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明治8年創業の醤油醸造所の「歴史」と「今」をつなぐ本を作りたい!

静岡県浜松市浜北区小松に、明治8年創業の明治屋醤油があります。 創業から幾度かの火災に遭い、戦後を知る人も80歳を超え、 かつての明治屋醤油の記憶を語る人も少なくなっています。 「今わかっていることだけでも形に残したい」 その思いから、明治屋醤油の「歴史」と「今」を伝える本を作ろうと決めました。

現在の支援総額

435,500

87%

目標金額は500,000円

支援者数

68

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 68人の支援により 435,500円の資金を集め、 2021/12/10に募集を終了しました

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現在の支援総額

435,500

87%達成

終了

目標金額500,000

支援者数68

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 68人の支援により 435,500円の資金を集め、 2021/12/10に募集を終了しました

静岡県浜松市浜北区小松に、明治8年創業の明治屋醤油があります。 創業から幾度かの火災に遭い、戦後を知る人も80歳を超え、 かつての明治屋醤油の記憶を語る人も少なくなっています。 「今わかっていることだけでも形に残したい」 その思いから、明治屋醤油の「歴史」と「今」を伝える本を作ろうと決めました。

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サクセスせずとも
2021/12/10 21:16
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クラウドファンディング最終日、終了まで後2時間。今回の私のチャレンジを応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。現在、合計金額434,000円となりました。これまで、67人の方に支援いただき、本当にありがとうございます。この数日間でたくさんの方に応援をいただき、感謝しかありません。今回のクラウドファンディングは、All in one方式です。本の制作はあらかじめ実行することを前提としており、目標金額に達していなくとも集まった金額を制作資金として頂ける仕組みです。今回集まった資金は、約束通り本の制作費として大切に使わせていただきます。そもそも、取り組みとして目標を達成することが、目的ではありません。私の力不足をみなさんの力をお借りして一緒に夢を叶えることが肝心な部分です。今回、いただいたみなさんのご厚意を無駄にすることなく、これから出来上がる明治屋醤油の本が、地域の方やこれからの若い世代の心に響くものになりますよう、全力で頑張ります。ご支援いただいた、みなさま。プロジェクトをシェアしてお知らせしてくださったみなさま。心の中で応援してくださった方々にも、感謝いたします。引き続き、このプロジェクトの行く末を一緒に見守っていただけたら、嬉しく思います。


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もろみの熟成が終わると、次は搾りの作業がはじまります。最初は、サラサラだったもろみは時間の経過とともに熟成し、ドロドロとした深い茶色に変化します。明治屋醤油では、蔵出しは3年。その他の醤油は1年半寝かせます。その間、微生物の力でジワリジワリと旨味を増して育っていきます。もろみが一時保存される大樽そして、このタイミングでまたホースが登場します。熟成を終えたもろみは、2階のもろみ部屋の入り口前に設置された大樽に移され、そこから、さらに1階のもろみを搾るための船と呼ばれる箱に移動します。2階から1階へホースを伝ってもろみが移動しますそして、麻袋の中にもろみを少しずつ入れて、重ねていきます。この作業を繰り返し、まずはもろみの重さだけで出てくる醤油をとり、それが落ち着いたら、その後機械で圧搾するそうです。もろみは、トロトロで水分が多いのでいきなり圧力を掛けても隙間から染み出してしまうのだそう。だから、この作業も何日か時間を掛けて、行うのです。麻袋の間から醤油が染み出してきますこうして搾った醤油は、そのまま生醤油として瓶詰めされるものと火入れして別れて商品として旅立ちます。この古い工場からどれだけの醤油が出荷されてきたのでしょう。明治屋醤油の美味しさは、この工場があってのものなのかもしれません。


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小麦を炒って、砕き、大豆を蒸して麹菌を混ぜ込んだものが醤油麹となるためには、3日間時間が必要です。明治屋醤油の麹室は、大豆を蒸す釜の向こう側。醤油造りの要となる大切な部屋は、工場の奥に鎮座されています。ちょうど中二階の位置にあり、室の下には、様々な仕掛けが隠れています。麹室の入り口まずは、温度・湿度を管理するヒーター。温度を設定すると自動で温度を調整してくれるそうです。スチームで温める仕組みなので、麹菌が好きな湿度も保ってくれます。麹室に空いた穴。この中に醤油麹を落としていきます。そして、出来上がった麹をもろみ部屋へ送る瞬間移動装置。床に空いた穴から醤油麹を入れると、空気の力でもろみ部屋に送られる仕組みです。コンプレッサーを動かすとブオーっという爆音とともに、醤油麹があれよあれよと運ばれて行きます。コンプレッサーが動き出したら、ひたすらこの作業古い工場なので、運ぶのにどんだけ人手が掛かるのかと思っていましたが、600kgほどある醤油麹は、一時間ほどで桶の中へと移動して行きました。醤油麹がホースで送られてきますあとは、塩水を加えて混ぜれば、もろみの仕込みが完了です。塩水を加えることで、麹菌の働きを抑制します塩水はこの古い樽に保存され、必要な分量を混ぜ合わせます。長年使用されてきた樽には、塩の結晶が付き、ここに流れてきた時間の長さを感じます。ところどころに塩の結晶が雪のように積もっています仕込みを終えたもろみは、1年半から3年の眠りにつきます。凍てつく冷気とむせぶような暑さを繰りかえし感じながら、発酵が進みます。さて、今年のもろみはどんな味になるのでしょう?仕込んだばかりのもろみは、明るい土色こちらは、仕込んでから2年目のもろみ 発酵が進んでこっくりとした色合い


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今回の取材で、はじめて動いている工場を見せていただきました。重厚な機械がいくつもある工場は、高低差を利用したいくつもの工夫がありました。醤油造りの行程は、下記の7行程と意外とシンプル。1.原料加工(小麦を炒る→大豆を蒸す→合わせる)2.醤油麹を作る→3.もろみを仕込む4.発酵を待つ(櫂入れ)→5.もろみを搾る→6.火入れ→7.瓶詰めそれほど複雑ではありませんが、このひとつひとつの行程に長年の経験に裏付けられた職人の感覚が潜んでいます。その集大成が、工場の仕組みに組み込まれ、息づいていました。その工場のポテンシャルが最大限に活かされて炒るのが「原料加工」の行程です。原料加工から、もろみを仕込むまでを11月下旬から2月頃の寒い時期に行います。小麦を炒る→大豆を蒸す→合わせるこの行程は、大きな炉を使う重労働です。小麦と大豆が1階と2階を行ったり来たりしながら、原料加工が進みます。小麦を炒るために、2階から炉に落とします炉の中で小麦が回転しながら炒られていきます1階にある小麦を炒る炉で小麦を炒ったら、2階に上げて、砕きます。炒った小麦を砕きます砕いた小麦は、1階に溜まるので、そこに麹菌を混ぜ込みます。その間、2階に大豆を上げて、温度を管理しながら蒸します。大豆を蒸す機械 蒸気で熱を送り、大きく回転しながら蒸し上げます蒸し上がった大豆と麹菌を混ぜた小麦を合わせる大豆が蒸し上がったら、もう一度小麦をクレーンで上げて大豆と混ぜ、混ざったところで、また下に落として、麹室に運び入れます。この後、温度管理された室に、3日ほど置くと醤油麹のできあがりです。蒸した大豆と麹菌を混ぜた小麦を合わせたら、裏側にある麹室に運びます工場の中を、上がったり下がったりしながら、醤油造りが進みます。決して近代的な工場ではありませんが、効率をしっかり考えて作られたお醤油造りのシステムがありました。人間の力で動かす機械のひとつひとつも一緒になってお醤油を造る。人馬一体ならぬ、人機一体となった工場は、人と機械と細菌たちが共に働く場所です。明治屋醤油の本では、この工場の仕組みもわかりやすく解説する予定です。どうぞお楽しみにしていてください!


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クラウドファンディングも残すところ、4日となり、工場見学と醤油搾り体験のリターンが、限定人数に達しました。おかげさまで、43人の方達にご支援をいただいております!温かい言葉とともに、応援をいただき、感謝しかありません。本当にありがとうございます!!!その他のリターンも残り少ないものもありますので、ご検討中の方はぜひ今週の金曜日までにご支援のほどよろしくお願いいたします!原料のストーリーと一緒に味わう蔵出しセット和ハーブインストラクターのレシピが付いたお醤油セット手彫りの豆皿と醤油屋のおやつセットオンライン講座付き、うちのおしょうゆキットのセット完成本のお届けも、着々と準備中です!