいち早く食べていただける、追加リターンの【新商品を食べてもらい隊】おすすめです。
むかしから、完璧で強い主役が活躍する物語より、脇役のキャラクターが魅力的な物語に魅かれます。特にトーベ・ヨハンソンのムーミンシリーズは、登場人物がみんな不思議で変わり者で、ズボラだったり、人嫌いだったり、みんなどこか弱さや欠陥があるのに、それを包み込む優しさや、その個性を尊重し、敬意があるまなざしを持つ世界観がとても好きなんです。そして最近、ここ厚真町も、なんだかムーミン谷の様になってきている気がしてなりません。ハスカップで厚真町を盛り上げたいと奮闘している山口さんに、馬と一緒に暮らし、馬搬というレアな職業にチャレンジする西埜さん、厚真の産業や自然と子どもたちを繋ぎ、居場所をつくる役割を果たす放課後子ども教室を運営する上ちゃん、古民家でストイックに自家酵母のパンを作る此方の高田さん、美味しいヴィーガン料理とヨガで自然に健康になる提案をしているShijima Yoga Studio & Shijima cafeのジョンさん、東京の美容師からいちご農家へ転身した小林くん、そんな人たちを皮切りに、近年どんどん個性的なキャラクターの移住者が増え、いま若い世代のおもしろいことをやっている人が、注目するような街になっている様に思うのです。ありがたいことに、8月から企業研修型地域おこし協力隊として働いてくれている、なつみさん(この人もめちゃくちゃ個性的でおもしろい)のつながりや、クラファンにチャレンジしたことで、来訪してくれたり、興味を持ってくれる方が増えてきました。みなさんに厚真町の魅力をお伝えするとき、景観の美しさや森の豊かさ、原木しいたけを始めジンギスカンやお米の美味しさなど、いろいろ思いつくんですが、ここの一番大きな魅力は「完璧じゃなくていい」「チャレンジする人を応援する」という懐の深さがあるところなのかなと最近思っています。第一、私も決してオールマイティな人間ではなく、どちらかといえば足りないところの方が多いのに、そんな私でも会社を興して、なんだかんだ楽しく事業をやっていられるのは、周りに助けてくれる人がたくさんいることと、やりたいことをやればいいよという風土があるからなのかなと。私の好きなムーミン谷の様になっていく厚真町で、たのしく暮らしながら、たのしいたけを育てるなんて、なんて幸せなのかしらと、すっかりムーミンママの気分になっています。さて最後に、この人を忘れてはいけません。本当にムーミン谷に迷い込んだような森の中で、リスや猫と暮らしながら美味しいクッキーやケーキを焼くmomo cafeの未来ちゃん。これで、厚真町=ムーミン谷というの私の説は立証されましたね。
おもしろい形の雲を見つけたとき、歩いていてふと散歩中の犬と目があったとき、お風呂にゆっくり浸かっているとき。そんな日常のささいなことが私たちの「たのしい」であり、「こりゃダメだ。詰んだ」という場面で「おもしろくなってきやがった」と次元大介になりきって自分を奮い立たせたり、日々積み重なる雑事や仕事を前に「これを終わらせたら、ご褒美にアレを食べるんだ」と自分の前ににんじんをぶら下げたり。困難な状況を前にしたときに、ひとまず口角をあげてみるのが、私たちの「たのしい」なんです。株式会社たのしいという会社名の由来になっている、独楽吟(どくらくぎん)という歌集。橘曙覧(たちばなあけみ)という江戸時代末期の歌人の連作和歌集で、いずれも「たのしみは…」で始まり「…する時」で締められています。彼は貧乏でした。それもかなりの。その貧乏な日常生活のそこここに隠れている、小さな喜びや楽しみを歌った歌集はどれも身近で親しみやすいものばかりです。たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時(朝起きて庭に出てみると、おや?昨日まで咲いてなかった朝顔が大きく見事に咲いているではないか。ああ、こんな時なのだよ。なんとも言えずうれしくて幸せな気分になるのは)新井満 『樂しみは』講談社,2008この人は本当に幸せ探しの名人で、貧乏を嘆くのではなく、ほんの少しでもお金やお米が入ってくるとそれを大いに喜びます。ささやかな季節の変化を見逃さずに、それに楽しみを見出し、孤独を楽しみ、友人との時間も楽しむ、家族となごやかに食事ができたなら、これ以上の幸せはないという人生観は、私の幸福論の原点であり、指針でもあります。「ほりたのしいたけ」というダジャレだけで会社名を決めた訳ではないのです。起業したときに考えた「たのしいがやりたいこと」 それは、おいしさと健やかさの追求、しあわせと豊かさの追求。大人たのしい生活を商品や暮らしで伝えること。そして、私たちが考える「大人たのしい生活」とは「たのしいを見つける」こと。ビニールハウスにあたる雨の音や、カッコウやうぐいすの鳴き声。いろんな葉っぱの形や、水のはった田んぼに映る青空や夕陽。畑に広がる夏の匂いや、週末どこからか漂ってくる炭を起こす香り。春に採る山菜の苦味や、採ったばかりのハスカップの爽やかな酸味。土の触り心地や、タンポポの咲いた原っぱに寝っ転がった肌触り。ここ、厚真町での暮らしには五感を全開にして、常に生まれては消えていくささやかな変化を感じとる楽しみがあります。ひとりの食卓でも、ちょっといい器にキレイに盛り付けて、見た目と香りと味をゆっくり楽しむ。人と比べることなく、物や名声やお金にこだわらずに、自分の好きなことを大事にする、それを楽しむ時間をつくる。そうやって、過ぎ去る日々の生活の中に「たのしいを見つける」ことこそが、幸せをつくることにつながるのだと思うのです。みなさんの食卓に、私たちのたのしいたけをお届けすることで、美味しさだけではなく「たのしい」も味わってもらえたら。そう願っています。